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2021.03.26

中2 探究の授業を紹介します 後編その3

中学2年で行われた探究授業の様子「後編その3」を本日はお届けします。
今回で2020年度に行われた中学2年生の探究授業の紹介は最終回となります。
前回の記事では「仮説の構築」の第2段階として、マインドマップから見つけた興味ある言葉を使って作り出した文や文章を、詳細な仮説文に作り変えていく生徒たちの様子を紹介しました。

最終段階となる第3段階は「仮説として有効か検証する」です。
検証は3つのステップで行われました。
1つ目のステップは第2段階で作成した仮説文に抽象的な表現がないかチェックを行い、何をどうしたら証明可能であるかをイメージし、文章にまとめていきます。
Oさんは第2段階で「家で食事をとる方が外食よりも好きな人の割合は50%を超えているのか。」という仮説文を作りました。
これを証明可能な形としてイメージし、より具体的に対象を絞り込んで、Oさんは次のような文章を作りました。
「20歳から29歳の人々が外食(持ち帰りの弁当や惣菜を利用していることも含む)をすることが、他の年齢層と比べて多いというのは事実か。」

次のステップは「根拠の収集」です。
仮説文の内容を証明するには複数の根拠が必要となります。
先ほどの仮説文の根拠としてOさんは2つの根拠を収集しました。
1つ目は、農林水産省のホームページから収集しました。
その内容をまとめ、文章化しました。
「農林水産省の平成14年9月の『食糧モニター調査』によると、1週間に外食をした回数は20歳未満の人は1.7回、30歳~39歳の人は2.6回、40歳~59歳の人は2.7回、60歳以上の人は1.4回であるのに対し、20歳~29歳の人は3.3回である。これは他のどの年齢層よりも多い。」
2つ目は政府統計の総合窓口「e-Stat」から収集しました。
文章化したものは次のようになります。
「『国民健康・栄養調査81』によると、外食を週に2回以上した人の割合は、30歳~39歳の人は13.3%、40歳~49歳の人は11.2%、50歳~59歳の人は10.2%、60~69歳の人は5.9%、70歳以上の人は2.7%なのに対し、20歳~29歳の人は14%である。これはほかのどの年齢層よりも高い。」

最後のステップは「用意した仮説で論文を書き始めることができそうか、最終確認をしよう!」です。
具体的にはルーブリックを用いて確認を行い、あてはまるものに丸をつけていき、点数化していきます。
また、隣席の生徒とノートを交換し、相互にアドバイスを行い、評価をしてもらうというワークショップを行いました。
Oさんは隣席の生徒から次のような評価をもらいました。
「根拠がしっかりしたデータなので、良いと思います!仮説もしっかりとした定義があるので、データを最新のものにすれば、大丈夫だと思います!」

4回にわたる連載で、本校の探究授業の内容、研究論文への取り組みを紹介いたしました。
このような取り組みを通じて、本校では生徒たちが自らの未来を切り拓いていくことができる力を育成しています。
これからも、洗足学園ならではの教育内容を、NEWS&TOPICSで紹介していきたいと思います。

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2021.03.18

中2 探究の授業を紹介します 後編その2

中学2年で行われた探究の授業の様子の「後編その2」を本日はお届けします。
第1段階としてマインドマップの制作と関心のある言葉を文章化していく手法を学んだ生徒たち。
第2段階へと進んでいきます。

次の段階は「興味関心ある内容を仮説の形式で表現する」ことへの取り組みです。
仮説文づくりは3つのステップで行われました。

1つ目のステップは前回作成した興味ある言葉を文章化したものを「Yes・No形式」の仮説文にしていきます。
例えばOさんは第1段階でマインドマップから「学校」という単語を選び、「女性」とう単語を加えて、「女性は学校が好きだ。」という文章を作りました。
これをYes・No形式の仮説文にすると「女性は学校が好きなのか。」となります。

2つ目のステップは「具体化してみよう」です。
先ほどの文をOさんは「女性は男性に比べて、学校で友達といる時間が好きなのか。」という文に変化させました。
学校での時間を「友達といる時間」と具体化し、また「男性と比べて」と具体的な比較対象を入れました。

3つ目のステップは「仮説文を詳細なものにしよう!」です。
2つ目のステップで作った文に、5つのW(Who=主体=誰が?、What=定義=どういう意味?、When=時間=いつから?いつまで?、Where=場所=どこで?、Why=因果=原因は?)の中から最低1つ選び、この視点を入れて仮説文を詳細なものにしていきます。
例えば、Oさんは「Where」を入れて、「日本の女性は、日本の男性に比べて、学校で友達といる時間が好きなのか。」という仮説文を作りました。

このように3つのステップを使って、生徒たちはマインドマップから見つけた興味ある言葉を使って作り出した文や文章を、次々に詳細な仮説文に作り変えていきました。
次回はいよいよ最終の第3段階である「仮説として有効か検証する」です。
今回作り出した複数の仮説文の中から選んだものに、生徒たちがどのように検証を行っていったかを紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。

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2021.03.17

中1 「洗足フシギ発表!」学年発表会を行いました

中学1年では3学期の総合的な学習の時間に「洗足 フシギ発表!」と題して、探究学習を行ってきました。
こちらのNEWS&TOPICSでも2回に渡って紹介して参りましたが、これまでの学習では、日本一の高さを誇る富士山に関して、自らが興味を持った不思議を「私のフシギ」として調査・考察を行い、chromebookを使用してスライドを作成し、クラス発表を行ってきました。

本日はこれまでの学習の集大成として、クラス代表となったグループが大講堂で学年の全生徒にプレゼンテーションを行いました。
代表に選ばれた生徒たちは250名以上の仲間たちを前に緊張しながらも、パワーポイントを駆使しながら、見事な発表を行っていました。
内容も大変詳しく、あるグループは「富士山の可視範囲」「女人禁制の伝統のわけ」「富士山の雪の境目の謎」「標高を測る基準」といった複眼的な視点で富士山について調査・検証を行いました。
その結果導き出した「富士山は20の都県から見える」「女人禁制には差別意識はない」「雪の境目は森林が関係している」といった結論を、根拠を示しながら丁寧にプレゼンテーションしていました。
使用されたパワーポイントも実にわかりやすく効果的に作られており、生徒たちの工夫が光りました。

授業の後半はNPO法人富士山ネイチャークラブの方にお越しいただき、富士山についての講演をしていただきました。
日本列島の成り立ちや富士山の構造から、命を育む森である青木ヶ原樹海まで、様々な角度からお話に、生徒たちは目を輝かせながらメモを取っていました。
各自が自分たちの力で富士山について調査したからこそ、他クラスの生徒たちの発表も富士山ネイチャークラブの方のお話も、より深く理解することができるということを、生徒たちは実感をもって経験することができたようです。

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2021.03.12

中3 長崎被爆地リモートフィールドワークを行いました

本校では毎年中学3年修学旅行で九州を訪れます。
修学旅行の大きなテーマの一つに平和学習が挙げられます。

修学旅行では長崎の被爆地を訪問し、爆心地公園から長崎平和公園まで約2時間のフィールドワークを行います。
その中で、被爆者の方から自らの体験や核兵器廃絶・平和への思いをお聴きし、平和とは何かを考えていきます。
フィールドワークの目的地となる長崎平和公園では、「洗足平和式典」を行いこれまでの平和学習、修学旅行の事前学習、当日の学びなどを振り返り、平和への思いをより強くし、将来につなげていきます。

本年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、毎年10月実施予定の修学旅行を3月に延期し実施する予定でしたが、現在の感染状況を踏まえ、生徒及びご家族の安全を考えた上で、中止の決定をいたしました。
修学旅行は中止となりましたが、「長崎被爆地リモートフィールドワーク」を本日実施し、平和学習を引き続き行いました。

現地の皆様にご協力いただき、長崎でのフィールドワークの際に生徒たちを案内していただく予定であった場所を撮影していただき、解説をしていただきました。
また、平和に向けた講演をしていただきました。
大講堂のスクリーン上でのリモートフィールドワークを視聴しながら、生徒たちは手元のワークシートに懸命にメモを取っていました。
そして、案内をしていただいた皆様、講演をしていただいた皆様に心を込めて感想を書いていました。(この感想は後日案内、講演をしていただいた皆様にお礼と共に郵送いたします。)

中学3年では年間を通して、平和に関する学習を行ってきました。
今年度学んだ内容を胸に、将来に向けて生徒たちはまた一歩、歩みを進めていきます。

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2021.03.11

東日本大震災追悼全校朝礼を行いました

これまでの10年間、洗足学園の生徒たちは、東日本大震災の爪痕を忘れることなく、被災地の復興のため、自分たちにできることを行ってきました。
弦楽合奏部、合唱部による被災地訪問、演奏会の開催。
文化祭における東北物産展の開催と収益金及び募金の寄付。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた昨年は、これまでの活動に代えて、大船渡市の戸田公明市長にインタビューを行い、被災当時の様子や復興の歩みをお話しいただいた動画を彩羽祭(文化祭)で放映するといった取り組みを行いました。

震災発生から10年目となる本日、学園では正門に国旗と喪章を掲げ、犠牲になった方々に哀悼の誠を捧げました。
新型コロナウイルス感染防止のため、放送で行われた全校朝礼では、宮阪校長先生のお話がありました。
校長先生は、震災で犠牲になった方々を追悼するとともに、瀬戸内寂聴さんの言葉を取り上げて、自然との関わり、防災に対する意識について生徒たちに語りかけました。
生徒たちは校長先生の話に真剣な表情で耳を傾けていました。
朝礼の最後に、全生徒・教職員が黙祷を捧げました。

本校では、今後も被災地の方々に寄り添うとともに、生徒たちの防災意識を高める取り組みを行っていきます。

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2021.03.10

中2 探究の授業を紹介します 後編その1

一昨日のNEWS&TOPICSに掲載いたしました中学2年で行われた探究の授業の様子の後編を本日はお届けします。
後編では、前編で紹介しました授業内容に生徒たちはどのように取り組んでいったのか、具体的な事例を交えて紹介していきます。

第1段階として生徒たちは、自分はどんなことに興味関心があるのかを探るため、マインドマップの制作に取り掛かりました。
メインブランチ(幹)として今回は自分の名前をノートの中心に書き、「得意なこと」「将来の夢」「好きな教科」といったセントラルイメージ(枝)を放射線状に伸ばしていき、そこに関係する単語(葉)をどんどん書いていきます。
Oさんは「将来の夢」というメインブランチに「留学」という小枝をつけ、そこに「ホームステイ」「寮」「英語」「海外の友達」といった葉をつけていきました。
このように自分の興味関心をマインドマップをつくることで、明確にしていきます。

次にマインドマップに出てきた単語(葉)から一つを選び、その言葉にあらかじめ用意された語群より選んだ単語を付け足して、文章化していきます。
例えば、Iさんはマインドマップから「和菓子」という単語を選びました。
語群の中から、「数」「保護」「経済」といった単語を選びました。
「和菓子」+「経済」では次のような文章を書きました。「和菓子は経済に大きく関わっている。日本経済新聞には和菓子の記事が多い。」
このようにして、興味関心のある単語同士を繋げて、文章化していく体験を通して、今回のテーマである「仮説」を文章化していく手段を学んでいきます。

次回は「後編その2」として、今回の探究授業の第2段階である「興味関心ある内容を仮説の形式で表現する」に、生徒たちがどのように取り組んだのかを紹介する予定です。

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2021.03.08

中2 探究の授業を紹介いたします 前編

先日のNEWS&TOPICSで、中学1年で行われた探究の授業「洗足 フシギ発表!」を紹介いたしましたが、今回は中学2年で行われた探究の授業を前編・後編に分けて紹介いたします。
本日は前編として、授業のコンセプトと授業内容の紹介をいたします。

中学2年の探究の授業は、昨年10月から今年2月までの期間に、全8回で実施しました。
中学3年、高校2年で行われる研究論文の執筆を念頭に、論文の要となる「仮説」を立てる練習が主な活動です。
その内容は、以下の3段階に大別されます。

1 自分の興味関心を探る
マインドマップや語群を活用しながら、日常の中で自分はどのようなことに興味を持っているのかを探っていきます。
マインドマップによって自分では普段意識することのない興味関心に気づき、また語群を使用することでその興味関心をさらに絞り込んでいきます。

2 興味関心のある内容を仮説の形式で表現する
仮説には、YES/NO形式であることや、実証可能な表現を用いることなど、いくつかのルールがあります。
例えば、単に「元気である」という表現よりも、「平均寿命が長い」といった表現のほうがより実証しやすい表現と言えます。
そのルールに照らし合わせながら、自分の興味関心を仮説文として表現していきます。
「具体化する」という点がとても重要なポイントであり、かつ困難なポイントでもあります。

3 仮説として有効か検証する
自分で作った仮説文が仮説として有効かどうかの検証を行うため、冬休みに「仮説文に基づいて実際に資料を集めてみる」という活動を行います。
論文は執筆せず、資料を集める活動のみに集中することで、おのずと研究のアウトラインをなぞることができ、仮説文の有効性の検証に集中することができます。
冬休みに調べた内容はルーブリックでの自己評価を行い、また冬休み明けの活動の中でクラスメイトと相互アドバイスを与えあいながら、中学3年での研究論文執筆のイメージを強くしていきます。

次回の後編では、この3段階の活動に生徒たちはどのように取り組んでいったのか、具体的な事例を交えて紹介していく予定です。

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2021.02.24

日経サイエンス4月号に企業とのコラボ授業が掲載されました

2月25日(木)発売予定の「日経サイエンス」4月号に、高校1年生の希望者を対象に東洋紡株式会社様と連携して12月17日(木)に実施した「社会発見!サイエンス講義」が紹介されました。

テーマとして環境問題への対応が掲げられ、「海洋プラスチックゴミ問題」と「地球温暖化問題」を通して企業の取り組みを事例に循環型社会の重要性を理解する授業が展開されました。

生徒たちはこの2つの問題に対して科学的なアプローチに留まらず、社会的なアプローチも重要であるなど、講師の先生のアドバイスをもとに多角的な考察を進めていきました。

本校では企業とのコラボレーション授業を今後も継続し、生徒たちに広い視野で社会を見つめる機会を提供していきます。

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2021.02.22

第21回日経STOCKリーグで中学3年生のチームが「敢闘賞」を受賞しました

日本経済新聞社が主催し、野村ホールディングスが特別協力をして開催された、第21回日経STOCKリーグで本校中学3年生のチームが「敢闘賞」を受賞しました。

日経STOCKリーグは、中学生・高校生・大学生を対象にした、コンテスト形式の株式投資学習プログラムです。
模擬株式投資を通して、生きた経済にふれながら企業を知り、社会を見る目を養っていきます。
本年度は全国294校、1643チーム、6535名が参加をしました。

中学生の部では、全国で22のチームが入選し、そのうち本校中学3年生の3チームが入選しました。
入選したチームのテーマは以下の通りです。
・「超☆腸活投資」
・「お姫様ライフ」
・「UNLOCK A PATH TO DIVERSE SOCIETY」
このうち「超☆腸活投資」が、見事「敢闘賞」に輝きました。

高校生の部では、全国で26のチームが入選し、そのうち本校高校1年生の1チームが入選しました。
入選したチームのテーマは以下の通りです。
・「Chewing Japanese Food~健康的に、全ての世代が食べられるを目指して~」

3月7日(日)に入賞者の表彰式がオンラインで行われる予定です。
日経STOCKリーグにチャレンジし、素晴らしい健闘を見せた全ての参加生徒に大きな拍手を送りたいと思います。

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2021.02.19

ハーバード模擬国連に参加した生徒の感想が届きました

1月28日から31日まで、アメリカ合衆国ボストンで開催されたハーバード模擬国連会議にオンラインで参加した生徒から感想が届きました。

生徒たちの感想から、模擬国連会議とはどんな学外交流活動なのか、どのような準備を行い、当日は何をしたのか、模擬国連に参加することで何が得られたのかといったことが大変わかりやすく伝わってきます。
是非お読みいただければと思います。

 
高校2年 M.S.さん
This year, the conference was online, but I was able to have the same opportunity as last year’s HMUN. Although physical conferences and virtual conferences are different, I still got to see people’s faces, and there was not much a difference between last year and this year. Waking up was a huge struggle for me, but once I opened the computer, I was able to see so many people from different countries. HMUN is just GREAT!!!
模擬国連は、世界情勢や社会問題についての知識を得るだけでなく、スピーキング能力、ライティン能力、コミュニケーション能力や思考能力などを強化できる場所でもあります。
そのなかでもHMUN(ハーバード模擬国連)は一番この経験を身近に感じられる環境です。
今回もHMUNに参加できて、光栄に思っています。

 
高校1年 N.M.さん
Erudite and articulate high school students from across the globe assembled to discuss the issue in the World Health Organization, “human genome sequencing.” The versatility of the participants’ backgrounds, one of the remarkable aspects of Harvard MUN, allowed both in-depth conversation of the issue and incorporation of unique perspectives to the debate. Although I was concerned if we participants could extract the best of teamwork in an online conference, the environment allowed more democracy concerning participation, such as the usage of online polls and hand raising functions on zoom.
The goal of the MUN is to construct a thorough solution, which is called a draft resolution, to the given issue as a team. Through the four days of debate, I was able to receive positive feedback and encouragement from other delegates concerning speeches I made when representing my team. I was at first surprised at how supportive they were and able to gain confidence thanks to my team’s support. Moreover, listening to the other teams’ speeches and their solutions were very inspiring, as it opened my eyes to what I could become in my next Harvard MUN.
I appreciate the experience I had, and would look forward to dispersing the knowledge I acquired in HMUN and practicing further in the Senzoku MUN team.
今世界で注目されている「ゲノムの塩基配列」について討論するため、世界各国の優秀な高校生たちがハーバード模擬国連、世界保健機構の議場に集まりました。
今回の模擬国連で多面的な議論展開と多種多様なトピックに関する鋭い洞察の両方が見られたのは、ハーバード模擬国連特有の参加者のバックグラウンドの多様性あってこそだと思いました。
今回はオンラインでの開催となり、チームワークを発揮できるのか少し心配でしたが、運営スタッフや個人がZoom の挙手機能や投票箱などを利用し、より民主的な討論の進め方ができたように思えます。
模擬国連においての最終目的とは、議題に対して網羅的な解決策、つまり決議案をチームとして構築することです。
四日間の討論の中で私は数回自分のチームの意見を代表してスピーチを行いました。
毎回ほぼ全員のチームメイトから励ましの言葉やフィードバックをもらいました。
チームの一人ひとりが驚くほど協力的で、スピーチをするにつれてどんどん自分に自信がつくのを感じました。
また、他のチームの代表者のスピーチや私達とはまた一味違った彼らの解決策を聞くのはとても刺激的で、良い勉強になりました。
来年のハーバード模擬国連に向け、こんな風にうまくなりたいという明確な目標ができました。
今回のハーバード模擬国連に参加できたこと、そして貴重な体験を味わえたことを心から感謝しています。
洗足学園の模擬国連同好会に私が新しく得た知識と体験を広め、仲間とさらなる高みを目指して練習していきたいと思います。

 
高校1年 K.K.さん
I had a genuinely fulfilling experience attending HMUN. This year, we were unable to attend in person, but I believe that the online environment allowed me to reach a higher potential in my abilities. The conference being held online gave me more chances to speak in committee and I enjoyed making speeches. I was also happy to meet many new people in my committee who were all from different backgrounds, and they gave me an insight into their lives, which was far different to mine, which was intriguing. I am glad to have prepared hard for these four days which I won’t be forgetting any time soon.
コロナ禍で、海外に渡航し対面での模擬国連へ参加することができない中、私はハーバード模擬国連にオンラインで参加させて頂きました。
時間が限られており、たった4週間ほどで国際情勢を調べ上げ、スピーチを用意して会議に臨みましたが、とても実りのある会議ができ、自分の成長に大きく繋がったと思います。
オンラインならではの外交戦略、どのようにしたら自国に最大限のメリットをもたらす解決案に持っていき、いかに効果的に発表をするかを自分に問いかけることができ、とても面白かったです。

 

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2021.02.18

全日本学生美術展で本校生徒の作品が入賞しました

第65回全日本学生美術展において、本校美術部の高校1年Hさんの作品「念い」、中学1年Tさんの作品「ニュー・グルナ」が特選に選ばれました。
2名の生徒は本日授賞式に出席し、賞状を授与されました。
また、佳作に高校2年のTさんの作品「来し方行く末」、中学3年のNさんの作品「The chain of eyes」、Hさんの作品「つま先立ち」が選ばれました。

壇上で表彰されたHさん、Tさん、佳作に入賞した3名をはじめ美術部の生徒たちは全日本美術展での入賞を目指して、懸命に活動をしてきました。
特選・佳作に入賞した生徒たちにも、惜しくも入賞を逃した生徒たちにも、その頑張りに心から賛辞を送りたいと思います。

入賞した5名の作品は、明日まで東京都美術館2階第一展示室にて展示されます。
なお、東京都美術館で行われる展覧会は日時指定事前予約制となります。
入場には全日本学生美術会のホームページよりチケットの予約・購入が必要となります。

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2021.02.17

中1 富士山のフシギについての発表を行いました

2月16日5時間目、中学1年では先週に引き続き総合的な学習の時間に「洗足 フシギ発表!」と題して、探究の授業を行いました。
先週の授業では日本一の高さを誇る富士山に関して、自らが興味を持った不思議を「私のフシギ」として調査、考察し、chromebookを使用して、スライドの作成を行いました。

「富士山はなぜ日本人にとって特別なのだろうか?」
「なぜ富士山は美しいのか?」
「もし富士山が噴火したときの被害はどれくらいなのか?」
といった各自が設定した不思議について、今週はいよいよスライドを用いて発表を行いました。

教室を覗くと、中1生たちは3~5人程度のグループで発表を行っていました。
各自が作成したスライドを巧みに用いながら、堂々とわかりやすく調査結果を紹介していました。
メンバーは交代制で全員が発表に携わりました。

society 5.0を迎える社会では、一つの目標に向かって協働していく能力、自らの考えを的確に相手に伝えられる能力が求められます。
生徒たちはこの探究の授業を通して、着実にその力を身に着けているようでした。

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2021.02.09

中1 富士山のフシギについて探究の授業を行いました

本日中学1年では総合的な学習の時間に「洗足 フシギ発表!」と題して、探究の授業を実施しました。
今回は日本一の高さを誇る富士山に目を向け、自らが興味を持った富士山に関わる不思議を「私のフシギ」として調査、考察し、発表のスライドを作成しました。

教室をのぞくと生徒たちはchromebookを使用して、真剣にスライドの作成を行っていました。
生徒たちがテーマとして設定した「私のフシギ」は幅広く、実に多彩です。
「なぜ富士山は美しいのか?」
「もし富士山が噴火したときの被害はどれくらいなのか?」
「富士山はなぜ日本人にとって特別なのだろうか?」
「富士山の高さはどのように測量されているのだろうか?」
生徒たちの着眼点の鋭さ、好奇心の旺盛さには感嘆を禁じえませんでした。

この日に作成したスライドを使って来週16日に発表を行います。
発表の様子はNEWS&TOPICSに掲載をする予定です。
今から生徒たちの発表が楽しみです。

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2021.02.08

日経ウーマノミクス・プロジェクト公式サイトに本校での授業が紹介されました

「日経ウーマノミクス・プロジェクト」の公式サイトにて、12月17日(木)に高校1年生の希望者を対象に東洋紡株式会社様と連携して実施した「社会発見!サイエンス講義」が紹介されました。

授業ではテーマとして環境問題への対応が掲げられ、具体的な事例として地球温暖化の問題、廃プラスチック・海洋プラスチック問題といった社会的な問題が取り上げられました。

記事では「プラスチック問題を考える~女子中高生が企業に学ぶサイエンス講義」としてこの授業の詳しい内容がレポートされています。
是非以下のリンクから記事をご覧いただければと思います。

日経ウーマノミクス・プロジェクトのトップページはこちらから

本校で行われた東洋紡様によるサイエンス講義の紹介記事はこちらから


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2021.02.03

第3回中学入試の出願締め切りは2月4日15時です

2021年度中学入試第3回目の出願締め切りは2月4日(木)15時となります。
受験料の支払いも、クレジットカード払い、コンビニエンスストア払い共に2月4日(木)15時までに完了していただく必要があります。

事前登録(マイページ登録)がまだの方は、以下のページから事前登録へお進みいただき、マイページを作成後にご出願ください。
こちらのページ内にある「事前登録はこちらから」のボタンを押し、事前登録を行ってください。

事前登録を既にお済ませの方、追加出願の方はマイページにログインをしていただき、出願受付へお進みください。
マイページへのログイン及びご出願はこちらのページより行ってください。

出願の詳しい説明は以下のページよりご確認ください。
WEB出願に関する詳しい説明はこちらからご覧ください。

お問い合わせは以下のメールアドレスにて受け付けております。
ao@jh-staff.senzoku.ac.jp

皆様のご出願をお待ちしております。

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2021.01.28

中1「文献調査について」の授業を行いました

本日は1月26日(火)に行われた中学1年「探究」の授業をご紹介いたします。

1月12日の総合的な学習の時間に「『探究する』ということ」をテーマに、大講堂で講義を受けた中学1年生。
「探究」を行っていくには「物事を掘り下げて考える力」「多角的なものの見方ができる力」が重要になることを理解していきました。

この日は「探究」を行っていく上で必要となる「文献調査」についての授業が、教室でクラスごとに行われました。
研究論文の執筆をはじめ多くの機会で、自らの意見を構築していく際や検証をしていく際に「文献調査」を行うことは欠かせません。
授業では「書籍」「論文」「辞書」といった「文献」の紹介からはじまり、それぞれの「文献」の特徴と扱い方について担任の先生から説明がなされました。
その後、各種文献の引用の行い方、批判的な読み方、「情報」と「知」の違いが解説されていきました。
生徒たちは手元の用紙にメモを取りながら、真剣に聴き入っていました。
最後に担任の先生から「あなたの探究を『知』の一部にしていきましょう」というメッセージが送られました。

今後も教育の大きな柱として洗足学園は「探究的活動」を進めていきます。

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2021.01.27

中学1年Kさんの挑戦を紹介します

中学1年生のKさんは、幼い頃から地層をはじめとした地学が大好きです。
小学生の時に執筆した自由研究のテーマは「海岸の石ころを調べよう」。
図書館で文献を探し、博物館では学芸員の方に取材を行い、実際に各地で石の採集をしました。
地学への関心は洗足学園入学後も増していき、地学に関わる学外活動に挑戦したいという思いが募っていきました。

そんな時、学外交流活動を中学1年の先生方が集め紹介しているサイトに掲載された「第13回日本地学オリンピック」に目が留まりました。
難しい内容だけれども、面白いと思われるものが多く、挑戦してみたいとKさんは決意しました。
学校の勉強の合間に高校の教科書を読んだり、自分なりの勉強を積み重ね、昨年12月に行われたオンラインでの一次予選に挑みました。
予選通過はなりませんでしたが、Kさんは手ごたえを感じていました。
校長室で宮阪校長先生に活動を報告した際にKさんは、「来年も挑戦したい」、「将来は世界大会を目指したい」と力強く語ってくれました。

志を持って夢に向かって挑むKさんの姿は本当に素敵です。
洗足学園はKさんの挑戦を全力で応援していきます。

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2021.01.26

「おかねの作文コンクール」の表彰状授与式を校長室で行いました

第53回「おかねの作文コンクール」で執筆した作品が特選である金融担当大臣賞に選ばれた隠岐知夏さんに、表彰状と副賞が届きました。
例年金融広報中央委員会が主催する表彰式にて受賞者に授与が行われておりますが、本年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、表彰状と副賞の郵送に代えられることとなりました。

本校では隠岐さんの栄誉を称え、昨日校長室にて宮阪校長先生より表彰状と副賞を授与する授与式を行いました。
隠岐さんははにかみながらも、大変誇らしい様子で、校長先生より表彰状と副賞を受け取りました。

「おかねの作文コンクール」は金融広報中央委員会が主催し、金融庁、文部科学省、日本銀行などが後援として行われる作文コンクールで、全国の中学生を対象に作品を募集しています。
2020年度は1,723点の作品が応募されました。
隠岐さんの作品「ぶたの貯金箱の使い道」と講評は、金融広報中央委員会の公式ホームページ「知るぽると」でお読みいただけます。
金融広報中央委員会「知るぽると」はこちらから

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2021.01.21

中1「気象キャスターが伝える 天気予報の裏側」講演会を行いました

本日中学1年では「Minerva Seminars 講演会」を行いました。
今回の講演のタイトルは「気象キャスターが伝える 天気予報の裏側」。
講師はNHK総合「ニュース シブ5時」で気象情報を担当されている気象予報士の黒木愛子氏です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、黒木先生とオンラインで教室をつないだ講演といたしました。
講演では黒木先生より、以下の3つのテーマが語られました。
・天気予報ができるまで
・気象キャスターの仕事について
・知っていると得する天気予報の知識

現在中学1年では理科(生物・地学)の授業で気象について学んでいます。
生徒たちは授業で学んだ内容と黒木先生の話を結び付けて、学校での学びが社会でどのように活用されるのかを理解することができたようでした。
また、本校では中学1年よりキャリア教育を行っています。
気象キャスターの仕事を通じて、生徒たちは自らの生き方と社会との関わりについて考えるきっかけを得ることができました。
講演後は生徒たちと黒木先生の間で、活発な質疑応答が行われました。

今後も「Minerva Seminars 講演会」では社会で活躍される方の講演を通じて、生徒たちの視野を広げ、より社会や学問を身近に感じられる機会を提供していきます。

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2021.01.19

「自分の可能性を『探る』」オンライン授業を行いました

高校2年では、WEBを利用した学習期間中の5月23日に、「『幸福な自己実現』を考えるオンライン授業」をNPO法人日本学生社会人ネットワークにご協力いただき、実施しました。
「幸福な自己実現」をテーマとして探求学習を行い、自らの思考を深めていきました。
具体的には、様々なバックグラウンドを持つ社会人約30名の方にご協力いただき、10名前後のグループに生徒たちは分かれ、オンラインでのディスカッションに臨みました。
社会人の皆さんと共に「イキイキと自分らしく生きる未来を描くとは?」「幸福な自己実現は何なのか?」を「対話」を通じて考えていきました。

その第2弾として、1月16日(土)の総合的な学習の時間に、再びNPO法人日本学生社会人ネットワークにご協力いただき、教室と社会人の皆さんをオンラインでつなぎ授業を行いました。
今回のテーマは「自分の可能性を『探る』」です。
社会人の皆さんとの「対話」を通じて、⾃分の気付いていない⻑所や関⼼、魅⼒を発⾒していきます。
また、様々な職業に就き第一線で活躍されている社会人の皆さんの話を聞いて、目指したい⾃分像を探っていきます。

生徒たちはオンラインで繋がった社会人の方々に積極的に質問を投げかけていました。
ディスカッションを通じて徐々に自分の考えがまとまり始めたとき、生徒たちは大変生き生きとした表情を見せていました。

生徒たちがこれからも自分の未来を描く力を身に着けていくことができるよう、サポートを行っていきます。

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