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2019.04.09

第3回AI倫理会議に本校生徒が参加しました

2019年3月26、27日に清泉女学院で行われた第3回AI倫理会議に本校の高校1年生が参加しました。

 

1日目はAI専門家の方に講演をして頂きました。

参加した本校高校1年生森青花さんは「石川氏のお話で、『今後は自分しか知らない情報をどれだけ持っているか、が鍵になる』という言葉に驚いた」と話していました。

 

2日目はテーマごとのグループに分かれてAI倫理憲章を作成しました。

医療班で倫理憲章作成に参加した今川穂乃香さんは

「私は進路のことも考え、医療班を選びました。私は個人的にAIはあっていいと思っていて、うまく活用すれば医師の負担が減り、労働時間も短くなると思っていました。

しかし、話し合いは思ったよりも深いところまで進み、様々なことを話し合った結果、AIは診断に使われるとき、大学病院など、総合病院などだけで使われるべきで、個人病院などの小さな病院では診断に使用することを禁止することにしました。

また、総合病院であっても、使うことが許されるのは難病に対し正確な病名がわからないときに、会議を開いて、資格を持った人だけが使用する、ということに決めました。

この結論に至った経緯としては、AIを使った方が診断の正確さが上がること、しかし、診断の上で様々な可能性をAIが提示した時にその全てを医師に調べさせるのは負担を増やすだけであるという意見が出たからです。

また、AIに頼りすぎると誤診の場合、責任がどこにあるのかが不明確になるためでもあります。それらから、診断でAIを使う場合は慎重に進めて行くべきだという結論に至りました。また、手術においてのAIの使用のことも話し合い、手術では、タブレットなどを使い、手術するときになにがどこにあるかがよく見えるようにするということがあげられ、その用途での使用は進めていくべきだということになりました。さらに、受付など事務的な仕事は全てAIに任せても良いということになりました。

この会議を通して、私は医学部を目指しているのに、医療のことについての知識が格段に少ないことに気づいたので、これからは様々な視点から医療のことについて、AIの使用について、考えていきたいです。」と話していました。

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