News & Topics

ニュース&トピックス

2021.11.11

中3生徒を中心に新型コロナウイルス討論会を行いました

11月5日(金)6日(土)に中学3年生の有志の生徒たちが中心となり、新型コロナウイルス討論会を行いました。
この企画は、発案から参加者の募集、当日の会の運営に至るまで、全て有志の中3生が行った手作りの企画です。

本校ではコンピテンシー面の教育に力を入れており、その柱として「哲学対話」を取り入れています。
例えば、高校2年生では総合的な探究の時間に「幸福な自己実現とは」をテーマに「哲学対話」を行いました。
中学3年においても、5月に「哲学対話」のキックオフを行い、先生方のデモンストレーションや「対話」という手法の説明を行いました。
「対話」では、結論を出すことを目的とするのではなく、様々な視点から物事を捉え、「答えのない」テーマに対して、モヤモヤした気持ちを抱えたまま生涯に渡って考え続けていく姿勢を持つことが大切であるということを、生徒たちは理解しました。

今回の新型コロナウイルスに関するテーマも、様々な見方や考えがあり、一つの答えを導き出すことが難しい話題です。
しかし、これに取り組むことで、自分たちを取り巻く社会に広く目を向け、他者の考え方を知り、自身の考え方を深めることができます。
生徒たちは、「コロナの当事者は大人たちだけではない。若者だからこそ考えたい!」という意志を持ち、この企画を発案し、準備を行ってきました。

当日は、同じ学年からだけではなく、後輩である中学1年生・2年生から先輩たちの高校生まで幅広く集いました。
トピックとして、「休業要請や外出規制は正しかったのか」「若者のワクチン接種について」が取り上げられました。
初日は「グループワーク」が行われ、参加者がいくつかのグループに分かれ、各グループで運営スタッフの中3生の考えの発表やトピックについての参加者の意見の交換が行われました。
2日目は「公開討論会」が行われました。
参加者全員が大講堂に集い、初日に話し合いを行ったグループの代表者が、白熱した討論を行いました。

生徒たちが主体的な姿勢で新たな挑戦をしていくことを、洗足学園は全力で応援していきます。

page_top