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2025.07.18

1学期終業式が行われました

本校では、本日1学期の終業式が行われました。

はじめに校歌の斉唱が行われました。
生徒たちの心のこもった歌声が大講堂に響きました。

校歌斉唱後、登壇された宮阪校長先生は、今学期を振り返り、授業に行事に学外活動に、積極的に取り組んだ生徒たちの「挑戦の学校」にふさわしい活躍を称えました。

次に、校長先生は、岡山県倉敷市にある日本初の西洋絵画中心の私立美術館である「大原美術館」を訪れた際のお話をされました。
1930年に開館した大原美術館には、エル・グレコ作「受胎告知」、クロード・モネ作「睡蓮」をはじめ、マチス、ゴーギャン、ルノアール、ピカソなどの画家による名画が数多く展示されています。
それら本物に感動し、時間を忘れて見入ったことを語られました。
そして、日本の美術作品が展示してある別館の、とある部屋に入り、展示してある大皿や花瓶を見た際に、校長先生は何かほっとするような不思議な感覚を覚えられたそうです。
その部屋の名前は、「濱田庄司室」
重要無形文化財保持者(人間国宝)の濱田庄司先生の作品が常設展示されている部屋でした。

洗足学園のミネルヴァカフェには、この濱田先生の作品に花が生けられています。
濱田先生の作品をはじめ、ミネルヴァ像、緑叡庵、スタニスラフ・リベンスキーやマイケル・ケンナ、狩野探幽の作品など、洗足学園には本物が溢れています。
すぐにフェイクを作ることができてしまう時代だからこそ、「本物に触れることの大切さ」を校長先生は語られました。
最後に、これから迎える夏休みに、是非多くの本物に触れ、感性を養ってもらいたいと話され、話を締め括られました。
生徒たちは、校長先生の一言一言を胸に刻んで聴いていました。

次に、舞台上では、学外活動で受賞した生徒の表彰が行われました。
登壇した生徒は校長先生の「おめでとうございます!」という言葉に、嬉しそうな表情を見せ、賞状を受け取っていました。

続いて、彩羽祭(文化祭)実行委員の任命式と実行委員会からの彩羽祭に関する説明が行われました。
校長先生から任命書を渡された実行委員の生徒たちの誇らしい表情が、大変印象的でした。
彼女たちのリーダーシップのもと、全生徒が一丸となって困難を乗り越え、素晴らしい文化祭を築き上げることを期待しています。

その後、学外交流活動報告が行われました。
この日登壇したのは、「SDGs QUEST みらい甲子園」に参加した3名の生徒と「JAC-US Expo Program 2025」に参加した生徒です。
それぞれ概要説明から、体験内容の報告、活動の中で得た収穫に至るまで、スライドを用いて詳細なプレゼンテーションが行われていました。
学外活動が学内で培った力を試す場となり、そこで得た経験を学内での学びに生かしている生徒たちの報告に、聴講する生徒たちの目は輝いていました。

最後に生徒会を代表して、高校の部では生徒会長の高校2年N.Aさんからの話がありました。
Nさんは、「学び」を「興味」と結びつけることを大切さを語りました。
そして、これから迎える夏休みに際して、「より多くの幸せな経験をしてほしい」と全校生徒に呼びかけました。

明日より生徒たちは約40日間の夏休みを迎えます。
一人一人が目的意識を持ち、勉学に、学外活動に、自治活動に、精一杯取り組んでもらいたいと思います。

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