Disaster Control
災害への対策
本校では、震災などによる緊急災害時に備えて、心身両面からのケアが行えるよう次のように対応しています。
大地震発生時の学校の対応
災害発生に備え学校では保護者への連絡システムの整備、生徒の安全の確保、食料の備蓄などの準備を行っています。大地震が発生した場合、学内にいる生徒の安全確保を校内にいる全教職員で行い、地域の安全の確認、公共交通機関の運行の確認、保護者の受け入れ態勢の確認がとれるまで、学校に待機させます。安全の確認が取れ次第、緊急メール配信にて保護者へ連絡し、受け入れ態勢が整った生徒より順次下校させます。
【学校の備蓄】
- ・食料:非常用食品(全校生徒3日分)
- ・飲料:非常用飲料水(全校生徒3日分)
- ・簡易トイレ
- ・発電機:34.4KW×1機、900W×2機(中学高校単独で利用)
登下校時のメール配信
登下校時に本人が校舎内に設置されたカードリーダーにICカードをタッチすることで、保護者と学校に入退出情報が配信されます。生徒の登下校情報を確認することで、生徒の安全の確保をより確実にしていくことができます。また、メールで保護者の方々に生徒の登校・下校を知らせ、登下校時の危険・保護者の不安の軽減を図ることにつながります。さらに、緊急時の保護者との連絡を確実に行うことができます。
一斉連絡メール配信
学校から全校、学年別、クラス別、クラブ活動別などに、連絡メールとして活用しています。また、休校の基準などに関わらず、生徒登校時間前もしくは生徒が学校にいる際に暴風、大雪などの気象警報が発令された場合もしくはそれに準じる天候の場合にメール配信を行います。
加えて、地震や災害発生時に生徒の安否情報を伝えるメール配信も行います。
災害時報告システム
災害により電話、携帯電話、メールの使用が不能もしくは遅延している場合でも、生徒との連絡がとれる学校専用のネットワークです。システムにアクセスすることで、学校WEBサイト上に学校が掲載した安否情報をインターネット経由で確認できます。災害発生時においては、携帯電話各社・大手プロバイダー等が災害時伝言板サービスを用意していますが、登録者が一斉にアクセス・利用することが想定され、伝言板システムのダウンが懸念されます。同様に、携帯メールに関しても、サーバーの能力を超えるメールが殺到し、メールサーバーがダウンするのを回避するために、携帯電話各社がアクセス制限をかけた結果、大幅な遅延が発生するというケースも実際にありました。
洗足学園では、本システムは学校専用のサイトで利用者制限を設けており、インターネット環境さえあれば、確実に情報を登録・確認できる体制を整えています。また、アドレスが記載されている「災害時被災報告カード」(CoCoねっとカード)を配付し、生徒・保護者が常時携帯することで、登下校中に災害が発生した場合は「CoCoねっと」にアクセスすることができ(災害時被災報告カード利用、QRコードを読み取る)、生徒・保護者の双方で災害伝言板機能を利用できます。
緊急帰宅班の編成
災害により交通機関が停止した際、学年・クラブなどの垣根を越え、同じ沿線、同じ駅を利用する生徒同士で助け合い、身の安全を図りながら集団帰宅できるようにしています。また、班別に集会を開くことで、災害発生時に速やかに生徒同士が協力し合えるようにします。
防災への取り組み 実践例
4月6日(月)、2026年度初回の防災訓練・講話を実施しました。
訓練は、地震が発生した後、1階の調理室から火の手があがったという想定で実施しました。
生徒たちは、各教室において、放送の指示に従って全員が頭部を守る姿勢をとりました。
管轄消防署の協力を得て、校舎内の各所に教員と消防隊員が立ち、生徒たちがグラウンドに安全に避難できるよう誘導をいたしました。
今回は、地震発生時に自動的に閉まる防火扉を校舎内の各所で閉め、より実際の災害発生時に近い環境で避難を行いました。
また、教員側も119番通報訓練を行いました。
グラウンドで全員の避難の確認をする点呼の後、グラウンドで消火器の使用説明と防災講話を、高津消防署警防第1課の皆様に行っていただきました。
消火器の説明や消防隊員ならではの緊迫感のある講話に、全生徒が真剣に耳を傾けていました。
洗足学園では、万が一の事態に備えて、災害時連絡システムや防災マニュアル、被災後の生活への備えを万全に整えています。
しかし、そのシステムや仕組みを生かすには当事者である生徒たちの意識が重要になります。
生徒たちの眼差しから、防災意識を高めていこうという強い意志が感じられました。
その後、帰宅班別に集合し、登下校時の災害発生に備えた集会を行いました。
洗足学園では、全校生徒を通学経路ごとの班に分けています。
緊急の場合には学年に関係なく、この帰宅班ごとに協力して無事に帰宅できるよう工夫を行っています。
15年前の東日本大震災の折には、訓練の成果もさることながら、生徒一人一人が的確に判断を行い、迅速にグラウンドに避難できたことが思い出されました。
帰宅が困難になった生徒も助け合いながら、全員無事に乗り切ることができました。
自然災害の多い日本では、いつ地震をはじめとした災害に見舞われてもおかしくありません。
どんな時も冷静に身を守ることができるように、日ごろから防災意識を高めることの大切さを皆で確認しあう一日となりました。

