Exchange Programs
他流試合
(学外交流活動)
模擬国連に代表される学外交流活動や研修プログラムへの参加も洗足が積極的に推し進めてきた教育のひとつです。今や300を優に超えるコンクールや学外セミナーの中には生徒自らが探し出し、参加を希望する活動もあり、さらに増えつつあります。これらの機会を通して、プレゼンテーションのトレーニングや世界の同年代との交流による啓発や学びは、視野を広げ、意識を高める上での貴重な機会となっており、参加者に大きな成長をもたらしてくれています。
Exchange Programs
他流試合
(学外交流活動)
模擬国連に代表される学外交流活動や研修プログラムへの参加も洗足が積極的に推し進めてきた教育のひとつです。今や300を優に超えるコンクールや学外セミナーの中には生徒自らが探し出し、参加を希望する活動もあり、さらに増えつつあります。これらの機会を通して、プレゼンテーションのトレーニングや世界の同年代との交流による啓発や学びは、視野を広げ、意識を高める上での貴重な機会となっており、参加者に大きな成長をもたらしてくれています。
国際哲学オリンピック
2022年度国際哲学オリンピック選考会においてグランプリに輝き、昨年ポルトガルで開催された「第30回 国際哲学オリンピック」に出場した高校3年多田夏希さんが、2年連続で「第31回 国際哲学オリンピック」に出場しました。
「国際哲学オリンピック」は、1993年に東ヨーロッパを中心とした各国の高校・大学の哲学教師が協力して始めた、高校生の哲学エッセイコンテストです。
国際哲学協会連盟の後援、ユネスコの協賛を受け、毎年5月に参加国を会場として開催されます。
本年度の開催地はギリシャ、会場はインターナショナルオリンピックアカデミーです。
31回目の開催となる今年のテーマは「競争の公平性」です。
生まれ持ったものはそれぞれ違う中で、どのように公平に競争をしていくかという内容を考えていきます。
エッセイライティングや講演会からなるプログラム以外にも、世界からの参加者との交流という貴重な経験が積める場となります。
参加の報告に訪れた校長室で、多田さんは2年連続で出場したことにより、昨年よりもさらに多くの収穫があったと語ります。
エッセイの執筆では、思考を以前よりも格段に深めることができ、納得できるものを書き上げることができました。
その背景には、昨年から今年にかけての洗足での1年間で、リーダーとしての経験を積めたことが挙げられると話してくれました。
皆の意見をまとめて率いていくには、目標を明確に提示できるかが重要で、その中でロジックの大切さを実感したという多田さん。
洗足での学びや行事での経験を通して、論理性を鍛えてきたことが、今回のエッセイの作成でも世界中の参加者との話し合いでも有効であったと語ります。
昨年は相手から聞かれて答えることが多かったが、今年は自ら発信して行くことができたと宮阪校長先生に話し、報告を締めくくりました。
高校生ビジネスプラングランプリ
日本政策金融公庫主催の「第10回高校生ビジネスプラングランプリ」の最終審査会が1月8日(日)に行われ、高校1年生のHさん、Kさん、Fさん、Sさんの4名のチームが、4,997組の応募の中から見事「審査員特別賞」を受賞しました。
日本政策金融公庫主催の高校生ビジネスプラングランプリは「活力ある日本の誇り、地域を活性化するためには、次世代を担う若者の力が必要である」という理念のもと、高校生・高専生がビジネスプランを作成する過程を通じて、自ら未来を切り拓いていける力を養うことを目的として開催されています。
本大会は、オリジナリティーやアイデアの面白さだけではなく、収支計画や利益計算など、経済的な側面からも提案内容が評価されます。
高校1年生4名は、傘で発電するシステム「あんぶらいと」の開発プランを考え、審査に向け準備を始めました。
夏休み前から企業や大学の専門家に何度もお話を伺い、プランの具体性や実現の可能性を高めていきました。
予備審査を通過し、ファイナリスト10組に選ばれた生徒たちは、東京大学で開催された最終審査会に進出しました。
当日は、完成度の高い発表を行い、審査員からの質疑にも堂々とした姿勢で的確に応答を行いました。
審査員特別賞の受賞の瞬間、4名が満面の笑顔で喜んでいる姿が大変印象的でした。
受賞の報告に校長室を訪れた際、生徒たちは今大会を振り返り、次のように感想を述べていました。
「『科学』と『経営』など、異なる分野を融合することの大切さとその可能性を感じました。」
「企業の皆さんや大学の先生とのやり取りが大変良い経験になりました。」
「頑張ったことが形になっていく過程で、自分たちが社会から評価されていくのが大変嬉しかったです。」
「4人がお互いに足りない部分を補い合い、チームワークを深められました。このチームだからこそ『審査員特別賞』を受賞することができたのだと思います。」
生徒たちの挑戦には、無限の可能性があります。
果敢に挑み続けた生徒たちに、心からの賛辞を贈りたいと思います。
化学グランプリ
「化学グランプリ」は公益社団法人日本化学会が主催し、文部科学省が後援する大会で、日本全国の高校生以下の生徒たちが化学の実力を競い合う場です。
マークシート式試験の一次選考を突破した成績優秀者約80名が二次選考に進出します。
二次選考は実験をともなう記述式試験で、今年は秋田大学にて合宿形式で行われました。
二次選考を経て、S.Aさんは見事「金賞」を受賞しました。
出場のきっかけを問われると、Sさんは「これまで学外活動に出たことはありませんでしたが、友人たちのチャレンジの話を聞き、私もいつか挑戦したいと思っていました。そんな時、化学グランプリ開催の話を聞き、私の好きな化学なら挑戦できると思い参加を決意しました」と語ってくれました。
対策として、中学2年の時に自主的に購入した理科の教科書を読み込み、約10年分の過去問題を解いたというSさん。
「どんなに難しい問題でも、理解をしていれば必ず解くことはできます」と力強く語ってくれました。
本大会の受賞により、Sさんは来年1月に開催予定の「国際化学オリンピック」の代表候補に選出されました。
更なる挑戦に向け、日本化学会から配付された「熱力学要論」をはじめとした書籍で勉強をしていると話してくれました。
現在「国際化学オリンピック」と並行して、「科学の甲子園」にもチャレンジ中とのこと。
Sさんの頑張りを今後も応援していきます。
2022年度 学外交流活動 実施例(抜粋)
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