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2026.10.28
高2 修学旅行事前学習 前編


昨日より修学旅行に出発した高校2年生。
前回のNEWS&TOPICSでお伝えした通り、今年度より、高校2年生の修学旅行は、生徒一人ひとりが自身の興味・関心に応じてコースを選択する、探究型のコース別修学旅行となりました。
各コースでは、訪問先の歴史や文化、社会課題について事前学習を重ね、現地での学びをより充実したものにするための準備を進めてきました。
今回のNEWS&TOPICSでは、修学旅行の準備を中心となって進めてきた修学旅行委員の生徒たちから寄せられた、各コースの取り組みと修学旅行に向けた意気込みを前編・後編の2回に分けてご紹介いたします。
私たちのコースでは、岩手県陸前高田市、宮城県気仙沼市、岩手県平泉町を訪問します。
日本で避けられない災害について、東日本大震災から防災・減災や復興のあり方を学びます。
特に、ワタミオーガニックランドや長洞元気村の取り組みから、単なる復旧にとどまらず、地域が新たな価値を生み出す復興や地域活性化について学びます。
また、元陸前高田市長の戸羽太氏や現地で活動する方々のお話、震災遺構の見学を通じ、災害や社会課題を自分事として捉え直します。
事前学習では、東京臨海広域防災公園を訪問し、首都直下地震の展示を見学して、災害を身近な問題として考えました。
また、災害時に人々が寄付やボランティアを行う理由や、自分が震災当時の市長だったら何を優先するかについて対話し、個人の行動や行政の意思決定への考察を深めました。
更に、良い質問とは何かを学び、訪問先について調べながら、現地で検証したい仮説や問いを立てました。
受動的な見学者ではなく、自ら問いを持ち、質問を通して課題を検証する取材者としての姿勢を養っています。
現地では、震災遺構や資料館の見学、被災者との対話を通じて被害の実情を理解し、被災地で求められた支援や、困難から立ち上がるリーダーシップについて学びます。
そして、震災の記憶を未来へ継承する責任を自覚し、復興や地域再生に必要な視点を考えながら、防災・減災の方法を模索したいです。
私たちは修学旅行で福島県を訪問し、原発事故からの復興や伝統工芸、農業について学びます。
原発事故によって避難を余儀なくされた地域について理解を深め、復興への取り組みを学ぶとともに、伝統工芸品に触れ、後継者問題などの課題についても考えます。
また、福島の農業の現状について学ぶことも目的の一つです。
事前学習では、原発について調べ、スライドにまとめて発表しました。
また、『風化させずに風評被害をなくすにはどうすればよいか』『本当の復興とは何か』などの問いについて対話を重ね、原発事故や復興について多角的に考えました。
伝統についても、『現代の流行と融合させるべきか、ありのままの形を残すべきか』というテーマで意見を交わしました。
更に、福島の伝統工芸品や会津藩にまつわる歴史のクイズ、農業の現状についての学習を通して、福島への理解を深めました。
フィールドワークでは、ふくしま館を訪れたほか、復興庁では原発事故や復興に向けた取り組みについてお話を伺いました。
今回の修学旅行を通して、原発事故を自分たちにも関わる問題として捉え、復興に取り組んできた方々の思いに触れながら、自分自身の将来についても考えたいです。
また、伝統に触れることで、受け継ぐことの難しさや大切さを学び、過去から受け継がれてきたものを次の世代へとつないでいく意識を育みたいと思います。
修学旅行委員を中心として、生徒たちはそれぞれのテーマに向き合い、対話やフィールドワークを重ねながら準備を進めてきました。
今回の修学旅行が、これまでの学びを更に深め、社会のさまざまな課題を自分事として考える貴重な機会となることを期待しています。