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2020.01.08

海外大に進学した卒業生の講演を行いました

1月8日(水)、3学期始業式の中で本校の卒業生であり現在ハーバード大学在学中の古川あかりさん、イエール大学在学中の篠宮芽衣さんが講演を行いました。

 

古川さんからは、アメリカでは将来の職業の専門分野をいきなり勉強するのではなく、幅広い知識を身につけるリベラルアーツが主流であることが語られました。
大学の施設の様子や、キャンパスライフを多くの写真で紹介してくれました。
ただし、写真では見えない現実として、ハーバードでの生活の95%は勉強の時間であり、勉強が生活の中心であるという実態も語ってくれました。

篠宮さんは大学での学びとして「臨床心理」を選びましたが、高校生の時は文系であったということを紹介しました。
大学入学後は天文学を学び、そのなかで心理学に出会いました。
心理学を学んでいるなかで、もっと自分の実生活にリンクするような「手触り感」を感じたくなったことから「臨床心理」を専攻としたそうです。
自分が何かを勉強するときに重視するものに気づき、そこから学ぶ道を選ぶという考え方に、生徒たちは高い関心をもって耳を傾けていました。

二人からは、在校生に伝えたいこととして、今のうちに読書を沢山しておいてほしいということが挙げられました。
大学生になると時間があると思っていたが、実際に読みたい本を読める時間の確保が難しいという現実を語ってくれました。
最後に、「『夢』は変わってもよい。自分が気になったことへ勇気をもって挑戦して、自分らしい道をあゆんでほしい。」という力強いメッセージが送られました。

 

在校生にとって、海外のトップ大学に進学した先輩から直接話を聞ける機会はなかなかありません。
真剣な眼差しで聞き入る生徒たちの様子が大変印象的でした。
生徒たちにとって、挑戦を恐れることなく自分らしく生きる素晴らしさと、自分らしく生きるために今何が必要なのかを考える良い機会になったようです。

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