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2025.05.16

中1 「対話」の授業を行いました

本校では、総合的な探究の時間に各学年で「哲学対話」を実施し、生徒たちの深く考える力の育成を行っています。
その第一歩として、中学1年では、初めての「対話」の授業を行いました。

初めに、「対話」とは何かという全体のレクチャーを講堂で実施しました。
他者と相互に話すことで新しい自分に出会うという目的や、参加者にとって安全な空間を確保するためのルールを学びました。
自分の経験に即して話すこと、話がまとまらなくてもよいこと、意見が変わってもよいことなどを生徒たちは学んでいきました。

その後、グラウンドに出て、この日のテーマである「しあわせってなに?」について、「対話」を実践しました。
教員からは、「しあわせって一瞬だけのもの?」「お金があれば、しあわせになれる?」など最低限の小テーマを提示し、その後は生徒たちが自ら考え、活動を行っていきました。

生徒たちの感想を掲載いたします。
・発言はあまりできなかったけれど、グループのみんなの意見を聞いて、自分なりの意見を持つことができた。次回は自分の意見を言えるようにしたい。
・ある人は、「幸せとは嬉しいとは違う」と言っていて、確かにと納得しました。「その人の環境によって幸せの度合いが違う」と言っている人もいました。みんな色々な考えを持っていて、これからも対話をしていきたいと思いました。
・「不自由なく好きなことをして暮らしていたら幸せだ」と言っている人もいた。私は、「不自由なことがあっても、その人が生きていて楽しいと思っていれば幸せなんじゃないかな? 」と思っていたけれど、違う意見も聞いて、今の自分のように不自由がないことで、幸せに暮らせているということもあるなと思った。

対話の授業は、これからも続いていきます。

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