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2023.09.04

2学期始業式の様子を紹介いたします

本校では、9月1日(金)より2学期がスタートいたしました。
NEWS&TOPICSでは、2学期始業式の様子を紹介いたします。

始業式は厳かな雰囲気の中、校歌の斉唱から始まりました。
生徒たちの澄み渡った歌声が、大講堂に響き渡りました。

はじめに登壇された宮阪校長先生は、100年前に関東大震災を経験した創立者の前田若尾先生の決意について語られました。
震災を生き抜いた前田先生は、女性の自立のために自分の人生を尽くしていきたいと、そのわずか6か月後、自宅に小さな学び舎を作りました。
以来100年に渡って受け継いできた創立者の思いを忘れずに、学園生活を送ってもらいたいと語られました。

夏休みの生徒たちの挑戦を称えられた校長先生は、この夏のご自身の経験として2つのお話しをされました。
1つ目の話として、山登りで見渡した夜空の美しさから宇宙に思いを馳せ、8月にインドの無人探査機が氷が存在する可能性が高い月の南極付近への着陸成功のニュースを取り上げられました。
水が確認されれば人類の新たな拠点になり得、それにより更なる月面探査が行われていく可能性があることへの高揚感を語られました。
もう1つの話は、この夏に読んだ一冊の本の話です。
その本の名は、アンディ・ウィアー作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」。
誰にも頼ることができない宇宙という環境の中、物理の知識と力で生き抜いていく主人公が描かれた物語です。
2つの話から校長先生は、自然の摂理や真理の探究が人類の進化と文化の構築に繋がったことを挙げられ、自然科学の奥深さを生徒たちに語られました。

一方、ことばの力の偉大さにも触れられ、今夏、俳句甲子園全国大会に出場した俳句研究会の生徒たちの活躍から、そのみずみずしい感性とことばに命が吹き込まれた時の感動を話されました。
そして、俳句甲子園のキャッチフレーズ「高校生にしか語れない俳句がある」を取り上げられ、中学高校時代という今を大切に、中高生だからこそ得られる経験をしてくださいと2学期に向けてのエールを送られました。
食い入るように生徒たちは、校長先生の話に聴き入っていました。

次に学外活動報告として、8月18日から21日に愛媛県松山市で開催された第26回俳句甲子園全国大会に出場し、チームとして奨励賞(ベスト8相当)、個人では高校1年の福田理紗さんが優秀賞受賞という快挙を成し遂げた俳句研究会の生徒たちが登壇しました。
俳句甲子園での経験を試合の動画を交えて語る7人の高1生たちに、生徒たちはその場にいるかのような実感をもって真剣に耳を傾けていました。

続いて、彩羽祭(文化祭)実行委員長の生徒が登壇し、今後の彩羽祭について生徒たちに語りかけました。
精一杯準備に取り組み、彩羽祭を成功に導きたいというリーダーの決意を、生徒たちは引き締まった表情で受け止めていました。

最後に、中学では生徒会副会長が、高校では生徒会長が登壇し、2学期を迎えるに際して、生徒たちに語りかけました。
生徒会長のYさんは、この夏の高校野球を話題に、エンジョイ・ベースボールの裏側には地道な努力があったことを語りました。
地道な努力こそ、私たちの日常生活に必要なことであるとYさんは力強く訴えました。
生徒会長の呼びかけに、大きく頷く生徒たちの姿が印象的でした。

本校では、2学期も安心して生徒たちが学園生活を送ることができるよう、また生徒たちが中高時代にしか得られない貴重な経験を積み重ねることができるよう、教育活動を行って参ります。

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