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2021.03.18

中2 探究の授業を紹介します 後編その2

中学2年で行われた探究の授業の様子の「後編その2」を本日はお届けします。
第1段階としてマインドマップの制作と関心のある言葉を文章化していく手法を学んだ生徒たち。
第2段階へと進んでいきます。

次の段階は「興味関心ある内容を仮説の形式で表現する」ことへの取り組みです。
仮説文づくりは3つのステップで行われました。

1つ目のステップは前回作成した興味ある言葉を文章化したものを「Yes・No形式」の仮説文にしていきます。
例えばOさんは第1段階でマインドマップから「学校」という単語を選び、「女性」とう単語を加えて、「女性は学校が好きだ。」という文章を作りました。
これをYes・No形式の仮説文にすると「女性は学校が好きなのか。」となります。

2つ目のステップは「具体化してみよう」です。
先ほどの文をOさんは「女性は男性に比べて、学校で友達といる時間が好きなのか。」という文に変化させました。
学校での時間を「友達といる時間」と具体化し、また「男性と比べて」と具体的な比較対象を入れました。

3つ目のステップは「仮説文を詳細なものにしよう!」です。
2つ目のステップで作った文に、5つのW(Who=主体=誰が?、What=定義=どういう意味?、When=時間=いつから?いつまで?、Where=場所=どこで?、Why=因果=原因は?)の中から最低1つ選び、この視点を入れて仮説文を詳細なものにしていきます。
例えば、Oさんは「Where」を入れて、「日本の女性は、日本の男性に比べて、学校で友達といる時間が好きなのか。」という仮説文を作りました。

このように3つのステップを使って、生徒たちはマインドマップから見つけた興味ある言葉を使って作り出した文や文章を、次々に詳細な仮説文に作り変えていきました。
次回はいよいよ最終の第3段階である「仮説として有効か検証する」です。
今回作り出した複数の仮説文の中から選んだものに、生徒たちがどのように検証を行っていったかを紹介する予定です。
どうぞお楽しみに。

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