Exchange Programs

他流試合

(学外交流活動)

 模擬国連に代表される学外交流活動や研修プログラムへの参加も洗足が積極的に推し進めてきた教育のひとつです。今や250を優に超えるコンクールや学外セミナーの中には生徒自らが探し出し、参加を希望する活動もあり、さらに増えつつあります。これらの機会を通して、プレゼンテーションのトレーニングや世界の同年代との交流による啓発や学びは、視野を広げ、意識を高める上での貴重な機会となっており、参加者に大きな成長をもたらしてくれています。

第53回「おかねの作文コンクール」で金融担当大臣賞受賞

 第53回「おかねの作文コンクール」で中学3年のO.C.さんが特選である金融担当大臣賞を受賞しました。
「おかねの作文コンクール」は金融広報中央委員会が主催し、金融庁、文部科学省、日本銀行などが後援として行われる作文コンクールで、全国の中学生を対象に作品を募集しています。2020年度は1,723点の作品が応募され、O.C.さんは「ぶたの貯金箱の使い道」をタイトルに作文を応募し、見事特選である金融担当大臣賞に選ばれました。
受賞作を掲載いたします。

「ぶたの貯金箱の使い道」
 人はお金でモノを買います。一方で、本当に買えたのはその一瞬の満足感だけであるという買い物がしばしばあります。特に小学生のころの私はそればかりでした。少し難しくて読んでいたらかっこよさそうな本、周りの友達みんなが持っている文房具、なんとなく集めたかったストラップ。全部買っては読まずじまい使わずじまいで、部屋にはモノが溢れかえり、悩んでいました。そこで私は中学1年生の時、いわゆる「断捨離」をすることにしました。「今、使っていないモノは捨てる」と心に誓い、どんどんモノをゴミ袋に詰めていきます。本棚からは開いた形跡さえない本が、引き出しからは一生かかっても使い切れないと思うほど大量の色ペンと見たこともないストラップがいくつも見つかり、残念ながら全てゴミと化しました。結局、小さな自分の部屋からゴミ袋3つ分ものゴミが出ました。
 しかし、すっきりとした部屋を見ても私はちっとも嬉しくありませんでした。それは使いもしないのに買っていた、ゴミ袋に詰まったたくさんのモノを見て、今までの自分の行動の愚かさを実感したからです。「もったいない」とモノそのものに対しても、支払ったお金に対しても感じました。見栄や一瞬の満足感のために。まさに「塵も積もれば山となる」でかなりのお金を捨てたことに気づいたのです。
 翌日、母と一緒にゴミ袋のなかのモノをバザーに出したり、寄付したりするために仕分けている時、母からもらったお小遣いをこんなに無駄にしてしまっていたことに申し訳なさを感じて、小声で「ごめんなさい」と言いました。すると母は優しい声でこう言いました。「いい勉強になったね」と。私は怒られると思っていたのでびっくりしました。母は続けて「こういうためにお小遣いを渡しているのよ」と微笑みました。私は母のその顔を見て、ゴミ袋に入ったぶたの貯金箱を机の引き出しに戻しました。
 それ以来私は、無駄な買い物をしないように、買う前に一度立ち止まり、必要性を考えることが出来るようになりました。おかげで浪費しなくなったお金を、あの時ゴミ袋から戻したぶたの貯金箱にコツコツ貯めています。そのお金は母がくれた「お金の大切さ」を学ぶ勉強代の分、母に何かプレゼントをするためのものです。それは貯金箱を引き出しに戻した時からずっと決めていました。
 お金とは、たくさんのことが出来る素晴らしい存在です。もちろんお金で欲しいモノを買うことが出来ます。しかし決してそれだけではありません。ゲームを買うことで楽しい時間を過ごせたり、遊園地に行って友達とのかけがえのない思い出を作れたり、タクシーに乗って時間や快適さを買うことが出来ます。それと同時に、見栄やプライドのためだけにお金を使うことだって出来ます。では、一体お金は何のために使うことが大切なのでしょうか。まだ自分で稼いだこともなく、働かなくても生きていける私に答えは出せません。それでもお金に関して、無駄遣いをしていたあの経験から言えることがあります。それは、「お金はたくさんあれば幸せなわけではない」ということです。私はたくさんお金を使ってモノを買っていた時、いつもどこかで満たされない気持ちがありました。しかし、お金の使い道をよく考えて行動するようになってから少しのお金でも、自分の本当に好きな趣味にお金を使って没頭したり、今あるモノを大切に、愛着を持って使ったりすることが出来るようになって、とても満足感を持っています。現代はお金があれば幸せになれると思っている人が多いように感じます。しかし本当に大切なのはお金をたくさん「持つ」ことではなく、そのお金をどのように「使う」のかということではないでしょうか。
 私はぶたの貯金箱に入れたお金の使い道は自分自身が幸せになれる最高の使い道だと思っています。将来、社会に出て働いた時も、見栄やプライドのために欲しくもないモノを買うのではなく、自分や周りが幸せになれるお金の使い方をしたいです。

ジャパンメトロポリタン模擬国連大会主催

 6回目を迎える洗足学園中学高等学校模擬国連同好会主催のジャパンメトロポリタン模擬国連大会(JMMUN)が2021年3月27日(土)・28日(日)の2日間にわたって開催されました。昨年度は残念ながら中止となりましたが、今年はオンラインを利用し開催いたしました。
 国内の学校より11校136名、海外からはアメリカ合衆国のCAPISTRANO VALLEY HIGH SCHOOLが参加し、まさにオンラインの良さを生かして国境を越えた国際色のある大会となりました。
 コロナ禍の中、企画の立案から参加校の募集、参加校への説明やアドバイス、オンラインを利用した大会内容のプログラミング、当日の運営・進行、模擬国連新聞の制作・発行に至るまで、全てを生徒たちが一から組み立て、最後までやり遂げました。
 今年のテーマは「転換~人間社会の再構築~」。
 今大会の主宰を務めた高校2年生は、「昨年から猛威を振るっている新型コロナウイルスによって一変してしまったこの社会に、私たち次世代が対応して活躍すること、そしてその試行錯誤の中で新しい可能性を見つけようという希望が込められています。この大会がその一助になることを願います。」と、このテーマに込められた思いを語ってくれました。
 初めて模擬国連に参加する学校の生徒たちにも模擬国連の楽しさを感じてもらえるよう初心者クラスも設け、中級者クラス、上級者クラスと3つのレベルを委員会には設定をしました。

サイエンスキャッスル「アサヒ飲料賞」審査員特別賞受賞

 中高生を対象とした未来の研究者の卵たちをサポートする研究助成プログラム「サイエンスキャッスル研究費2020」でアサヒ飲料株式会社が設定した「アサヒ飲料賞」の採択チームに選ばれた本校高校2年生のK.Sさん、T.Sさんが審査員特別賞を受賞しました。
 両名は「サイエンスキャッスル研究費2020」において「ピーマンの苦みを抑えて、ピーマン嫌いの子供たちにおいしいピーマン料理を食べてもらいたい」という思いから、ピーマンの苦み成分を分析し、その調和方法を探り、美味しく食べるための研究を提案しました。
 「アサヒ飲料賞」の採択チームに選ばれた後、アサヒ飲料株式会社の研究員をアドバイザーに迎え、オンラインで月に1度1時間程度、ミーティングをしつつ、実験内容の検討、実施、検証を4回も重ねて、研究を進めていきました。
 研究を振り返って2人から出た「1人では成し遂げられませんでした。2人で研究ができて本当に良かったです。」との言葉は、文系クラスに在籍しているK.S.さん、理系クラスに在籍しているT.Sさんが、お互いそれぞれの強みを生かし、協力し合って今回の偉業を成し遂げたことが大変よくわかる言葉でした。

2020年度 学外交流活動 実施例(抜粋)

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