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2023.09.05
防災訓練を行いました
9月1日(金)始業式終了後、2023年度第2回目の防災訓練・講話を実施しました。
訓練は、地震が発生した後、1階の実験室から火の手があがったという想定で実施しました。
生徒たちは、大講堂・小講堂・各教室において、放送の指示に従って全員が頭部を守る姿勢をとりました。
9月1日は、関東大震災の発生から100年を迎える日です。
訓練行動の後に行われた防災講話では、担当の教員から「関東大震災から100年の今を考える」をテーマとした話がありました。
日本経済新聞電子版に8月30日に掲載された過去100年の地震データや、関東大震災時の火災の発生状況などがスクリーンに映し出されると、生徒たちは驚きの表情を見せながらも、真剣に講話に聞き入っていました。
洗足学園では、万が一の事態に備えて、災害時連絡システムや避難マニュアル、被災後の生活への備えを万全に整えています。
しかし、そのシステムや仕組みを生かすには当事者である生徒たちの意識が重要になります。
生徒たちの眼差しから、防災意識を高めていこうという強い意志が感じられました。
その後、帰宅班別に集合し、顔合わせ集会を行いました。
洗足学園では、全校生徒を通学経路ごとの班に分けています。
緊急の場合には学年に関係なく、この帰宅班ごとに協力して無事に帰宅できるよう工夫を行っています。
12年前の東日本大震災の折には、訓練の成果もさることながら、生徒一人一人が的確に判断を行い、迅速にグラウンドに避難できたことが思い出されました。
帰宅が困難になった生徒も助け合いながら、全員無事に乗り切ることができました。
自然災害の多い日本では、いつ地震をはじめとした災害に見舞われてもおかしくありません。
どんな時も冷静に身を守ることができるように、日ごろから防災意識を高めることの大切さを皆で確認しあう一日となりました。
2023.09.04
2学期始業式の様子を紹介いたします
本校では、9月1日(金)より2学期がスタートいたしました。
NEWS&TOPICSでは、2学期始業式の様子を紹介いたします。
始業式は厳かな雰囲気の中、校歌の斉唱から始まりました。
生徒たちの澄み渡った歌声が、大講堂に響き渡りました。
はじめに登壇された宮阪校長先生は、100年前に関東大震災を経験した創立者の前田若尾先生の決意について語られました。
震災を生き抜いた前田先生は、女性の自立のために自分の人生を尽くしていきたいと、そのわずか6か月後、自宅に小さな学び舎を作りました。
以来100年に渡って受け継いできた創立者の思いを忘れずに、学園生活を送ってもらいたいと語られました。
夏休みの生徒たちの挑戦を称えられた校長先生は、この夏のご自身の経験として2つのお話しをされました。
1つ目の話として、山登りで見渡した夜空の美しさから宇宙に思いを馳せ、8月にインドの無人探査機が氷が存在する可能性が高い月の南極付近への着陸成功のニュースを取り上げられました。
水が確認されれば人類の新たな拠点になり得、それにより更なる月面探査が行われていく可能性があることへの高揚感を語られました。
もう1つの話は、この夏に読んだ一冊の本の話です。
その本の名は、アンディ・ウィアー作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。
誰にも頼ることができない宇宙という環境の中、物理の知識と力で生き抜いていく主人公が描かれた物語です。
2つの話から校長先生は、自然の摂理や真理の探究が人類の進化と文化の構築に繋がったことを挙げられ、自然科学の奥深さを生徒たちに語られました。
一方、ことばの力の偉大さにも触れられ、今夏、俳句甲子園全国大会に出場した俳句研究会の生徒たちの活躍から、そのみずみずしい感性とことばに命が吹き込まれた時の感動を話されました。
そして、俳句甲子園のキャッチフレーズ「高校生にしか語れない俳句がある」を取り上げられ、中学高校時代という今を大切に、中高生だからこそ得られる経験をしてくださいと2学期に向けてのエールを送られました。
食い入るように生徒たちは、校長先生の話に聴き入っていました。
次に学外活動報告として、8月18日から21日に愛媛県松山市で開催された第26回俳句甲子園全国大会に出場し、チームとして奨励賞(ベスト8相当)、個人では高校1年の福田理紗さんが優秀賞受賞という快挙を成し遂げた俳句研究会の生徒たちが登壇しました。
俳句甲子園での経験を試合の動画を交えて語る7人の高1生たちに、生徒たちはその場にいるかのような実感をもって真剣に耳を傾けていました。
続いて、彩羽祭(文化祭)実行委員長の生徒が登壇し、今後の彩羽祭について生徒たちに語りかけました。
精一杯準備に取り組み、彩羽祭を成功に導きたいというリーダーの決意を、生徒たちは引き締まった表情で受け止めていました。
最後に、中学では生徒会副会長が、高校では生徒会長が登壇し、2学期を迎えるに際して、生徒たちに語りかけました。
生徒会長のYさんは、この夏の高校野球を話題に、エンジョイ・ベースボールの裏側には地道な努力があったことを語りました。
地道な努力こそ、私たちの日常生活に必要なことであるとYさんは力強く訴えました。
生徒会長の呼びかけに、大きく頷く生徒たちの姿が印象的でした。
本校では、2学期も安心して生徒たちが学園生活を送ることができるよう、また生徒たちが中高時代にしか得られない貴重な経験を積み重ねることができるよう、教育活動を行って参ります。
2023.09.01
オープンキャンパス・授業見学会の予約を開始いたしました
本日午前9時より「オープンキャンパス」及び「11月授業見学会」の予約を開始いたしました。
本校では10月に「オープンキャンパス」を開催いたします。
受験生の皆さんにおかれましては、在校生や教員とのふれあいを通して、洗足学園での生活を体感し、楽しいひと時を過ごしていただければと思います。
保護者の皆様も活動の様子をご見学いただけます。
また、11月の土曜日に2週に渡って、生徒たちが学業に励む姿を直接ご覧いただく機会である「授業見学会」を開催いたします。
本校の授業を見学いただき、洗足学園の教育をご理解いただければと思います。
「オープンキャンパス」及び「11月授業見学会」の予約は、こちらページよりお申し込みください。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
2023.08.31
生徒が制作する彩羽祭公式HPがオープンしました
本校では生徒自治活動の大きな柱の一つに、生徒による学校行事の企画・運営を掲げています。
4月に行われた体育祭と並んで大きな行事である彩羽祭(文化祭)は、実行委員の生徒たちが中心になり、企画・立案から展示・公演・装飾・広報といった各部門の準備、当日の運営に至るまで全て生徒が行います。
彩羽祭実行委員の生徒たちは1学期に何度も打ち合わせを重ね、彩羽祭を安全かつ充実したものとするために準備を進めてきました。
広報部門では生徒たちの手による「彩羽祭公式ホームページ」が、8月31日に晴れてオープンしました。
広報部門の生徒からメッセージが届いています。
こんにちは。文化祭実行委員会広報部門よりお知らせがあります。
第76回彩羽祭ホームページを公開しました!
今年度は、9/9(土)・9/10(日)に彩羽祭を開催します。
ホームページには、彩羽祭のポスター・キャラクターデザインの最優秀賞者のインタビューや、公演スケジュール、飲食メニューなど、たくさんの情報を掲載していますので、ぜひご覧ください。
また、入場後の滞在時間に制限はありません。どうぞごゆっくりご見学ください。
生徒による「彩羽祭公式ホームページ」は以下のリンクから是非ご覧ください。
生徒による彩羽祭公式HPはこちらからご覧ください。
2023.08.31
夏休み中の生徒たちの様子をお伝えします
本校の夏休みも、本日が最終日となりました。
NEWS&TOPICSではこれまで夏休み中の講習や部活動、学外活動の様子をお伝えして参りましたが、本日は視点を変えて学園のリーダーである高校2年生たちの自習の様子を中心にお伝えいたします。
夏休み中は、9月9日・10日に迫った彩羽祭の準備や部の夏合宿の運営など、様々な活動において高校2年生がリーダーとして活躍している場面を見ることができました。
また、多くの生徒がそれぞれの目的に応じて夏期講習を受講し、これまでの学習の総復習や学んだことを応用してより難しい問題に挑戦したりと、学習の面でも充実した夏休みを送っていました。
この夏は高校3年生だけではなく、高校2年生以下の学年にも常に開放されている自習室が用意されています。
夏休み中も、部活動や文化祭準備の前後の時間を活用し、寸暇を惜しんで学びに向かう姿がありました。
高校2年の自習室を覗くと、日付を書いたシールを貼って自分の努力の継続を可視化するためのシートや、同級生や自分自身の振り返りや激励を自由に書き残すノートが用意されていました。
同級生たちの努力や試行錯誤を目の当たりにしながら、今自分ができることに精一杯取り組んでいる姿が見られました。
昼休みには、洗足学園溝の口キャンパスの中心に位置し、憩いの場である「The Lawn」(芝生広場)で、かき氷をおいしそうに頬張る生徒たちの姿がありました。
学園ではこの夏、生徒や学生にひと時の涼をとってもらおうと、「The Lawn」でかき氷の無料配布を行っています。
冷たさと甘さに癒されて、生徒たちは午後の活動へと向かっていきました。
明日からはいよいよ2学期が始まります。
学業に、行事に、学外活動に、生徒たちの更なる成長に期待します。
2023.08.30
教員研修2日目の様子をお伝えいたします
昨日に引き続き、本日は先週行われました教員研修の様子を紹介いたします。
今回は、8月25日に行われた教員研修2日目の様子をお届けいたします。
この日は、教科に分かれての教科研修と新たにTEA LIBRARY内に設置されたインタラクティブ地球儀「SPHERE」に係る研修が行われました。
洗足学園では、新たな学習指導要領のもと、各教科独自のカリキュラムを組んで授業を行っています。
しかし、一度策定したものをそのまま続けるのではなく、常にブラッシュアップを行い、より良いものを目指していくのが洗足流です。
教科研修では生徒たちの学力向上を目指して、教科教授、カリキュラム、自己評価など多岐に渡るテーマで先生たちは研鑽を行っていました。
参加する教員一人一人が積極的に発言し、対話を行っていくグループワークショップ形式で研修は進行していきました。
インタラクティブ地球儀「SPHERE」に関する研修では、開発者であり、京都芸術大学教授・NPO法人ELP代表の竹村眞一氏にお越しいただき、「SPHERE」の開発秘話から機能説明、活用に向けたアドバイスをいただきました。
人工衛星から送られてくるリアルタイムの雲や台風の発生、世界の都市のライブカメラの画像、数億年前の大陸移動から地球温暖化の未来予測まで、生きた地球の様子を確認できる「SPHERE」。
常に新たなデータやコンテンツがオンラインで更新される「進化する地球儀」に、先生たちの目は釘付けになっていました。
地球儀の概念を超え、気候変動や自然災害、貧困や飢餓、ゴミ問題など、現代の地球のリアルな課題を「見える化」することで、生徒たちに未来への視野を与えてくれます。
この最先端の教材を洗足学園の教育に取り入れるべく、先生たちは研修で得た内容をどのように授業に活かしていくかを真剣に考えている様子でした。
2日間の研修を通じて、エネルギーに溢れる先生たちの取り組みから、今よりもっと良い教育をという意気込みが感じられました。
2学期も、洗足学園の教育は進化していきます。
2023.08.29
教員研修1日目の様子をお伝えいたします
本校の夏休みも残りわずかとなりました。
最大7タームに及ぶ(学年によって異なります)夏期講習も今週をもって終了し、生徒たちは9月1日の2学期始業に向け、それぞれが準備に励んでいます。
教員も万全の形で生徒たちを迎えられるよう、始業に向けた準備を行っております。
新学期の準備が進められる一方で、8月24日・25日の2日間に渡り、教員研修が行われました。
NEWS&TOPICSでは本日と明日、この教員研修の様子を紹介したいと思います。
本日は教員研修1日目の様子をお届けいたします。
24日は、午前に「ChatGPT」に関する研修が行われました。
「ChatGPT」は、人間のように会話をするAI(人工知能)です。
本校では、いち早く最新版である「ChatGPT4.0」を教員向けに導入いたしました。
研修を前後半に分け、前半では人工知能である「ChatGPT」の仕組みや使用上の留意点を学ぶ講習を、後半は各教科に分かれて「ChatGPT」の教育への導入に向けたディスカッションを行いました。
参加した先生たちの表情は好奇心に満ち溢れ、新たな技術を教育に反映させるために何をしていくべきかを真剣に議論していました。
午後は、校務分掌に関する研修と学年に分かれての研修が行われました。
校務分掌研修では、6年一貫教育を担う私学として、洗足学園ならでは教育を提供するための活発な意見交換が行われていました。
学年研修では、1学期を振り返り、生徒たちの成長の様子を確かめると同時に、2学期や2024年度に向けての具体的な教育活動に関して、ディスカッションが行われました。
教員が自分の目の前にある課題のみではなく、大きな視野で世の中全体を見つめ、これからの社会に必要な力とは何かを的確に捉えることで、生徒たちにより発展的な教育を提供できるようになります。
洗足学園では日々変化する社会に対応した教育を行うべく、教員も立ち止まることなく研修を通じで研鑽を行っています。
明日は教員研修2日目の様子をお届けいたします。
2023.08.28
アメリカ研修レポート 第2弾
7月16日(日)より3週間の日程で実施された夏期アメリカ語学研修。
先日は、研修1週目の様子を紹介いたしましたが、今週は2週目の様子を紹介いたします。
3週間の研修も半ばとなるこの週の英語の授業では、最終日に受験するTOEFL対策を中心として、学びを深めていました。
具体的には、英作文の書き方や難易度の高い英文の読解方法を学びました。
講師の先生とも打ち解け、授業中の発言も1週目に比べ徐々に増えてきました。
1週目に引き続き行われたYouthグループとの交流会では、5~6名で同じ板の上に乗り、息を合わせて進む競争や、水風船を使ったキャッチボールなどで親交を深めました。
前回よりも積極的に現地の生徒たちに話しかける姿が、大変印象的でした。
午後のアクティビティでは、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のキャンパスや水族館を訪れました。
UCLAでは、現地大学生によるキャンパスツアーに参加し、映画の舞台にもなっている校舎を見学しました。
アメリカの大学生活や学部での学びについて理解を深めることで、将来の選択肢をまた1つ増やしたようでした。
週末には、アナハイムのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーやロサンゼルスのハリウッドを訪れ、アトラクションや観光を楽しむなど、休日を満喫したようです。
2023.08.25
彩羽祭見学・9月学校説明会の予約受付を開始いたしました
本日午前9時より、2023年度彩羽祭(文化祭)及び9月学校説明会の予約受付を開始いたしました。
本校では9月9日(土)・10日(日)に「彩羽祭」(文化祭)を校内にて開催いたします。
受験生・保護者の皆様におかれましては、彩羽祭のご見学を通して、生徒たちの活動の成果をご覧いただくと共に、洗足学園での生活を体感していただければと思います。
9月21日(木)には「学校説明会」を開催いたします。
学校長による挨拶・学校説明、担当者による教育説明、また最新の入試情報の説明を行います。
説明会終了後、授業見学・校舎見学をご希望の皆様に実施いたします。
こちらのページよりご予約ください。
また、9月1日(金)午前9時より「オープンキャンパス」並びに「授業見学会」の予約受付を開始いたします。
「オープンキャンパス」では、在校生や教員とのふれあいを通して、洗足学園での生活を体感し、楽しいひと時を過ごしていただければと思います。
保護者の皆様も活動の様子をご見学いただけます。
また、11月の土曜日に2週に渡って、生徒たちが学業に励む姿を直接ご覧いただく機会である「授業見学会」を開催いたします。
本校の授業を見学いただき、洗足学園の教育をご理解いただければと思います。
こちらより詳しい情報やご予約方法をご覧いただけます。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
2023.08.24
中3・高1・高2の夏期講習の様子をレポートします
先日のNEWS&TOPICSでは、高校3年生の夏期講習の様子を紹介いたしましたが、本日は中学3年、高校1年、2年の夏期講習の様子を紹介いたします。
本校では、高校3年のみならず、中学3年以上の学年でも夏期講習を実施しております。
学期中の通常授業を担当している先生が夏期講習も担当するため、生徒たちの学びの状況を十分把握した授業を実施できます。
また、生徒たちも気軽に質問することができ、学期中の授業を土台にして希望の進路の実現に向け更に進んだ学習を行うことができます。
「授業で分からない箇所を補強したい」、「もっと理解を深化させたい」など、それぞれが自らの目標を定めて講習に臨んでいます。
教室を覗くと、授業内容を余すところなく吸収し、自らの力にしていこうと講習に向き合う生徒たちの姿がありました。
先生たちも、生徒たちの理解が深まるよう工夫を凝らして授業を行っていました。
講習は3日間を1タームとし、学年により最大7タームの講習が行われます。
生徒たちの学びに向けた真摯な姿勢を、今後も全力で支えていきます。
2023.08.23
俳句研究会 全国大会での快挙
今年1学期に学校公認団体となった俳句研究会。
8月18日から21日にかけて愛媛県松山市で開催された第26回俳句甲子園全国大会に出場しました。
俳句甲子園とは、5人1チームで俳句作品の点数と鑑賞の点数の合計で競う大会です。
俳句研究会は、5月に行われた関東地区大会では惜しくも全国大会への出場権を逃しましたが、句のみの審査である投句審査にて選出され、見事、全国大会に出場することとなりました。
生徒たちは、これまで全国大会に向け準備を進めてきました。
楽しみ、時に苦しみながらも、よりよい一句を追い求め、俳句を創作していました。
また、自句に対する理解を深めるため、何度も打ち合わせを重ね、鑑賞を深めていました。
全国から集った高校生たちの熱気に満ち溢れる全国大会では、日頃の練習の成果を十二分に発揮することができました。
予選グループリーグでは3勝を挙げ、見事ベスト8に進出しました。
決勝リーグ進出をかけた予選トーナメントで惜しくもその切符を逃しましたが、生徒たちの表情には充実の色が見えました。
団体として、奨励賞(ベスト8相当)を受賞しました。
また、個人としては、高校1年の福田理紗さんが、優秀賞を受賞しました。
福田さんの受賞句を紹介いたします。
「 ソクラテス 無職と知りて ハンモック 」
「ソクラテス」という「思索する」「哲学をする」ことを生業にしていた古代ギリシャの著名な哲学者も、現代的な労働観に照らせば「無職」となってしまうことの間の抜けた滑稽さから、現代の労働観の是非までを逆照射的に問いかけるような措辞と、そのソクラテスへの羨望が現れているような「ハンモック」という季語の取り合わせが卓抜な句です。
全1,400句以上の中から13句しか選ばれない優秀句に選出されるという快挙に、チームメイトも歓喜の涙を流していました。
全員が高校1年生の初出場チームの快進撃は「俳句甲子園に新風を吹き込んだ」と、審査員や観客の方々、他の出場校の生徒や教員から、驚きと期待をもって評価されました。
生徒たちは、早くも来年度に向けて動き出しており、帰りの飛行機の中でも俳句を作る様子が見られました。
俳句研究会の今後の活躍から目が離せません。
2023.08.22
イギリス語学研修レポート 1週目
本校では、海外研修を単に英語力の向上を目指すだけでなく、英語を実践的に使用することで、新しい世界へ飛び出すチャンスとさせたいと考えています。
アメリカ語学研修は昨夏から再開をいたしましたが、いよいよイギリス語学研修が本年度から再開することになりました。
今年度は7月30日(日)より16日間の日程で実施いたしました。
本日は、イギリス語学研修1週目の様子をレポートいたします。
研修場所は、ロンドンから電車で1時間半ほどに位置する大学都市、ケンブリッジです。
本研修では、アジアやヨーロッパ各国から集まった生徒とともに語学学校に通います。
研修前に英語力によるレベル分けのテストを受験し、beginner、lower intermediate、upper intermediateの3クラスに割り振られます。
生徒たちは寮に宿泊しており、空き時間は公園や共有スペースで他の参加者たちと交流できるのも魅力の1つです。
午後は街散策や大学訪問、パンティング(川下り)など、複数ある活動の中から希望するものを選択できます。
1週目のアクティビティとして実施されたパンティングでは、有名なため息橋の下をくぐるなど、ケンブリッジならではの体験ができました。
休日はケンブリッジ観光に加え、車で1時間ほどの所にあるピーターバラまで足を伸ばしました。
ピーターバラでは、イングランド国教会の大聖堂であるピーターバラ大聖堂を訪れました。
その荘厳な佇まいとスケールの大きさに、生徒たちは感動していました。
イングランドの歴史を体感できた1日となりました。
2023.08.21
彩羽祭見学・9月学校説明会のご予約について
本校では、2023年度彩羽祭(文化祭)を校内にて開催いたします。
受験生・保護者の皆様におかれましては、彩羽祭のご見学を通して、生徒たちの活動の成果をご覧いただくと共に、洗足学園での生活を体感していただければと思います。
また、9月学校説明会の開催も決定いたしました。
学校長による挨拶・学校説明、担当者による教育説明、最新の入試情報の説明を行います。
説明会終了後、授業見学・校舎見学をご希望の皆様に実施いたします。
彩羽祭見学および学校説明会は予約制となります。
予約開始は8月25日(金)午前9時を予定しております。
こちらより詳しい情報やご予約方法をご覧いただけます。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
2023.08.04
高校2年生の取り組み 後編~進路への取り組み
昨日の「高校2年生の取り組み前編」に続き、本日は後編として、高2生たちが臨んだ進路に向けての取り組みをお伝えいたします。
高校2年では、ホームルームの時間を活用し、自分の意見を客観的に論述する力の育成に取り組んでいます。
昨日お伝えした研究論文の執筆も、論述力の向上には欠かせない取り組みですが、今回は進路に向けての取り組みの一環として行った志望理由書の執筆についてレポートいたします。
自己の進路実現のため、向上心を持って学びを継続していくには、なぜ進学したいのかという熱意が欠かせません。
高校2年は、部活動や生徒会活動で中心となるリーダー学年である一方、進路実現の上では目標を定めていく重要な時期となる学年です。
ただ漠然と希望する進学先に憧れを持つだけではなく、なぜそこにこだわりたいのかを客観的に見つめるため、生徒たちはこの夏、志望理由書の執筆という課題に取り組みます。
志望理由書を書き上げるには、将来専門的に学びたいと考える学問を明確にすることはもちろん、そのような関心を抱くきっかけを振り返り、未来と過去をつなぐ思考を経て、現在の志望を見つめ直すことが必要です。
また、その学問を学ぶ社会的な意義について考えることを通じ、机上の学問を実社会の問題へと繋げていく視点を獲得していかなければなりません。
1学期終業式の後、生徒たちは将来学びたい学問や、これまでの自分を振り返った「自分史」のキーワード、関心を持っている社会問題など、様々なテーマについて意見交換を行いました。
友人たちの関心や生き方の軸に触れることを通じて、自己を改めて見つめることができます。
長い夏休み中も様々な場面で活躍し、その経験を通じて更に将来に向けての展望を具体的にしてくれることでしょう。
洗足学園では、生徒の幸福な自己実現に向け、各学年で成長の段階に合わせた様々な進路への導きを行っています。
NEWS&TOPICSは、8月7日から8月20日まで夏休みをいただきます。
次回の更新は8月21日を予定しております。
どうぞお楽しみに!
2023.08.03
高校2年生の取り組み 前編~研究論文中間報告会
本校の高校2年は、実質的な学園のリーダー学年であると同時に、これまでの学園での学びの総仕上げを行う学年でもあります。
これまでNEWS&TOPICSでは、リーダーとして活躍をみせる高校2生たちの活動をレポートしてきました。
今回は角度を変え、2回に渡って、学びの総仕上げに向けた高2生たちの取り組みと、進路・進学に向け着々と取り組む姿をお伝えして参ります。
前編の本日は、探究活動のまとめに向けた取り組みについて、ご紹介いたします。
本校では、中学3年と高校2年で、探究活動の集大成として研究論文を執筆します。
高校2年では、高校1年の探究の時間の経験を活かしつつ、高次の研究・論文を目指します。
生徒たちが挑んでいるのは単なる調べ学習ではなく、先行研究を調査しながら、そこで明らかになっていない新しい課題を見出し、仮説を立て、検証を行う、より深い探究学習です。
実社会の中に見出した、「答えがまだ明らかになっていない問い」を、教科や学問の枠はもちろん、「高校生にはここまでしか分からない」というような既成概念を超えて、総合的・横断的に考えることを目的としています。
中学3年次のテーマをさらに深く探究する生徒がいる一方、自己の進路と関連付けた新しいテーマを設定して研究を進める生徒もいます。
また、4月に一旦決めたテーマも、研究を進めていくうちに更に具体的になり、個々の生徒の関心が反映された独創的なテーマへと深まってきました。
中間報告会では、生徒たちが4~6人程度のグループに分かれ、1学期中の研究の進捗と、夏休みに進める研究の計画について報告し合いました。
この中間報告会は、高2進路委員が中心となり、お互いの研究により良い刺激を受け合えるような会を、と計画したものです。
進路委員の意図した、「その実験方法はどうやって決めたの?」「研究を進めるにあたって課題になっているのはどんなところ?」といった質問が活発に飛び交う会となりました。
友人が関心を持っている問いを知ることを通して、実社会に向ける新しい眼差しを獲得しようとする生徒たちの姿は、世界に向けて問うことから学びが始まるということに立ち返らせてくれるものでした。
2023.08.02
彩羽祭に向けた実行委員の頑張り
7月28日(金)、彩羽祭実行委員会のトップである委員長のK.Hさんが宮阪校長先生を訪ね、準備の進捗状況の報告や実施に向けた取り組みを語りました。
本校では生徒自治活動の重要な柱として彩羽祭を位置づけ、来場者の入場形態の設定から当日の展示・公演・飲食プログラムの管理・進行、広報活動及び公式ホームページの制作、校内の装飾に至るまで全てを生徒たちが取り仕切り、実行します。
既に1学期より彩羽祭に向けた準備は着々と進んでおり、来月の本番に向けて枠組みとその内容が整いました。
実行委員長のKさんは、新型コロナウィルス感染症が感染症法上の5類となって初となる彩羽祭を安全に行えるよう、来場者の入場に関して、設定した枠や入校の仕組みについて校長先生に説明を行いました。
また、今年の特別企画として「洗足のリアル」と題した企画公演について、「『学びのある文化祭』にしたいという思いからこの企画を立案しました」と語りました。
その他にも、当日のスケジュールや段取りに関して、校長先生と詳細な打ち合わせを行いました。
Kさんの表情を輝かせて語る姿が、大変印象的でした。
校長先生からは、「彩羽祭は生徒の皆さん自身が創っていくものです。頑張ってください!」とエールが送られました。
生徒たちは自治活動を通して、自らの頭で考え、困難な状況があってもそれを乗り越える精神力と知恵の生かし方を学んでいます。
この経験が、きっと生徒たちの人生の糧になるはずです。
これからも彩羽祭実行委員の生徒たちの頑張りを応援していきます。
2023.08.01
高3夏期講習の様子をお伝えいたします
本校の授業は、大学進学後に十分な専門的研究ができる学力、そして社会で活躍するために必要な知と教養の育成を目指しています。
授業だけで十分な学力の向上が期待できますが、難関大学への進学をより確実なものとするため、様々な講習をはじめ多様な学力支援講座を設置しています。
この夏は中学3年生以上の学年で、夏期講習を実施しています。
本日は高校3年の夏期講習の様子をお伝えいたします。
高校3年生にとって、夏は天王山ともいえる時期です。
それぞれの進路実現に向けて懸命な取り組みを行っています。
この日夏期講習が行われている教室を覗くと、そこには真剣な眼差しで授業に集中している高3生の姿がありました。
先生の解説をすべて吸収し、自分の力にしていこうという気迫がひしひしと伝わってきました。
本校では、高校卒業後、さらに学びを続け、それぞれの可能性を花開かせることができるよう、通塾に頼らない進学サポート体制を整えています。
2023.07.31
アメリカ研修1週目の様子をお伝えいたします
本校では、夏休みまたは春休みに希望者を対象とした海外語学研修を実施しています。
単に英語力の向上を目指すだけでなく、英語を実践的に使用することで、新しい世界へ飛び出すチャンスとさせたいと考えています。
昨夏より再開したアメリカでの夏期語学研修を、本年度も7月16日(日)より3週間の日程で実施しております。
本日は、夏期アメリカ語学研修1週目の様子をレポートいたします。
アメリカ・ロサンゼルスでの研修では、週4日間の英語の授業に加え、ホストファミリーとのファミリーデイなど、アクティビティが数多く予定されています。
研修初日、26名の生徒たちはホームステイ先のホストファミリーと合流し、2日目よりカリフォルニア州トーランスにあるEl Camino Collegeでの英語の授業を受講しました。
ネイティブの先生によるコミュニカティブな授業に、最初は緊張で口数の少なかった生徒たちもどんどん発言が増え、楽しく英語を学んでいました。
生徒たちは、洗足学園の日々の英語学習が生きていることを実感したようです。
午後はトーランスを周るSouth Bay Tourに参加し、ウェイフェアーズチャペル、レドンド・ビーチ、そして現地のスーパーに立ち寄りました。
スーパーのレジでの支払いに挑戦するなど、アメリカの文化を肌で感じる貴重な体験になりました。
各日午前中の授業の後、午後はアクティビティーとして様々な活動にチャレンジしました。
3日目に行われた地元のユースグループとの交流会では、アイスブレークとしての自己紹介の後、現地の生徒たちとバスケットボールや卓球のゲームを一緒に楽しみました。
英語をコミュニケーションの道具として活用していく中で、心の交流も生まれていくことを生徒たちは実感していました。
また、休日のプログラムも充実しています。
ユニバーサルスタジオハリウッド訪問、レドンドビーチでの海水浴、大谷選手の所属するロサンゼルス・エンゼルスの野球観戦。
どれも生徒たちにとって、かけがえのない思い出になったようです。
次回は2週目の様子を第2弾としてお届けする予定です。
2023.07.28
中1白樺湖ホームルーム研修レポート 第2弾
昨日に引き続き、7月23日(日)~25日(火)の日程で行われた中学1年白樺湖ホームルーム研修の様子を紹介いたします。
本日は第2弾として、2日目・3日目の生徒たちの姿をレポートいたします。
2日目は、「車山ハイキング」と「キャンプファイヤー」が行われました。
ハイキングでは標高1925mの車山の山頂を目指して、クラスごとに登りました。
「関東とは違った白樺湖の綺麗な空気が吸えて清々しかった。」
「ガイドさんの『みんなが虫たちの世界にお邪魔している』という言葉が印象に残り、虫を含めた自然に対して謙虚な気持ちになれた。」
「都会では見られない植物が見られ、またコンクリートの上ではありえない涼しさを体感でき気持ちよかった。」
生徒たちの感想から、自然の偉大さと謙虚な気持ちを持つことの大切さを感じている様子が伝わってきました。
キャンプファイヤーでは点火の儀式で火のありがたみを知った後で、ホームルーム研修実行委員が何日もかけて考え、企画したレクリエーションを行いました。
普段はあまり関わることのない他クラスの生徒との交流ができたようで、生徒たちは充実した時間を過ごすことができました。
最終日となる3日目は、鷹山ファミリー牧場での体験学習に臨みました。
はじめに全員でスモークチーズを作り、その後班ごとに乳搾り体験、バードコール作り、トラクター乗車体験、魚のつかみどり体験など複数のアクティビティに分かれました。
生徒はそれらの体験を通して
「実際に体験をしたことで、自分達が飲んでいる牛乳は本来子牛が飲むものを譲ってもらっているのだなと実感し、感謝の気持ちを学ぶことが出来た。」
「昔は冷蔵保存ができなかったから、燻製という方法で保存をしていたことを知り、牧場では昔の知恵を学ぶことができた。」など、「すべての経験を学び」として捉えることができたようです。
3日間の研修を通して、生徒たちは今まで経験したことがない様々な体験から、楽しみながらも多くを学ぶことができました。
ホームルーム研修での経験を糧に、2学期も充実した日々を過ごしてもらいたいと思います。
2023.07.27
中1白樺湖ホームルーム研修レポート 第1弾
中学1年では、例年夏期行事として宿泊を伴うホームルーム研修を行っています。
信州の豊かな自然の中での共同生活を通じ、相互の信頼を深め、協調の精神を学びます。
アウトドアクッキングやハイキング、キャンプファイヤーなどの体験から、大地の恵みへの感謝の気持ちと自然を守り次の世代へ引き継ぐ精神が培われます。
今年度は、7月23日(日)~25日(火)の2泊3日に日程で実施をいたしました。
本日は、1日目の様子を第1弾として紹介いたします。
初日は、開校式とアウトドアクッキングが行われました。
アウトドアクッキングでは、班のメンバーと協力して、ローストチキンやビーフシチューを作りました。
食材のありがたさを学び、それらに感謝をしながら生徒たちは調理を行いました。
「自分の班は火がなかなかつかず苦戦していた中、違う班の人からコツを教えてもらって火をつけることができました。」
「親たちはいつも当たり前のように料理をしていますが、実際作ってみて楽しかったけれど、とても大変だったので、親の大変さを学び、感謝の気持ちでいっぱいになりました。」
「普段ならコンロをつけてフライパンやお鍋でシチューを作れてしまうけれど、コンロがないというだけで火を調整をするのが難しく、常に気を使い大変でした。けれど、その分、作った料理はとても美味しく感じました。」
今まで当たり前だと思っていたことに感謝しなければならないということを改めて実感している様子が、生徒たちの感想から伝わってきました。
夜には、2日目のハイキングに向けて山岳ガイドの方による事前オリエンテーションが行われました。
車山高原をはじめとした自然環境への理解を深め、翌日のハイキングを有意義なものにしていこうという生徒たちの表情が印象的でした。
明日は2日目、3日目の様子を第2弾としてレポートいたします。
どうぞ、お楽しみに。