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2020.10.06

授業紹介 中1国語の授業を紹介いたします

連載中の授業紹介でございますが、本日は中学1年の国語の授業を紹介いたします。
本校では65分1コマで授業を行っておりますが、中学1年の国語では週4コマの授業を主に現代文分野を取り扱う国語A 3コマと主に古典分野を取り扱う国語B 1コマに分けて行っています。
国語Aでは文部科学省の検定教科書の他に、本校の国語科教員がオリジナルで制作したテキスト「洗足国語」を使用しています。

この日の中1の国語Aの授業では、「洗足国語」に収録されているメディアリテラシーについて書かれた文章を取り扱いました。
本文で問題提起された「多数派/少数派」「ブームやトレンド」とメディアのかかわりについて、意見文を書いていきます。

「ただ単に述べたいことを書き連ねるのではなく『問題提起』『意見提示』『具体例を用いた理由』『結論』といった文章の構成の大切さを学んでもらいたい。」と語るのは、この授業を担当した国語科の山内智美先生です。
「国語は『感覚』ではなく『論理』の科目です。相手に考えを伝える際にも論理的に伝えることが大切。文章の『型』を理解し、それを使いこなせるようになることは生徒たちにとって必ず財産になるはずです。」と山内先生は続けます。
「コロナ禍の中で、報道が私たちの日常に大きな影響を与えたことは言うまでもありません。情報は発信する側の主観や意図が含まれていることを理解した上で、情報を受信する側として何が必要かを生徒たちには是非主体的に考えてもらいたいと思います。」と山内先生は授業の目的を語ってくれました。

「筆者の考え」「友人の考え」「保護者の考え」「報道で伝えられる考え」など生徒たちを取り巻く環境には様々な「考え」が溢れています。山内先生は生徒たちにそんな多くの「考え」を理解し吸収していく中でも、ぶれることのない「自分の考え」をしっかりと持ち、それを表現できる術を国語という授業を通して身に着けてもらいたいと話してくれました。
この授業で、自らの意見を懸命に書いている生徒たちの姿から、山内先生の思いを受け止めて取り組んでいる様子がひしひしと伝わってきました。

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