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2024.01.18

高1 哲学対話を行いました

1月11日(木)、高校1年で「哲学対話」を実施しました。

哲学対話は、対話の参加者が輪になり問いを出し合い、共に考えを深めていくというものです。
社会が目まぐるしい速度で変化し、その構造が複雑化する中で、答えのない問いを他者と協同して考え抜く力が求められています。
本校では、こうした社会の中で、幸福な自己実現を目指して生き抜いていく力を養う取り組みの一環として、哲学対話の場を設けています。

高校1年は学年目標として「疑う」ということを掲げており、この「疑う」ことの集大成として、文学・音楽・絵画・古美術など様々な領域を深く方法的に「懐疑」し、鋭く強靭な思想の数々を残した批評家である小林秀雄氏のテキストと、生徒たちは格闘しました。

小林さんの時に晦渋で難解な論理を前にして、つまづき苦しみながらも、クラスメイトとの、そしてテキストとの対話を、和気あいあいと、時に真剣な面持ちで、楽しんでいました。
多様な角度から複数の意見を出して議論を交わし、小林秀雄さんの文章をも「疑」い、議論の遡上に載せようとする姿勢には、頼もしさを感じました。

生徒たちには、今後の人生の中でも、腰を据えて他者と対話し、粘り強く思考を深めていくという姿勢を持ち続けていってもらいたいと思います。

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