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2023.11.07

中3 修学旅行レポート 後編

本日も昨日に引き続き、中学3年の修学旅行の様子をレポートいたします。

2日目は、平和学習の総まとめとして、現地の中学校との平和交流会を行いました。
はじめに、各校代表者による平和制作物の発表が行われました。
その後、模擬国際平和会議が開催されました。
2校の生徒たちが15ヵ国に分かれ、それぞれの立場で会議に臨みます。
「新たに核兵器を持とうとする国がでてきたらどうするか」「自然災害の被災地にどのような支援を行うか」といった議題を想定して、会議を行いました。
核兵器を持つ国、独自の外交路線を貫く国、協調姿勢を示す国など立場が異なる中で、どのようにしたらお互いが歩み寄れるような議論ができるのかを模索する時間となりました。
事前にオンラインで交流していたものの、今回が初めての対面となった生徒たちでしたが、直ぐに打ち解けて、有意義な議論ができたようでした。
また、両校の全生徒で平和を願うメッセージを1枚の模造紙に寄せ書きしたピースボードも作成され、それぞれの平和に対するメッセージを共有しあいました。
生徒たちは、同世代の生徒たちと共に平和について探究を行うことで、より一層平和への思いを胸に刻んでいました。

午後は、長崎市内のフィールドワークが行われました。
長崎の各地域で活動する若者たちのもとを訪問し、それぞれの活動について学んでいきます。
空き家を活用する取り組みなど、地域を盛り上げようと活動する姿に大きな刺激を受けたようです。
「なぜこのような活動をしようと思ったのですか」「活動していて楽しいことはどのようなことですか」など、生徒たちは積極的に質問をしていました。

3日目は、長崎の歴史・文化について、写真のヒントをもとに探検・調査する「フォトアドベンチャー」を行いました。
学年全員を42の班に分け、事前に配布された長崎各地の写真をもとに、その調査スポットを探索・調査し、長崎の歴史・文化を学びました。
坂の町とも呼ばれる長崎市ということもあり、市内を巡る調査は大変でしたが、自分の足で各コースの裏に隠されたテーマを感じ取るフィールドワークに、生徒たちは充実感を得たようでした。

夜には「ハウステンボス講演会」が行われました。
ハウステンボスの経営についてをテーマとした講演では、どのようにして事業を成功させるか、失敗した時にどのような点を大事にして立て直すかなど、貴重なお話を聞くことができました。
生徒たちにとっても非常に興味深い内容だったようで、「経営の裏側を知ることで、この後ハウステンボス内を巡るときの見方が変わった」などといった感想が聞かれました。

最終日である4日目は、長崎ハウステンボスを散策しました。
ハウステンボスの異国情緒あふれ、自然と調和する美しい街並みを堪能しながら、生徒は食事やアトラクションなどを満喫しました。
その後、充実した4日間を終え、帰路につきました。

生徒たちは今回の修学旅行での体験を通して、過去・現在・未来と自分たちが生きている社会に広く目を向けることの大切さを感じ、大きく成長しました。

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