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2025.09.02

防災訓練を行いました

9月1日(月)始業式終了後、2025年度第2回目の防災訓練・講話を実施しました。
訓練は、地震が発生した後、1階の実験室から火の手があがったという想定で実施しました。
生徒たちは、大講堂・小講堂・各教室において、放送の指示に従って全員が頭部を守る姿勢をとりました。

今回は、管轄消防署の協力を得て、校舎内の各所に教員と消防隊員が立ち、生徒たちがグラウンドに安全に避難できるよう誘導をいたしました。
また、教員側も119番通報訓練、初期消火疑似訓練を行いました。

グラウンドで全員の避難の確認をする点呼の後、生徒たちは講堂・教室に戻り、防災講話を聴講しました。
講話では、高津消防署警防第2課小曽根消防司令補が大講堂に登壇し、防災に関する話を行いました。
この講話は、小講堂や各教室にリアルタイム配信され、消防隊員ならではの緊迫感のある現場視点の話に、全生徒が真剣に耳を傾けていました。

洗足学園では、万が一の事態に備えて、災害時連絡システムや防災マニュアル、被災後の生活への備えを万全に整えています。
しかし、そのシステムや仕組みを生かすには当事者である生徒たちの意識が重要になります。
生徒たちの眼差しから、防災意識を高めていこうという強い意志が感じられました。

その後、帰宅班別に集合し、登下校時の災害発生に備えた集会を行いました。
洗足学園では、全校生徒を通学経路ごとの班に分けています。
緊急の場合には学年に関係なく、この帰宅班ごとに協力して無事に帰宅できるよう工夫を行っています。

14年前の東日本大震災の折には、訓練の成果もさることながら、生徒一人一人が的確に判断を行い、迅速にグラウンドに避難できたことが思い出されました。
帰宅が困難になった生徒も助け合いながら、全員無事に乗り切ることができました。
自然災害の多い日本では、いつ地震をはじめとした災害に見舞われてもおかしくありません。
どんな時も冷静に身を守ることができるように、日ごろから防災意識を高めることの大切さを皆で確認しあう一日となりました。

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