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2024.01.11

Minerva Cafeに狩野探幽作の掛け軸が展示されました

本校では生徒たちに、本物の芸術に触れてもらいたいとの思いから、芸術に満ち溢れる空間を創造しています。
アトリウムに設置されたMinerva像をはじめ、校内には一流の芸術家の作品が数多く展示されています。

1月10日(水)、学園生活での憩いの場として利用されている「Minerva Cafe」に、狩野探幽作「松竹鶴之図 双幅」が飾られました。
狩野探幽は、江戸時代前期の狩野派画家で、初めて江戸幕府の御用絵師となった人物です。
11歳で徳川家康に謁見、13歳の時には2代将軍徳川秀忠に祖父である狩野永徳の再来と絶賛されました。
桃山時代に流行した豪華な画風とは違い、余白を生かした淡白で瀟洒な画風で一世を風靡し、以降狩野派の地位を確立しました。

Minerva Cafeに飾られた「松竹鶴之図」の双幅も、探幽の画風が遺憾なく発揮された作品です。
本作品をはじめ、奥村信之先生作Minerva像、人間国宝の濱田庄司先生の陶器、スタニスラフ・リベンスキー作のガラスアート、伝統技術の粋が尽くされた茶室「緑叡庵」など、本校の展示作品や建物には、まさに本物の持つ力があります。

教えられるのではなく、本物に触れ自ら感じるという経験は、生徒たちにとって必ずや人生の財産になるはずです。
これらの作品のある環境で中高6年間を過ごした生徒たちには、日本人として胸を張ってユニバーサルな活躍ができる大人に成長してもらいたいと思います。

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2024.01.10

20歳を祝う会が行われました

1月8日(月・祝)第74回洗足学園高等学校卒業生たちが華やかな和服姿で本校に集いました。
洗足学園ではマザーポートスクール構想のもと、船出した卒業生たちがいつでも母校であり母港である洗足学園に戻ってこられる機会があります。
その一つとして、この「20歳を祝う会」が、毎年成人の日に開催されております。

200名を超えるの卒業生と卒業生の家族が式典の会場となった大講堂に集いました。
登壇した宮阪校長先生からは、はじめに能登半島地震の被災者の方々へのお見舞いの言葉が述べられ、続いて未来へ羽ばたく新成人の皆さんへのメッセージが送られました。
卒業生の会である「若尾会」会長の言葉、担任・副担任の先生方の言葉、卒業生代表による「新成人のことば」が述べられました。
登壇した卒業生たちの恩師である先生たちの言葉に、卒業生の誰もが笑顔になりました。
卒業生代表の言葉には、自分たちが成長する過程で保護者や学校から受けた様々な支えへの感謝とこれから未来を切り拓いていく決意が込められており、参列者全員が心を打たれました。

その後、先輩たちを祝うべく後輩である高校1年生たちによるお祝いのオーケストラ演奏が華を添えました。
高校1年生の音楽授業選択者によるオーケストラ演奏では、ワーグナー作曲「マイスタージンガー」と校歌が披露され、卒業生たちは後輩たちの奏でる素晴らしい音色に聴き入っていました。

式典終了後には記念撮影が行われました。
クラス単位で、広々としたグラウンドにて実施いたしました。
卒業生の満面の笑顔がこの日に集えた喜びを表していました。

洗足学園ではこのようなホームカミングデーを通して卒業生たちとの絆をしっかりと結び、生涯にわたる繋がりを持っていきたいと考えております。

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2024.01.02

令和6年能登半島地震の発生を受けて ~生徒の皆さんへ~

在校生各位
 
 
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震により被災された皆様、並びにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

このような困難な状況の中で、私たちには自助と共助の精神が必要とされます。
今は直接的な支援は難しいかもしれません。
しかし、一人ひとりが被災地に思いを馳せ、心を共にする気持ちを持ち続けることが、被災地の方々への心からの支援となります。

何か困ったこと、心配事がありましたら、以下の学校アドレスまでお知らせください。
皆さんの安全と健康を心から願っております。
そして、被災地の一日も早い復興と被災された方々に平穏な生活が戻りますことを心よりお祈り申し上げます。

連絡先メールアドレス
kinkyu0104@senzoku-gakuen.ed.jp(1月2日から1月4日まで)
 
 
洗足学園中学校・高等学校
校  長   宮阪 元子

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2023.12.22

2学期を振り返って~高1 探究授業 Part3

連載をして参りました高校1年探究の授業の紹介。
今回のPart3で、2学期の探究レポートは最終回となります。

最終回は、生物の「種子の滞空時間を競う」、社会の「異次元の少子化対策にもの申す!」、数学の「『ゲームでの勝利』どこまで運か」を紹介いたします。

生物の「種子の滞空時間を競う」は生物の特徴からアイデアを得る「バイオミメティクス」を利用して、高所から落とした際に最も滞空時間が長いものを作成するという内容です。
生分解性物質のみ使用可能という条件のもと、既に存在している様々な種子の形状を調べ、生徒たちは自分たちのオリジナルの「種」を作成していました。
微調整を重ねて、授業の最後に10m近くの高さから落として時間を計測しました。
最長の滞空時間は9秒90でした。

社会の「異次元の少子化対策にもの申す!」は、少子化対策を批判的に検討し、どのような政策を行えばよいかを考え、提言をするという内容です。
神奈川県の担当職員の方もお招きし、現場をよく知る方からのご意見も伺いました。
生徒たちは、世界各国、あるいは都道府県、市町村でどのような取り組みが行われているかを調査し、少子化対策としてどのような政策が有効かを熟考していました。
生徒たちが提言した政策が、神奈川県では既に実現しているなど、実は想像以上に支援が充実していること等も知ることができました。

数学の「『ゲームでの勝利』どこまで運か」は、その名の通り、ゲームでの勝利にどこまで運が介在しており、どこまで自分の介入できる余地があるのかを数学的に考えるという内容です。
ゲームは、プレイヤーが交互に、縦横に複数個並んだ積み木をとっていき、最後の一つをとったプレイヤーが勝利するというものです。
積み木は、同一ターンに複数個とることができますが、横に連続している積み木のみ複数個とることができます。
複雑なルールですが、生徒たちはこのゲームの規則性を見出し、「必勝パターン」を発見していました。
なかなか規則性を見つけることができず、様々なパターンを書き出すなど、試行錯誤しているグループもありましたが、終了後は充実した表情を見せていました。
運の要素が大きいように思える事象にも規則性を見出し、それを数学的に表わせることを実感できたようです。

2023年のNEWS&TOPICSは本日の記事で最後となります。
今年一年ご覧いただきまして、心より感謝申し上げます。
新年は1月9日(火)より記事の掲載を行って参ります。
来年も本校の教育活動をわかりやすく皆様にお届けできるよう、努めて参ります。
どうぞ良いお年をお迎えください。

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2023.12.21

12月のアトリウム展示作品を紹介いたします

師走も半ばを過ぎ、本校も2学期終業式を経て冬休みに入りました。
本日は、12月のアトリウムをポインセチアと共に彩る生徒たちの作品を紹介いたします。

まず紹介するのは、中学1年生の美術の授業で制作された作品です。
「紙で空想の植物をつくろう」という課題のもと、中1生たちは絵の具を使って、マーブリング等の様々な技法で色紙を作りました。
その色紙を利用し、想像力を生かして空想の植物を立体作品として作り上げています。
カラフルな色彩、独創的な形状など、生徒たちのイマジネーションの豊富さには驚かされます。

続いて紹介するのは、書道部の生徒たちの作品です。
展示された2作品は、それぞれの個性が光っています。
1つ目は「李思訓碑」の臨書です。
右肩上がりの独特な行書体で書かれた文字の特徴を掴み、見事に表現をしています。
2つ目は「さるかに合戦」の絵巻物です。
濃淡を織り交ぜ、ユーモラスに描かれた動物たちの物語は、見る者を惹きつける魅力に溢れています。

WEB上ではありますが、生徒たちの作品をどうぞお楽しみください。

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2023.12.18

入試問題体験会を行いました

12月16日(土)、本校では2024年度中学入試に向けた入試問題体験会を行いました。
午前の部・午後の部に、児童・保護者合わせて約1,400名の皆様が来校されました。

受験生の皆さんは、本番の試験会場となる教室において、試験当日と同じレイアウトの座席で、国語・算数・社会・理科の模擬問題を解きました。
これまで幾多の困難な状況を乗り越えて、受験に向き合い頑張ってきた受験生の皆さんの努力は、並大抵ではなかったはずです。
真剣に模擬問題に取り組むその姿は崇高なものでした。
心より敬意を表したいと思います。

保護者向けには、受験に際して、出願から入試当日に至るまでの流れの説明が、大講堂で行われました。
その後、国語・算数・社会・理科の各教科の模擬問題の解説と試験問題に関する説明が、動画で放映されました。

模擬問題と解答例、動画解説は、以下のページよりダウンロード及びご視聴いただけます。

入試情報特設サイト

受験生の皆さんは、入試当日に向けて体調に気をつけて、悔いの残らない一日一日を過ごしてもらいたいと思います。
洗足学園は、皆さんを心から応援しています。

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2023.12.16

入試問題体験会の問題用紙、解答用紙、解答例、解説動画を掲載しました

12月16日(土)に開催いたしました「入試問題体験会」の問題用紙、解答用紙、解答例、解説動画を、「入試情報特設ページ」に掲載いたしました。
入試情報特設ページは、上のサムネイル画像をクリックしてご覧ください。

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2023.12.15

「税についての作文」コンテストで6名受賞の快挙

国税庁と全国納税貯蓄組合連合会が共催する、中学生の「税についての作文」コンテストで、本校中学3年の6名が各賞を受賞する快挙を成し遂げました。
中学生の「税についての作文」コンテストは、将来を担う中学生が税に関することをテーマとして作文を書くことを通じて、税について関心を持ち、正しく理解を深めることを目的として毎年開催されています。

この日、受賞の報告に校長室を訪れた6名の生徒は、応募のきっかけや執筆にあたっての自らの考え、受賞の喜びを宮阪校長先生に語りました。
6名が輝いた賞と作品の題は以下の通りです。
全国納税貯蓄組合連合会 会長賞    W.Aさん 「日本とイギリスを比べて」
東京地方税理士会川崎北支部 支部長賞 G.Mさん 「イギリス帰りの日本の小学校」
川崎北間税会 会長賞         N.Rさん 「自然との並走」
川崎北納税貯蓄組合総連合会 優秀賞  K.Mさん 「税への向きあい方」
川崎北納税貯蓄組合総連合会 優秀賞  M.Rさん 「私が生まれた国」
川崎北納税貯蓄組合総連合会 優秀賞  T.Rさん 「酒税が織りなす日本の財政」

6名の作品の内、W.Aさんの作品を掲載いたします。
是非お読みください。
「日本とイギリスを比べて」
 最近の我が家では、私を含めた姉妹・母の服のサイズがほぼ同じで、互いの服を貸し借りしあう日々だ。「これは私の」「いや私のところに入ってた」こんな会話を何回しているか分からない。そんな中、私は夏休みに2週間という短い期間ながらイギリスに研修に行ってきた。日本との文化の違いに驚く日々を送りながら、私はイギリスでは子供の衣料品には課税しないという話を耳にし、とても驚いた。そういえば毎日のようにお土産に悩みながらイギリスの課税制度については興味さえ持っていなかったことを思い出し、イギリスと日本の課税制度について調べてみることにした。
 イギリスの消費税は20パーセント。ただし、生活に不可欠なものには課税されていない。例えばイギリスの代名詞と言っても過言ではない紅茶はもちろん、一緒に食べるミルクやビスケットは課税されていない。また、知識に課税しないという姿勢のイギリスは新聞や本には課税しないそうだ。同じように、次世代を担う子どもたちを育てるために不可欠である子供服は課税されないが、大人の服は課税されている、と考えることができるかもしれない。このように課税されているもの、されていないもの、その理由を考えていくと、イギリスの課税制度は理にかなっているな、と感じた。イギリス国民にとってどうしても削れないもの、将来の必要な人材を育てるために必要なものには課税せず、それ以外のものには多くても一定の税を課税する。そういう考え方はとてもわかりやすいし、国民にも理解しやすくて素敵だなと思った。
 続いて、日本の税制度についても調べてみた。日本では2019年には10パーセントとなって軽減税率も導入された。軽減税率制度では、酒類・外食を除く飲食料品と定期購読契約が締結された週2回以上発行される新聞を対象に消費税が8パーセントとなっている。
 ここまで2つの国の違いを調べてみて、両国の考え方は似ているな、と感じた。新聞や食物について軽減税率を採用する点など、日本の考え方はイギリスにも通じるような気がする。私たち国民は目に見えて負担が分かる消費税によく文句を言うし、それはイギリスでも多かれ少なかれ同じなのだと思う。だが、今回はイギリスと日本についてしか調べていないものの、政府は国民の生活を考えて課税を考えてくれていて、それは日本だけでなく世界にも共通するところがあるということを今回改めて知り、学ぶことができた。ものを買うときに、今後は消費税のマイナスな面だけ考えるのではなく課税する側や課税目的も頭の隅に置きながら生活していきたいと思う。

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2023.12.14

2学期を振り返って~高1 探究授業 Part2

前回に引き続き、高校1年で行われた探究授業の様子をお伝えいたします。
今回は、「レゴプラミング」「使用性を評価する」「2次関数を体感する」という3つの講座をご紹介いたします。

「レゴプラミング」の講座では、チームごとにレゴブロックを使用し、作成したものにモーターやセンサーなどを取り付けます。
モーターやセンサーは、パソコンで書いたプログラム通りに作動するため、生徒たちはどのように動かしたいかをチームで考えながらプログラミングに挑戦していました。
色に反応して軌道の変わるバイクや、問題に正解すると開く金庫など、各チームが個性を発揮しながら多様な作品を生み出していました。

「使用性を評価する」の講座では、各チームごとに、与えられた素材を用いて乳液を作成し、その使用感を評価します。
チームごとに理想の乳液の使用感を目指して、乳液の素材や調合の割合に工夫を凝らしていました。
保湿性の高い乳液、浸透性の高い乳液、さらさらの乳液、粘性の高い乳液など、多様な乳液ができあがっていました。
この講座のポイントは、その使用感を客観的にデータ化するという点です。
曖昧で主観的な「感想」ではなく、いかに客観的に評価をするかというところに生徒たちは心を砕いていました。

「2次関数を体感する」の講座では、竹を用いて水鉄砲を制作し、その水鉄砲の発射時の地面の角度と飛距離の関係を調べます。
竹は洗足学園の敷地内に生えている竹を用いました。
竹筒から水が漏れないようにしたり、直接飛距離には関係のない竹の表面にも意匠を凝らしたり、思い思いの水鉄砲を制作していました。
水鉄砲の制作が終わったあとは、生徒たちは中庭に出て、発射時の地面の角度と飛距離の関係を計測しました。
思うように水が放物線を描かず、苦労しているグループもありましたが、上手く計測することができたようです。
二次関数を身近に感じ、数学が身近な事象の中に潜んでいることに気づかされていました。

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2023.12.12

2学期を振り返って~高1 探究授業 Part1

高校1年の「総合的な探究の時間」では、生徒たちが希望する講座ごとに分かれ、自分の興味関心のある学びを深めていきます。
生徒たちの知的好奇心を育むべく、多種多様な講座が開かれており、どの講座に赴いても和気藹々と主体的に取り組む姿を見ることが出来ます。

今回はその中から「地域分析の技能をみがこう」「パスタブリッジ」という2つの講座をご紹介いたします。

「地域分析の技能をみがこう」の講座では、地理的な考え方を駆使して、社会が抱える問題や課題にアプローチしようというものです。
今回の講座では、グループに分かれた生徒は、興味関心を持った地域について調査をしていました。
例えば「テーマパークを新設するならどこか良いか」を交通の便や災害の有無等から調査をしているグループや、「北海道における政令指定都市への文科資本の集中」を少子高齢化や地形、産業等の観点から調査をしているグループが見られました。
社会課題を解決する実学としての地理の重要性に、生徒たちは気づいたようです。

一方、「パスタブリッジ」の講座では、各チーム1.8mmのパスタを使用して、頑丈な橋を作ることに挑戦しました。
ブリッジにおもりをつけ、何グラムまで耐えることができるかで、頑丈さを測定します。
2回目となるこの日は、多くの班が作成した設計図に基づいて実際にパスタブリッジの制作に着手しました。
慣れないグルーガンを駆使しながら、少しずつパスタを結合させては強度を確認していました。
生徒たちは以前の最高記録を塗り替えようと、物理や数学の公式を用いながらチームで協力し合っていました。

授業で学んだ内容を実践することで、知識の定着と共に、基礎学問の大切さを生徒たちに実感しているようでした。
学びの素晴らしさを「探究」の授業を通じて、今後も生徒たちに伝えて参ります。

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2023.12.08

中2 卒業生の講演会の様子をお伝えいたします

先日のNEWS&TOPICSでは、高校2年で行われた卒業生による進路ガイダンスの様子をお伝えいたしました。
卒業生による在校生へのアプローチは高校だけではなく、中学でも行われています。
本日は、中学2年で行われた卒業生の講演会の様子をレポートいたします。

中学2年では、自分の在り方を見つめなおす機会にしてほしいとの思いから、社会人として活躍中の出版社に勤めるMさんと脳神経外科医のKさんの2名の卒業生に講演をしてもらいました。
中高生活から大学生活、そして現在の仕事の内容や仕事にかける思いなど、自分の過去を振り返り、現在を真摯に見つめる2人の姿勢から、生徒たちは多くの刺激を受けることができたようです。

生徒たちの感想の一部を紹介いたします。
「必ず何者になるから焦らない」という言葉がすごく心に残った。今できることを焦らず全力で頑張っていこうと思えた。

「選んだ方を正解にしなくてはならない」という言葉が印象的だった。私は選んだ後に振り返って、あっちの方がよかったかもと後悔してしまうことが多いので、どっちが正しかったかではなく、正しくするためにどうするべきかを考えていこうと思った。

「人は違うから面白くて、違うので苦労する」という言葉が印象に残った。私の友達は、私の趣味や考えなどがほぼほぼ反対なのに、とても仲が良く、たまに喧嘩することもあるので、この言葉は私たちの関係のことを言っていると思った。これからも友達の違いを見つけていきたい。

勉強をする意味について、「自分の好きなこと、やりたいことの可能性を広げるため」と思っていたが、「自分の好きなことを相手に納得させる、友達の夢を理解し応援するため」というのは意外に思ったが、そのような捉え方もあるのだなと思った。

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2023.12.05

中3 修学旅行事後報告会を行いました 後編

10月24日から27日までの3泊4日の日程で行われた中学3年の修学旅行。
前回と今回の2回に渡って、事後学習の様子をお伝えしております。
後編の今回は、展示会と並行して行われた「平和制作物の生徒発表」と「講演会」の様子をレポートいたします。

大講堂で行わたプログラムの前半は、生徒の発表です。
生徒たちは修学旅行の事前学習の一環として、平和に関する制作物を各自作り上げました。
制作物は多種多様であり、先日のNEWS&TOPICSでもお伝えしたサンドアートから平和をテーマにしたデザイン画、詩の制作に至るまで、生徒たちが平和に対してそれぞれの思いを込めた作品ばかりです。
各クラスで選ばれた24名の気持ちのこもった発表に、来場した在校生の保護者や教員は惜しみない拍手を送っていました。

後半は、元国連事務次長の山本忠道氏による講演と、代表の生徒たちとの質疑応答が行われました。
山本先生からは国連の歴史から現在の紛争まで、幅広く国際社会と平和に関して、ご自身の経験を交えてお話しくださいました。
質疑応答では、修学旅行実行委員長のT.Aさんをはじめ、代表の生徒から鋭い質問が投げかけられましたが、山本先生は一つ一つ丁寧に答えられていました。
終了後、ミネルヴァカフェでは生徒有志が山本先生を囲み、真剣な表情でさらに踏み込んだ質問をしている姿が大変印象的でした。

中学3年では、事前学習期間を含め約半年間にわたり平和について深く学習して参りました。
今回の学びが、生徒たちの未来にきっと繋がることを確信した事後学習となりました。

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2023.12.04

11月にアトリウムに展示された生徒作品を紹介いたします

本校の高校1年芸術の授業は選択制になっており、生徒たちは「音楽」「美術」「書道」から1科目を選択し履修します。
11月後半より、本校2階のアトリウムには「選択書道」で生徒たちが書いた作品が展示されていました。
本日は、その作品を紹介いたします。

はじめに紹介しますのは、王義之の「蘭亭序」の臨書です。
小筆を使用し行書で臨書された文字には、硯に向かう生徒たちの心がよく顕れています。
静寂の中、自分に向き合い、筆をとる生徒たちの姿が文字から伝わってきます。

次に紹介する作品は、葉書の創作です。
好きな言葉をイメージに合う書体で表現していきます。
言葉の選択は元より、書体の選択は本人の個性が光ります。
みずみずしい言葉を、思い思いの書体で書いた作品には、生徒たちの鋭い感性と豊かな表現力が遺憾なく発揮されていました。

WEB上ではありますが、「選択書道」で製作した生徒たちの作品をどうぞご覧ください。

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2023.11.30

中3 修学旅行事後報告会を行いました 前編

中学3年は、10月24日から27日までの3泊4日の日程で、九州方面へ修学旅行に行って参りました。
修学旅行で得た学びを今後に生かしていくため、11月18日(土)に事後学習として、修学旅行事後報告会を行いました。
本日は前編として、事後報告会で行ったクラスごとの展示会についてレポートいたします。

この修学旅行事後報告会では、平和や長崎について、事前学習で学んでいた内容と現地で実際に学んだ内容をあわせてまとめるとともに、自分たちの考えを模造紙を使って表現しました。
展示内容はクラスごとに異なり、「模擬国際平和会議」、「長崎大学での核兵器に関する講演」、「長崎平和ツアー」、「フォトアドベンチャー」、「未来発見フィールドワーク」、「ハウステンボス」といったテーマを各クラスが担当し、発表を行いました。
また、SKYLIGHT READING ROOMには、生徒たちが制作した、「平和制作物」が陳列されました。

展示の発表内容は、核兵器禁止条約をはじめとした平和への活動や平和記念碑など平和に関するもの、戦争を乗り越え前へ進み続ける長崎の歴史や現在の活動と今後の展望についてなど、多岐に渡りながらも、生徒たちは一人一人がテーマに真剣に向き合い、深く思考し、自分の考えを発信していました。
事後報告会に来場された保護者や教員へ説明を行う中で、自らの考えを深め、他の生徒たちの発表から新たな刺激を受けているようでした。

次回は12月4日(月)に後編として、事後報告会で展示会と並行して行われた生徒たちの平和制作物の発表と講演会の様子をレポートいたします。
どうぞお楽しみに。

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2023.11.29

2024年度帰国生入試の出願受付を開始しました

2024年1月13日(土)に実施される2024年度中学帰国生入試の出願受付を開始いたしました。
事前登録(マイページ登録)がまだの方は、以下のページにてから事前登録へお進みいただき、マイページを作成後にご出願ください。
こちらのページ内にある「事前登録はこちらから」のボタンを押し、事前登録を行ってください。

事前登録を既にお済ませの方はマイページにログインをしていただき、帰国生入試の出願受付にお進みください。
マイページへのログイン及びご出願はこちらのページより行ってください。

出願の詳しい説明は以下のページよりご確認ください。
WEB出願に関する詳しい説明はこちらからご覧ください。

なお、検定料のお支払いを完了した後に、出願方式の変更(A方式からB方式へ、B方式からA方式へ)はできませんので、この点をご留意の上ご出願をお願いいたします。
皆様のご出願をお待ちしております。

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2023.11.28

卒業生による進路ガイダンスの様子をお伝えいたします

今年も残すところひと月となり、本校でも2学期の大詰めを迎えています。
今回は2学期を振り返り、高校2年生の希望者対象に10月に行われた「卒業生ガイダンス」の様子をお伝えいたします。

ガイダンスには、大学1年2年の卒業生を招き、希望進路実現に向けて高校2年から取り組んでおくべきことについて語ってもらいました。
集まった卒業生たちは、自らの経験を振り返りながら、生徒たちを激励してくれました。

「2年生のときに、授業中の小テストの復習をもっとしっかり行っていれば、3年生になってから英単語が覚えられていなくて焦ることがなかったと思う。」
「自分がどれくらい集中が持続するのか、どれくらい休憩時間をとるのがよいのかなどを高2のうちに把握しておいたことで、学習計画を立てやすかった。」

卒業生たちは、それぞれの成功や失敗を踏まえて、「できること」や「行っておくべきこと」について具体的なアドバイスを送ってくれました。
参加した生徒たちは、ガイダンス中、皆真剣にメモをとっていました。
また、全体に向けた話が終わった後も、「私は今数学の学習に力を入れているのですが・・・」など、それぞれの具体的な状況を打ち明けながら、卒業生に相談をしている姿が見受けられました。

「来年の自分がどのように過ごしているのか、具体的に想像することができた。」
「苦手を把握するためにも、演習の機会を活用し、復習を大切にしていきたい。」

など、ガイダンス後の生徒たちの感想には、前向きに学びに向かっていくための意欲に溢れた言葉がありました。

洗足学園では、それぞれの成長段階に合わせ、生徒が学習面・生活面のそれぞれにおいて、目標を見失うことなく常に努力できるように導き、またどのような課題を抱えているかを推し量って寄り添うことを大切にしています。
本校の生徒たちにとって、教員はもちろん、共に切磋琢磨する友達や、本校での学びを結実させて進学を果たした卒業生も、背中を押してくれる心強い家族と言えるでしょう。

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2023.11.27

11月学校説明会が開催されました

11月25日(土)、一般入試志望の受験生・保護者を対象とした学校説明会が校内で行われました。
予約多数のため、当初の説明会会場の大講堂に加え、臨時説明会として小講堂でも説明会が行われました。

大講堂では説明会からスタートし、小講堂では授業・施設見学よりスタートしたこの日のプログラム。
説明会では、はじめに中学3年のR.Gさんの制作したサンドアートの動画が放映されました。
サンドアートとは、ガラスに砂を敷いてバックライトで照らし、音楽に合わせて絵を展開させていく芸術のことです。
Rさんは、長崎への修学旅行に向けた夏休みの平和課題として、サンドアートを使用した平和についての動画「平和と戦争」を作成しました。
舞台に立ったRさんは、この作品に、お互いを傷つけ合うことしかできない「兵器」ではなく、人々を傷つけることがなく逆に幸せにできるようなものを手に取り合い、戦争で人が亡くなってしまうということのない「平和」をみんなで実現していきたいという思いを込めたと語りました。
銃口から「爆弾」ではなく「花」が咲き、それを手に取り、手を重ね合わせていく場面が大変印象的な作品に、来場者は真剣な表情で見入っていました。

次に、洗足学園を代表して登壇した宮阪校長は、洗足学園の創設者の思い・創立の理念から、現在の学園の教育内容・最新の取り組み、生徒の活躍に至るまで、自らが撮影した生徒たちの生き生きとした表情や活躍の姿をスクリーンに映し出しながら、説明いたしました。
愛情に満ち溢れた校長の説明に、会場からは自然と拍手が沸き上がりました。

続いて登壇した中学3年修学旅行実行委員長のT.Aさんは、修学旅行の事前準備から当日に至るまで、実行委員会と自らの行動の軌跡、修学旅行での学習内容のプレゼンテーションを行いました。
実行委員長として学年の全生徒を導くことの責任の重さや準備の忙しさなどで苦悩したことや、それをいかにして克服したかを堂々と語るTさんの姿に、会場の受験生は憧れの視線を向けていました。

生徒発表の最後に登壇したのは、以前NEWS&TOPICSでも紹介いたしましたカンボジアでのボランティア活動を行った高校2年のH.Yさんです。
カンボジアで現地の子どもたちに英語や日本語を教えるボランティア活動を通じて、子どもたちの学びへの真摯で誠実な姿勢に自らを見つめるきっかけを得たHさん。
現地の子どもたちから学んだこと、気付かされたことを謙虚に語るHさんの姿勢に、来場した受験生・保護者は、洗足学園の自立・挑戦・奉仕を目標に掲げた教育の本質を見出したようでした。
2名の生徒たちへ、会場からは割れんばかりの惜しみない拍手が送られていました。

2024年度の一般入試の説明が担当者から行われた後、説明会は閉会となりました。
この説明会には、25名以上もの在校生の保護者、卒業生が駆けつけてくださり、説明会の運営にご協力いただきました。
説明会終了後、来場した多くの受験生・保護者が、在校生の保護者・卒業生に個別に相談をしている姿が、校舎のあちらこちらで見受けられました。

今後も本校では学校説明会を通して、洗足学園での学びと生活を実感できる情報提供を行って参ります。

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2023.11.21

美術部生徒に神奈川県警察より感謝状が贈られました

本校美術部の生徒たちは、高津警察署より特殊詐欺等犯罪被害防止を訴えかける「ぬり絵原版」の作成協力依頼を受け、作品制作を行いました。
彼女たちの作品は犯罪防止を呼びかけるリーフレットに掲載され、地域住民や高齢者居住の家庭、溝の口駅利用者などに配布されました。

この日、高津警察署よりの感謝状と記念品が、佐々木広一警視より手渡されました。
はにかみながらも誇らしげな表情で感謝状と記念品を受け取る生徒たちの姿が、大変印象的でした。
五十嵐健警部補からの「皆さんのぬり絵のお陰で、犯罪に巻き込まれずに助かった方が数多くいらっしゃるはずです。」との言葉に、2人は謙虚な表情を見せながらも、社会に貢献できたことを誇りに感じているようでした。

洗足学園には、創立者の言葉である「謙愛」(謙虚にして慈愛に満ちた心)の精神が、脈々と受け継がれています。
生徒たちの他者への奉仕の気持ちが、この活動に繋がりました。
自立・挑戦・奉仕の志を持って社会に貢献する生徒たちの取り組みを、今後も応援していきます。

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2023.11.20

高1 探究授業の様子をお伝えいたします

高校1年生を対象とした「総合的な探究の時間」では、希望する講座ごとに分かれ、自分の興味関心に従って学習を深めていきます。
生徒の知的好奇心を育むべく、多種多様な講座が開かれており、どの講座にも和気藹々と主体的に取り組む生徒の姿がありました。
今回はその中から「交渉」と「古代ギリシャ人を超えていけ」という二つの講座をご紹介いたします。

「交渉」は、その名の通り「交渉」のスキルを磨く講座です。
個人、共同体、国家、どのようなレイヤーにおいても、避けがたい利害関係の衝突が起こるときがあります。
そういった時に有用であるのが「交渉」です。
人と問題を分離し、立場ではなく利害に焦点を合わせ、双方に有利な選択肢を考えだすという姿勢は、複雑で混迷を深める実社会において、大変重要な能力であると言えます。
キックオフである今回は、「クラシックカーの売買」という実際的かつ簡易なロールプレイを行いました。
生徒たちは、粘り強く相手の意見を引き出し、その上で説得を試みるなど、懸命な取り組みをみせていました。

一方、「古代ギリシャ人を超えていけ」は、作図の講座です。
古代ギリシャ以来、数学、美術、建築など様々な分野の土台となってきた幾何学の基礎を学びます。
正三角形の作図では余裕の表情を見せていましたが、正五角形となると一筋縄ではいかないようで、悩んでいる生徒たちの姿が見受けられました。
描きたい図形や角度、長さから逆算して作図をするということは分かっていても、なかなか閃かず、悔しそうな表情をする生徒もいました。
その分、作図法を思いついたときの喜びもひとしおのようで、「出来た!」と思わず声をあげてしまう生徒もいました。

どの講座も、授業の終盤に見られた「まだ考えていたい」「まだ続けていたい」という意欲に溢れた生徒たちの姿が、大変印象的でした。
今後も、生徒たちには、知的好奇心を働かせ、楽しんで「探究」に取り組むことを期待しています。

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2023.11.17

クリスマスの飾りつけが校内を彩っています

ここ数日の冷え込みが冬の訪れを予感させるこの頃ですが、街でもクリスマスの足音が聞こえる季節になってきました。
本校では、クリスマスに向けた飾りつけが校内を彩っています。
本日は、その様子を紹介いたします。

Minerva Cafeには、聖家族像(イエス・マリア・ヨセフの像)を中心に、書籍が飾られました。
聖家族像は1997年からフランスのベツレヘム修道院で制作されているクレッシュ(降誕)をモチーフにした作品です。
素材はピレネー山脈で採れる堆積岩を潰し粉状にしたものに樹脂を混ぜて作られたもので、堆積岩の地色の小麦色がどこかオリエンタルで優しい風合いを醸し出し、ハンドメイドならではの温もりが感じられます。
マリアが幼子イエスをやさしく抱きかかえるシーンが、見る者の心を癒してくれます。
サイドには、クリスマスツリーが置かれ、彩を添えています。
SKYLIGHT READING ROOM前には、ゴールドの飾りつけがされたクリスマスツリーが飾られています。

Minerva CafeとSKYLIGHT READING ROOM前のクリスマスツリーへの飾りつけは、生徒会の生徒たちが行いました。
センス良くツリーに飾りを配置していく生徒たちの楽し気な姿が、大変印象的でした。
通りかかる生徒たちからは、「綺麗だね!」との声が聞こえてきました。

洗足学園は、校舎前に鯉幟が飾られる端午の節句や、校舎内に願いを込めた短冊を結び付けた笹が飾られるな七夕、Minerva Cafeに雛人形が飾られる雛祭りなど、季節が感じられる学園です。
この飾りつけに、生徒たちはクリスマスの季節を感じ、心癒されています。

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