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2023.05.26

高1 「疑う」練習を行いました

5月18日の「総合的な探究の時間」に、高校1年では「疑う」練習を行いました。
「疑う」は、本年度の高校1年の学年目標でもあります。

「疑う」力は、未来の予測が難しい「VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)」の時代を生き抜くための必須スキルであるとも言えます。
高校1年では、年間を通してこの「疑う」力の涵養に取り組んでいきます。

生徒たちは既に前回の授業において「疑う」練習のキック・オフを終えており、今回は「疑う」練習の2回目に取り組みました。
前半では、「一つのテーマを様々な観点から疑う」ことに取り組みました。
4人1グループを作ると、グループごとに異なるテーマが与えられました。
与えられたテーマは「コンビニ」「ミールキット」「掃除機」「文房具」など多種多様なものです。

生徒たちは、まずテーマに対して疑問を持つところからスタートしました。
例えば、「コンビニ」というテーマが与えられたグループは、「いつからあるのか」「コンビニの定義とはなにか」「どんなものでも販売することができるのか」などの疑問を協力して出し合い、一つのテーマに対し、次々と複数の切り口を発見していました。

更に、教員側からランダムで配布されたキーワードも利用し、複数の切り口を深化させることにも成功していました。
生徒たちが和気あいあいと自由闊達に議論をする姿は頼もしく、中には短時間で思いもかけない独創的な観点を提示する生徒もいました。

授業の後半では「自分自身を疑う」ことに取り組みました。
中学3年時に完成させた研究論文を「様々な観点から疑う」ことで、一度は完璧に仕上げたと感じていた研究論文にも、まだまだ改善の余地があり、切り口を変えてみた時に、全く異なる視野が開くことに気づいたようでした。

高校2年生次に集大成として執筆することになる研究論文へも、「疑う」力を活用して、多様で豊か、かつ強い足腰を持つ研究となることを期待します。

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