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2020.11.09

米国大使館広報部によるディスカッションに参加しました

史上稀にみる激戦となった米国大統領選挙は日本でも大きな話題となりました。
そのアメリカ大統領選挙を目前に控えた10月26日(月)に、米国大使館広報部による「The 2020 Presidential Election in the U.S.-Which Candidate do you support and why?」をトピックとした「バーチャルRoundtable Discussion」が行われました。
本校からは中学3年の小川凜々さんと佐藤慧奈さんの2名が参加しました。

新型コロナ対策としてWEBを利用した形で行われた今回のディスカッションですが、当日は以下のスケジュールで進行しました。
・担当外交官より挨拶~政党チームメンバーの発表
・討論準備~共和党、民主党チームに分かれて討論者を決定
・討論開始~トピックに沿った政策の説明・トピックに沿った政策への反論
・担当外交官よりまとめ

討論のトピックは以下の5つで、小川さん、佐藤さんは事前にこのトピックに関連する政策を調査して、当日に臨みました。
・Foreign policy
・Environment
・Healthcare
・Economy
・Education

自分自身の考えだけを深めるのではなく、自分が支持しない考え方も学び、それによって新しい発見が得られることは、ディーべート・ディスカッションの醍醐味です。
参加後に本人たちが本記事に感想を寄稿してくれましたので、掲載いたします。

私達は、2020年のアメリカ大統領選挙において、どの候補者を支持するか、外交、経済、医療、環境、教育の5つのトピックについて話し合いました。
これらの問題に対する候補者の立場のすべてに同意することはできませんでしたが、支持者の視点から考える良い機会になりました。
小川凜々

最近ニュースでアメリカの大統領選についての記事を多く見かけるのでこの話題について理解を深めたいと思ったので参加しました。
実際に参加してみて感じたのは、やはり相手が大学生だったので内容は難しかったです。
今回のディベートに参加したことによりアメリカの大統領選を以前より理解できるようになりました。
佐藤慧奈

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2020.11.05

高1 キャリアプログラムを実施しました

高校1年では11月4日(水)・5日(木)の2日間にわたりキャリアプログラムを実施しました。
本校では高校1年の4月にホームルーム研修を宿泊行事として実施し、高校生としての自覚を持ち、将来について考える機会としています。
コロナ禍により本年度はホームルーム研修の実施を見合わせることになりましたが、生徒たちが自らの生き方をじっくりと考え、将来を見据えるきっかけとして「キャリアプログラム」を実施することにいたしました。

2日間のプログラムは、企業・大学から講師を招いての講演やOGを招いてのワークショップなど多岐に渡り、幅の広い研修となりました。
その概要を掲載いたします。
11月4日(水)
□ 企業講演
架空の家族設定から生涯に必要な経費を考える授業
途中で生徒の意見を参考にしてシミュレーションを行いながら進行

□ OGによるキャリアプログラム1
各教室にて卒業生による講演及びワークショップ
企業に就職しているもしくは家族を支えている卒業生7名
・文学部→出版社勤務
・法学部→製造業勤務→夫の海外勤務に家族と共に帯同
・教養学部→IT関連業勤務→海外事業関係事務職
・商学部→商社勤務
・工学部→飛行機整備士
・海洋生物学部→水族館勤務
・獣医学部→病院勤務→事務職

□ 東京工業大学の講演
テーマ「大学での学びと研究」
教授・大学院生による現在の研究を選んだ経緯について等の講演
教室での分科会及び質疑応答

11月5日(木)
□ 日本医科大学しあわせキャリア支援センター長による講演
テーマ「キャリアデザインと大学選び」

□ OGによるキャリアプログラム2
大講堂にて卒業生による講演
テーマ「女性としての人生の選択」

□ 教室にて 2日間の振り返り
企業講演、大学及びOGの講演・ワークショップの振り返り
自分の価値観・AIとの共存・将来像と目標について考える
感じたことの意見交換

この2日間を通して高校1年生たちは、傾聴力を身に着けるとともに、キャリアについて考えることを通じて自己理解を深め、自己実現に向け一歩前に進むことができました。
これからも生徒たちが社会に関心を持ち、仲間と学びを共有した上で、成長していけるよう支えていきたいと思います。
 

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2020.10.29

第9回こども文学賞に本校生徒が入賞しました

本校ではコロナ禍の中でも生徒たちが積極的に学外交流活動(本校では「他流試合」と称しています)に参加しています。
既に本年度参加した学外活動は120件を超え、300名を超える生徒たちが学外で自分の力を試しています。
学外交流活動と一括りにしておりますが、その活動の幅は広く、ボランティア活動やコンペティション、WEBでの模擬国連への参加からコンテストへの応募に至るまで多岐に渡ります。

本日は鎌倉文学館が主催する「第9回こども文学賞」で本校中学3年の管 真結子さんが中学生の部で見事入賞を果たしましたことを紹介いたします。
「こども文学賞」は2012年に鎌倉文学館が創設したコンテストで、毎年全国の小中学生から「詩」を募集しています。
次代を担う子どもたちの「創作」を応援するのが目的であり、自由な発想が生かせる「詩」を多くの小中学生が創作し、応募しています。

今年は1,272作品が応募され、管さんの作品は中学の部で入賞した10作品の中に選ばれました。
作品のタイトルは「蝋燭」。
11月8日(日)より、鎌倉文学館2階特別展示室前の廊下に受賞作品のコピーが展示されます。
是非鎌倉文学館に足をお運びいただき、菅さんの作品をはじめ受賞した作品をご覧いただければと思います。

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2020.10.23

卒業生の活躍をレポートします

洗足学園は社会に有為な女性の育成を掲げ、日々教育を実践しています。
本校の卒業生は社会でどのような活躍をしているのか、今回は2006年に本校を卒業した中川加奈子さんの活躍をレポートします。

中川さんは本校卒業後、東京海洋大学に進学、大学では海洋物理学を専攻し、学びを深めました。
同校を卒業後、「郵船ロジスティクス株式会社」に入社、現在は船舶・航空などの輸送手段を利用し運送を引き受けるフォアダー業務の中でも海外への輸出を担当し、8人のチームをまとめるチームリーダーとして活躍しています。

洗足学園在学中は英語が苦手であったと謙虚に語る中川さんですが、現在の業務ではクライアントとのやり取りは英語が半分以上を占めるとのこと。
「大学でも論文は英語でした。語学の基礎を洗足でしっかり学べたことが役に立ちました。」と語ってくれました。
大学で海洋に関する学問を学んだことから、船会社を目指すことに決めた中川さんですが、その中で「物流」の大切さを知ります。
物流はインフラと同様に生活の土台となるもの、物流から人々の生活を支えたいとの思いを強くし、郵船ロジスティクスに就職しました。

現在の仕事のやりがいについて尋ねると、こんなエピソードを語ってくれました。
「コロナ禍の中で、海外にマスクを運送する依頼を受けました。
しかし、届けなければならない期日のリミットが間近に迫っている無理がある発注でした。
厳しい状況ではありますが、短期間で届けるための様々な輸送手段を検討し、各方面にアプローチを行い、何とか期日までマスクを届けることができました。
その時にお客様より心からの感謝をいただきました。
この仕事をやっていて本当に良かったなと思う瞬間でした。」
仕事をするにあたって、語学をはじめ幅広い学力が必要なことは言うまでもありません。
それに加えて、「他者に奉仕する精神が大切」と語ってくれました。
このエピソードからも中川さんが大切にする精神が大変良く伝わってきました。

日々の仕事を行っていく上で「奉仕の精神」と共に大切だと感じるのは「『話の引き出し』と『幅広い教養』を持つこと」と中川さんは話してくれました。
「クライアントとコミュニケーションをとる際にも、チームのメンバーと協働する際にも、幅広い教養に基づいた話の引き出しはとても大切です。」と続けます。
そのために毎日のニュースの視聴をはじめとした日々のインプットを欠かさない中川さん。
自らがまとめるチームのメンバーともこの引き出しを使って情報共有を行っているそうです。
「仕事をしていく上で、チームビルディングは何よりも大切です。」と語る中川さんに、生徒たちがコミュニケーションを円滑に行い他者と協働していく際のアドバイスをもらいました。
「自分の意見をきちんと言うこと。そして、相手の意見をしっかりと聞くこと。当たり前かもしれませんが、とても大切なことです。」と語ってくれました。

是非在校生たちに講演をしてもらいたいとの宮阪校長先生の依頼を快諾してくれた中川さん。
今から講演が待ち遠しいです。
 

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2020.10.22

NHK全国学校音楽コンクールのHPに合唱部の動画が掲載されました

毎年夏に行われていたNHK全国学校音楽コンクール(Nコン)は、2020年度は新型コロナウィルスの影響で中止となりました。
今年はその替わりとして、課題曲を歌った動画を投稿しあい、交流を深める企画が立ち上がりました。

その動画掲載・交流サイト「みんなのハモリ場かたり場」に本校合唱部の中学生の合唱動画が掲載されました。
彩羽祭の準備もあり、また人数も少ない中、合唱部の中学生たちは一生懸命に練習を行い、心を込めて歌いました。

「みんなのハモリ場かたり場」には動画と共に生徒たちのメッセージも掲載されています。
動画の感想を送ることもできますので、是非動画を視聴後サイト内にある「感想を送る」ボタンからご参加いただければと思います。

NHK「みんなのハモリ場かたり場」の洗足学園中学校の掲載ページへはこちらからどうぞ
(下のサムネイルの画像をクリックしても、掲載ページに行くことができます。)

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2020.10.21

部活動紹介 本日は硬式テニス部を紹介いたします

2学期の中間考査も無事終わり、今週より部活動が再開されました。
生徒たちは学業に、部活動に、学外活動に、土曜午後の活動に、精一杯取り組んでいます。
連載中の部活動紹介、本日は運動部の中でも屈指の人気を誇る硬式テニス部の活動を生徒が紹介いたします。

こんにちは、硬式テニス部です。
私達は高校生20人、中学生10人の計30人で週4日活動しています。
大会に向けてテニスの技術向上を目指し、日々練習に励んでいます。
合宿・大会などすべての行事に対して全力で取り組む部活です。
学年の枠を超えて切磋琢磨しながらも楽しく活動しています。

テニスコートをソフトテニス部と交互に使用しています。
テニスコートでは基礎練習と試合に向けた実践練習をしています。
テニスコートを使用できない日は、グラウンドでラダーやメディシンボールを使用したフットワークの練習とランニングなどの体力づくりを行っています。
ほとんどの部員が初心者です。
入部してからはテニスの基礎練習と体力づくりを行う期間を経て、実際にコートに入って練習します。
またコーチに指導して頂いています。

新型コロナウイルス感染防止のために以下のことに取り組んでいます。
・距離を保って活動を行う。
・こまめにアルコール消毒を行う。
・必要最低限の声出しのみを行う。
飛沫感染防止の為、向かい合ってのアドバイスを控えているので、練習中のアドバイスはGoogle社のClassroomに投稿しています。

受験生の皆さんへ
受験勉強は辛いことも多いと思いますが、受験勉強を乗り越えた先には楽しい学園生活が待っているので頑張って下さい!
部員一同、洗足学園に入学した皆さんと一緒にテニスができることを楽しみに待っています!

 

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2020.10.15

教育環境のICT化を着々と進めています

本校では新型コロナウイルスの流行以前より、教育や学校環境のICT化を進めておりました。
一人一台Chromebookを所有していただき授業や家庭学習に活用することをはじめ、校内の無線LAN環境の整備や電子黒板の導入など、最先端の教育環境を実現してきました。
それにより、コロナ禍で校内での授業が行えなかった4月・5月もWEBを利用した授業を滞りなくスムーズに行うことができました。

6月以降の対面授業再開後も、コロナ禍での経験を生かし、より充実した教育と学習環境の整備を進めています。
例えば、本校では既に傷病などの理由により学校で授業を受けられない生徒に対し、教室での授業をライブ配信して自宅で授業を受けられる仕組みを導入しています。
この日は、その際に話者である先生とその板書内容を自動でカメラが追尾するシステムの検討のためのプレゼンテーションを受けました。
この他にも、より安心できる教育環境を提供できるよう、玄関での顔認証付き検温システムの導入検討も進めています。

Society 5.0の時代を迎えるにあたって、ICTを積極的に取り入れた教育環境を提供することで、生徒たちに機械と人がこれまで以上に関係しあう時代に欠かせない科学的な思考の重要性や、AIやビックデータを取り入れた創造社会の到来を確実に伝え、洗足学園ならではの最先端の教育を実践していきたいと思っています。
 

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2020.10.14

津田塾大主催エッセイコンテストで本校生徒が受賞しました

津田塾大学英語英文学科が主催する「第三回エッセーコンテストJr.」において、中学1年の早川 瑞希さんと前田徒和さんが見事受賞しました。
今年のテーマは「好きなことば」です。
大事にしていることば、励ましてくれることばについて、考えた内容を英文のエッセイで表現しました。

早川さんは「Jr.大賞」に、前田さんは「Jr.奨励賞」にそれぞれ選ばれました。
二人のエッセイを掲載いたします。

“When life gives you lemons, make lemonade.”
Whenever I feel that life is boring or I’m in a difficult situation, I remember that I have to make lemonade. This has helped me numerous times. When I moved to Singapore, I felt as if the whole world was against me. I couldn’t understand what the teacher or my friends said. However, that was when my teacher taught us this quote, “When life gives you lemons, make lemonade”.
Because I had written it down in my notes, I was able to understand the meaning. From that day, I took this situation as an opportunity to learn English. I studied as hard as I could, which now is a great help. This was when I learned that every difficult situation is an opportunity to make yourself better. Every difficulty that we overcome makes us stronger people.
Since the coronavirus pandemic began, I felt as though I was trapped in a cell every single day. We have to wear masks, stay home, and social distance with our friends. I felt very unlucky that I lived in this world in this time. However, this was when I realized, the pandemic was a lemon and I had to make lemonade. When I thought about it, there were many positive sides to this pandemic. Since lockdown, I spend more time with my family, which I didn’t used to do a lot before. I can spend time pursuing my hobby because my life isn’t as busy anymore. I started to realize things that I didn’t think about because my life before was filled with events. I started to keep a journal writing what I had that was fun that day. I made a very sweet lemonade out of sour lemons.
Life is limiting, therefore, every single moment we spend is priceless. That is why we have to make ourselves better and better every second. The way to do this is to face problems but stay positive and take it as an opportunity. It is about doing whatever we can do to make today better than yesterday no matter what situation we are in. It is impossible to have fun every single day. However, what matters most is the fact that we do our best to do what we are able to do. Life is about how we overcome these obstacles and how much we can enjoy difficult situations.
Senzoku Gakuen
J1 Mizuki Hayakawa

 

“Two roads diverged in a wood, and I—
I took the one less traveled by,
And that has made all the difference.”
The lines above are quoted from the last stanza of The Road Not Taken. The Road Not Taken is the first poem written by Robert Frost that I had read, and that was how I encountered these words. It is also the poem that had opened my eyes to the splendor of poetry.
The speaker in The Road Not Taken first comes to two roads in a forest, and wishes to travel both. He eventually decides to travel the path he sees as less traveled, but later doubts his choice, knowing that he would not be able to return and take the other road. The speaker thinks for a while about the choice he did not make. However, in the end, he says that the result made “all the difference” in his life. Looking at only these three lines, the poet is telling the reader that we must accept our choices, regardless of whether it was correct or not. We sometimes do not take the path we desired, and we regret the choice we made. Like most people, we wonder if the other option would have offered something better. The “two roads diverged in a wood” represents a decision we all have to make in our life. In the verse “I took the one less traveled by”, the narrator chooses without any particular reason; he chooses with his instinct. In the final verse, Frost explains that our life would be altered in some way, whichever option we choose. Until the change occurs, we cannot regret the choice we have made, for we cannot go back and we cannot foresee the result.
If I had to make a decision, I of course would not be able to know the outcome of the choice. Whether it is correct or not, I will make the best out of it. I will walk down that road, face the challenges, and have the experiences that will make the change in both my present and future life. As the poem has taught me, that is what should matter to me in that moment I make the decision. The most important lesson I have learned, though, is that poetry has the ability to pass on knowledge to others.
Senzoku Gakuen
J1 Towa Maeda

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2020.10.13

NHKクローズアップ現代のサイトに本校生徒の取り組みが掲載されました

以前NEWS&TOPICSの記事で紹介いたしました本校高校2年生の考案した「魚が食べないレジ袋~エネルフィッシュ」がNHK「クローズアップ現代」のサイト「地球のミライ」で取り上げられました。
海のプラスチックごみ問題に取り組んだ本校生徒の挑戦は、同局の「おはよう日本」で特集が組まれ大きな反響を呼びました。

持続可能な社会の実現に向けて、海の生態系への影響を減らしていく取り組みは今後ますます重要になっていきます。
本校でも10月2日のNEWS&TOPICSの記事でご紹介したように、中学1年の総合学習で生徒がSDGsに関するスピーチを行うなど、持続可能な未来への生徒たちの関心は高まっています。
高校2年生たちが取り組んだ「魚が食べないレジ袋~エネルフィッシュ」への取り組みは、若い世代がこの問題に関心を持つ大きなきっかけになるはずです。
是非、彼女たちの取り組みをNHK「クローズアップ現代」のサイトでお読みいただければと思います。

NHK「クローズアップ現代」のサイトはこちらから

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2020.10.09

NHK「週間まるわかりニュース」で本校の入試問題が取り上げられます

10月10日(土)午前9:00からNHK総合テレビ、NHKBS4Kで放送予定の「週間まるわかりニュース」で本校の中学入試「理科」の過去問題が取り上げられます。

実際の試験問題や予想問題を使ってニュースを深堀りするコーナーである「ミガケ、好奇心!」において、エルニーニョ現象について問う問題として、2020年度中学入試第2回理科の入試問題が紹介されます。
是非NHK総合テレビもしくはNHKBS4K放送でご視聴いただければと思います。

なお、台風14号の接近に伴い放送内容が変更となる場合がございます。
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

2020年度中学入試「理科」
第2回大問4(7)

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2020.10.06

授業紹介 中1国語の授業を紹介いたします

連載中の授業紹介でございますが、本日は中学1年の国語の授業を紹介いたします。
本校では65分1コマで授業を行っておりますが、中学1年の国語では週4コマの授業を主に現代文分野を取り扱う国語A 3コマと主に古典分野を取り扱う国語B 1コマに分けて行っています。
国語Aでは文部科学省の検定教科書の他に、本校の国語科教員がオリジナルで制作したテキスト「洗足国語」を使用しています。

この日の中1の国語Aの授業では、「洗足国語」に収録されているメディアリテラシーについて書かれた文章を取り扱いました。
本文で問題提起された「多数派/少数派」「ブームやトレンド」とメディアのかかわりについて、意見文を書いていきます。

「ただ単に述べたいことを書き連ねるのではなく『問題提起』『意見提示』『具体例を用いた理由』『結論』といった文章の構成の大切さを学んでもらいたい。」と語るのは、この授業を担当した国語科の山内智美先生です。
「国語は『感覚』ではなく『論理』の科目です。相手に考えを伝える際にも論理的に伝えることが大切。文章の『型』を理解し、それを使いこなせるようになることは生徒たちにとって必ず財産になるはずです。」と山内先生は続けます。
「コロナ禍の中で、報道が私たちの日常に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。情報は発信する側の主観や意図が含まれていることを理解した上で、情報を受信する側として何が必要かを生徒たちには是非主体的に考えてもらいたいと思います。」と山内先生は授業の目的を語ってくれました。

「筆者の考え」「友人の考え」「保護者の考え」「報道で伝えられる考え」など生徒たちを取り巻く環境には様々な「考え」が溢れています。山内先生は生徒たちにそんな多くの「考え」を理解し吸収していく中でも、ぶれることのない「自分の考え」をしっかりと持ち、それを表現できる術を国語という授業を通して身に着けてもらいたいと話してくれました。
この授業で、自らの意見を懸命に書いている生徒たちの姿から、山内先生の思いを受け止めて取り組んでいる様子がひしひしと伝わってきました。

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2020.09.30

授業紹介 本日は中3化学基礎の授業をレポートします

本日は中学3年化学基礎の授業をレポートいたします。
今回取材をしました授業は理科の研究授業としても位置付けております。
本校では教員研修の一環として研究授業を設け、同じ教科の教員だけではなく、他教科の教員も研究授業に参加し、授業後の意見交換を通じて研鑽を深めています。
 
本日の授業のテーマは「アボガドロの法則とモル体積」です。
本校では授業の先取りを行っているため、中学3年生の授業ではありますが、高校1年の学習範囲が本日の授業内容となります。
授業後に担当の服部先生にインタビューを行いました。

授業では二酸化炭素、酸素、窒素といった気体100mlを注射器にとり、その質量を測り、含まれている分子数を比較しました。
「教科書を読んでいても、生徒は感覚として実感できないことが多いです。重さは異なるのに体積は一緒という今回のテーマもその一つ。体感とのギャップから理科は難しいという印象を持ってしまいがちです。」と語る服部先生。
「モルというこれまで知らなかった単位に親しみを持ってもらいたい。その実践として、ドライアイスを昇華させて実際に見てもらったり、質量を手掛かりにして注射器の中の気体の分子数を計算してもらったり、生徒積極性を引き出す授業を心掛けました。」と授業の工夫を服部先生は明かしてくれました。
「化学基礎は理系だけではなく文系分野でも必要な学問です。生活を送っていく上で、一つ一つの現象を当たり前だと見過ごすのではなく、味わってもらいたい。例えば何も知らずにオーロラを見ても確かに感動はすると思います。しかし、その仕組みを知った上でオーロラを見れば、その美しさへの感動は何倍にもなるはずです。」と服部先生は熱く語ります。
 
服部先生の授業を受ける生徒たちの表情は真剣さの中にも好奇心が溢れたものでした。
学問は私たちの人生を豊かにしてくれます。
その学問の本質を、生徒たちは服部先生の授業からしっかりと学んでいました。
 

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2020.09.29

6年生対象 帰国入試WEB模擬面接の受付を開始いたしました

本日午前9時より、帰国生の小学校6年生を対象としたWEB模擬面接の予約受付を開始いたしました。

新型コロナウイルス対策として、本年度は対面での模擬面接に代えて、Zoomを利用したWEB模擬面接を実施いたします。
対象は小学校6年生のみとさせていただき、お一人様1回のご予約が可能です。

WEB模擬面接の詳細及びご予約に関しては以下のリンク先をご覧ください。
帰国生WEB模擬面接のスケジュール・詳細・お申し込みはこちらから
皆様のお申し込みを心よりお待ち申し上げております。

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2020.09.28

本校生徒の活躍がNHK国際放送で放映されます

7月28日に「NHKニュース おはよう日本」放送された、本校高校2年生の考案した「魚が食べないレジ袋~エネルフィッシュ」の紹介が、NHK国際放送で放送されます。
放送スケジュール及びオンデマンドに関する情報は以下の通りです。

9月28日(月)国際放送「In Depth」にて
日本時間午前9時45分からを初回とし、翌朝まで計10回放送。
あわせて番組HPおいて、初回放送から24時間の間、オンデマンドでご覧いただくことができます。
下記のリンク先から「NEWSLINE IN DEPTH 9:15」をお選びください。
NHK WORLD-JAPAN オンデマンド視聴はこちらから
8分54秒前後より本校生徒の特集が始まります。

高2生の環境を守る取り組みは、国際放送でも発信されるほど世界が注目する内容です。
本校は教育方針として「自立・挑戦・奉仕」の心と力を備えた人物の育成を掲げています。
「挑戦」ができる人物とは「世界で活躍できる能力を有した人物」を意味しています。
洗足生の世界を舞台とした「挑戦」は、これからも続いていきます。

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2020.09.24

彩羽祭の準備を行っています

本年度の彩羽祭は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般公開を中止し、生徒のみの参加となりましたが、生徒たちは明日からの文化祭に向けて全力で準備を行っています。
教室では各団体が展示内容の掲示と教室の装飾に余念がありません。
自分たちで決めたテーマの調査結果の掲示や体験できるコーナーがある団体ではその準備を懸命に行っていました。

一方公演団体は本番を前にリハーサルを入念に行っていました。
久々となる観客を入れての公演を成功させようと生徒たちは気合を入れてリハーサルに臨んでいました。

彩羽祭を支える大黒柱が文化祭実行委員の生徒たちです。
全体の運営から装飾、公演の進行、彩羽祭特設ホームページの設置・掲載に至るまで、教員の力を借りずに全て自分たちの力で行っています。
コロナ対策を行いながら、全校生徒が達成感を持つことができる文化祭を目指して、0から準備を進めてきました。

当日のすべての生徒たちの頑張りに、大いに期待しています。

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2020.09.18

WEB動画のテスト撮影を行いました

本校では4月・5月のコロナ禍の中、WEBを利用した学習を行いました。
その期間に得られたWEBでの授業の利点を、対面授業が再開された後も生かしていくことはできないか。
6月の通常授業再開以降、本校ではこの課題に対し、ハードウエア面・ソフトウエア面の両面から取り組んできました。

例えば、コロナ禍への対応に留まらず、台風や大雪など気象状況により登校が困難となった場合にも休校にすることなく、家でWEBを利用した授業を受けられる態勢づくりなどが挙げられます。
そのような取り組みの一環として、本校ではWEB教材作成の準備に取り掛かっています。
この日はWEB教材として有効活用が期待されるWEB動画のテスト撮影を行いました。

本校ではどのような状況下でも、生徒たちに常に質の高い最先端の教育を提供できるよう取り組んでいます。

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2020.09.17

部活動の紹介 本日はスキー部を紹介いたします

連載中の部活動紹介、本日はスキー部を紹介いたします。
スキーといえば冬ですが、冬以外のシーズンはどのような活動をしているのか。
スキー部の活動の謎に部員が記事で答えます。

こんにちは、スキー部です。
スキー部は高校生16人、中学生24人で週3回活動しています。
冬期休暇中に行われる合宿での検定に向けて日々体力づくりを行っています。
アットホームな雰囲気の楽しい部活です。
部員には初心者も多いですが、合宿中に指導員や先生、先輩のアドバイスをもらい凄く上達します。
日々の活動ではランニング、体幹トレーニング、筋肉トレーニングなどの体力づくりに加え、ローラーブレードでスキーの滑りの練習を行っています。

新型コロナウイルス対策として、スキー部は以下のことを徹底しています。
・部員を2グループに分けて密を避ける。
・距離を保って活動を行う。
・必要最低限の声出しのみを行う。声出しをする人はマスクを着用する。
・ローラーブレードなどの用具の消毒を行う。
・活動時に向かい合わない。

受験生の皆さんへ
受験勉強は辛いことも多いと思いますがこれを乗り越えれば楽しい学園生活が待っています。
皆さんの入学、そして入部をお待ちしています!

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2020.09.16

授業紹介 本日は中1理科の授業を紹介いたします

連載中の授業紹介、本日は中学1年の理科の授業を紹介いたします。

洗足学園は近年理系を進路に選ぶ生徒が増えており、昨年度の東京大学理科三類への現役進学者をはじめ、医学部医学科への進路実現を果たしている卒業生も多数おります。
そんな洗足の理系教育を探るべく、中学1年理科の授業にお邪魔し、授業後には担当の七種真衣先生にインタビューをしました。

本校の理科は実験が多いことでも有名です。
校舎1階に4部屋ある実験室をフル稼働し、特に低学年では頻繁に実験を行っております。
しかし、今年はコロナ禍に見舞われ、感染防止対策として今夏まで実験を中断していました。
そのような状況下ではありますが、実験室は利用せずとも生徒たちに実験を体感してほしいとの思いから、教室で実験を行っています。
この日も試験管をはじめとした実験器具を用意して授業に臨んだ七種先生。
「教室の後ろの席に座っている生徒にも試験管の中をよく見てもらえるよう、カメラとプロジェクター、スクリーンを用意しました。」と語ってくれました。
今日の実験は「水溶液の性質を理解しよう」がテーマです。
試験管の中の溶液に二酸化炭素を注ぎ、色の変化を確認していきます。
試験管の中を身を乗り出して注視する生徒たちの姿が、その好奇心の高さを物語っています。
「理科の楽しさを実感してもらいたい。」
そう生徒への思いを語る七種先生。

教室でソーシャルディスタンスを確保しながら、小さな実験器具の中身をクラスの生徒全員に見せるということは大変困難なことです。
「できない」と言ってしまうのは簡単です。
しかし、諦めずに工夫をすれば手段はいくらでも見つけ出せます。
生徒たちの未来のために、先生たちの挑戦は続きます。

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2020.09.15

大船渡市長に生徒がWEBインタビューを行いました

本校では東日本大震災をいつまでも忘れず、その復興を支えたいという当時の生徒たちの思いを、代々の在校生たちが引き継ぎ、被災地である大船渡市と様々な形で交流を深めてきました。
弦楽合奏部のボランティア演奏会や文化祭での東北物産展の収益金の寄付など、生徒たちは自分たちができることを常に考え、実行してきました。

今年の彩羽祭(文化祭)は、新型コロナウイルス感染防止のため一般公開を中止し生徒のみの参加となったため、東北物産展の開催が困難となってしまいました。
しかし、大震災の記憶を心に刻み、その復興の歩みに寄り添うことは別の形でもできるはずと考えた文化祭実行委員の生徒たちは新たな方法を模索しました。
その方法として考えたのが、大船渡市長の戸田公明市長にインタビューを行い、被災当時の様子や復興の歩みをお話しいただいた動画を彩羽祭で放映するというものです。
生徒たちの思いを受けとめてくださった戸田市長はこの企画をご快諾いただき、本日のWEBインタビューが実現しました。

宮阪校長のご挨拶と市長への感謝の言葉に続き、文化祭実行委員の生徒たちより市長へのインタビューが行われました。
その質問の一つ一つに戸田市長は丁寧に答えてくださいました。

お忙しい公務の中、お時間をとっていただいた戸田市長に心から感謝を申し上げます。

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2020.09.11

ディベート大会で優秀な成績を収めました

8月29日30日に行われた第2回Tsukukoma Schools Open ディベート大会に、本校の生徒たちが参加いたしました。
Tsukukoma Schools Openは筑波大学附属駒場中学・高等学校 語学部が主催するディベート大会で、 中高生の主体的に学ぶ力を養成し、総合的英語運用能力や様々な社会問題へ興味関心を持つ態度の育成することを目的とした大会です。
本校からは中学生3名1チーム、高校生3名1チームがエントリーし、以下の優秀な成績を収めました。

中学生チーム
38チーム中15位
優秀ディベーター賞を2名が受賞
Novice部 準決勝進出

高校生チーム
38チーム中6位
優秀ディベーター賞を2名が受賞
Open部 準々決勝進出

学外交流活動では、同じ世代の中高生と協働し、競い合うことで、視野を広げ新たな価値観を吸収することができます。
また、自分自身を見つめ直すきっかけにもなり、将来に向けたビジョンを描く一助にもなります。
コロナ禍の中ではありますが、積極的に挑戦を行った彼女たちに最大限の賛辞を贈りたいと思います。

中学生チーム

高校生チーム

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