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2021.08.11
種子島エアロスペーススクールに本校生徒が参加します
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主催する「種子島エアロスペーススクール2021」に、本校高校1年M.Yさんが参加することになりました。
「種子島エアロスペーススクール2021」は全国から選ばれた高校生が、オンラインで宇宙航空分野の最先端の講義や施設設備の模擬見学、グループディスカッション等を通して体験学習を行うプログラムです。
Mさんは小学生の頃から宇宙に興味があり、プラネタリウムによく行っていたそうです。
夏休みを迎えるにあたって、自らの興味がある学外活動を探していたところ、JAXAのホームページで今回のプログラムに目がとまり、応募することを決意しました。
全国の高校生とオンラインを通して共に活動を行うことで、切磋琢磨できることへの期待を報告に訪れた校長室で、Mさんは目を輝かせながら語ってくれました。
種子島エアロスペーススクールは8月24日から26日までの3日間の日程で、1日あたり5時間から6時間のプログラムが行われます。
この機会を通して、Mさんが宇宙への好奇心を更に広げ、深く探究していくことを期待します。
Mさんの挑戦を心から応援しています。
2021.08.10
国連英検で中2生が国連協会会長賞を受賞しました
国際連合公用語英語検定試験(国連英検)は、1981年から始まった長い歴史を持つ英語検定試験です。
受験級は特A級からE級までの全部で6つの級があり、年に2回、全国主要都市で試験が実施されます。
中学2年I.Aさんは本校の模擬国連同好会に所属し、その活動の中で国際知識の必要性を感じ、日本国連協会が主催するこの英語検定に興味を持ちました。
今回A級の試験にチャレンジし見事合格、A級受検者の中から成績優秀者に与えられる「国連協会会長賞」を受賞しました。
二次試験の面接では「コロナ禍がなかったら、国際社会で重要になっていた課題はどのようなものだと思いますか」という質問が出されました。
Iさんはこれまでの洗足での学びや模擬国連同好会での活動で得た経験をもとに、気候変動や森林の減少といった環境問題について答えていきました。
現在、Iさんは海外大学のネット講座を受講し、更に国際知識を広めています。
次回は特A級に挑戦しその成績優秀者に与えられる「外務大臣賞」を狙いたいと報告に訪れた校長室で抱負を語ってくれました。
Iさんをはじめ自らの目標に向かってチャレンジする生徒たちの頑張りを、今後も全力で応援していきます。
2021.07.27
高校生ビジネスグランプリへの高1生の挑戦
夏休みは、本校が掲げる教育の柱の一つである「学外交流活動への挑戦」に積極的に取り組む絶好の期間です。
本日は、日本政策金融公庫が主催する「高校生ビジネスプラン・グランプリ」に今年挑む高校1年生4名の取り組みを紹介します。
「高校生ビジネスプラン・グランプリ」は「活力ある日本を創り、地域を活性化するためには、次世代を担う若者の力が必要である」という理念のもと、高校生・高専生がビジネスプランを作成する過程を通じて、自ら未来を切り拓いていける力を養うことを目的として毎年開催される全国規模のビジネスコンテストです。
本校からは毎年応募する生徒たちが増え、2018年度には「人間の敵『G』が悪者からヒーローに?!」で審査員特別賞に、2019年度には「元気な魚を取り戻す!~世界初!味で誤食を防ぐ生分解性プラ~」で準グランプリに輝く生徒たちが生まれました。
先輩たちの活躍に刺激を受け今年も多くの生徒たちが、「ビジネスプラン・グランプリ」に挑戦をします。
本日紹介する4名の高1生は、高校2年生で取り組む研究論文執筆に向け高校1年から準備を進めていく中で、その研究をビジネスにも生かせるのではないかと考え、挑戦することを決意しました。
この日は7月27日に主催者が開く相談会に向け、具体的なビジネスプランのアイディアを4人で出し合うため、ミネルヴァカフェに集まりました。
4人にはそれぞれの思いがありました。
Aさんは、中学で学外活動には参加していなかったそうです。
しかし、1つのことをやり遂げてみたいという思いが自分の中に常にあり、高校では是非学外活動に挑戦したいと思って今回参加することにしました。
Bさんも、これまで1回も学外活動に挑戦したことはありませんでしたが、今回チャレンジする環境に身を置くことで、自分を変えたいと思ったそうです。
将来、職業に就いた時に人の役に立ちたいと語ってくれました。
Cさんは昨年日経STOCKリーグに参加し、企業を見る機会を得ました。
今回は企業側で物事を考えることを通じて、自身の思考力を高めていきたいと話してくれました。
Dさんは、1つの目標に向けてみんなで何かを成し遂げたいという思いから参加を決意しました。
夏は忙しいが、この挑戦を通じスケジュール管理能力を高めたいと抱負を述べてくれました。
それぞれの思いを胸に4人の挑戦が始まります。
2021.07.20
数学と音楽の創造性 演奏会&講演会を行いました
昨日(7月19日)中学3年、高校1年を対象に洗足学園前田ホールにて行われた、「数学と音楽の創造性 演奏会&講演会」の様子を紹介いたします。
数学研究者であり、ジャズピアニストであり、メディアアーティストであり、STEAM教育者であり、2025年に開催される大阪・関西万博のプロデューサーでもある中島さち子先生をお招きし、「数学と音楽の創造性 21世紀を彩るのはあなたの創造性だ!」をテーマに、講演とジャズ演奏が行われました。
オープニングは中島先生(ピアノ)、マルチリードプレイヤーの鈴木広志さん、パーカッション奏者の相川瞳さんによるジャズ演奏です。
一流の奏者による演奏に、生徒たちは音楽の世界に引き込まれていきました。
奏者の紹介の後、中島先生から今回のテーマである「数学と音楽の創造性」についての講演が行われました。
一見すると全く別分野に思える「数学」と「音楽」は、実は深い繋がりがあることを中島先生は様々な角度からのアプローチで、生徒たちに示してくださいました。
生徒たちはこれまでの概念を超え、新たな視点をもたらしてくれる中島先生のお話しに大きく頷きながら、メモを取っていました。
これをきっかけに大いに創造力を養い、音楽も数学も楽しみながら、これからの学びに生かしていってもらいたいと思います。
2021.07.19
学校説明会を開催しました
7月17日(土)、本校主催一般入試志望者対象学校説明会を開催いたしました。
説明会は同一プログラムで4回行われ、延べ880組1760名の皆様がご来校されました。
当日は新型コロナウイルス予防に万全を期し、来場者の皆様には正門での検温、受付での手の消毒にご協力いただきました。
また、大講堂では前後左右を空けてご着席いただき、常にドアを開けての換気、各回終了後の座席の消毒作業を行いました。
開会前には本学園卒業生による弦楽四重奏のミニコンサートが行われました。
説明会は、宮阪校長の挨拶、学校説明からスタートしました。
学園の根底に流れる精神から現在の取り組みに至るまで、スライドを用いながら説明申し上げました。
宮阪校長は最後に、大学在学中に「教育」から「医学」に進路を変更し、現在医学部の大学院に通う卒業生の海外でのボランティア活動の様子の写真をスクリーンに映し、彼女の志を持った生き方、希望する道を選び取ることができる幅広い学びの姿勢を紹介し、説明を締めくくりました。
教頭による具体的な教育内容の説明に引き続き、卒業生によるパネルディスカッションが行われました。
パネラーは今春卒業し、東京大学文科二類1年在学中の松本由衣さん、京都大学農学部1年在学中の岩田夏希さんのお2人です。
ディスカッションの内容は多岐に渡り、部活動の話から生徒会活動・課外活動の話、大学入試に向けての取り組みなど在学中の6年間を振り返り、エピソードを語ってくれました。
そして、現在大学で取り組んでいることに洗足での学びがどのように結びついているのかを話してくれました。
ディスカッションの締めくくりとして、将来の夢とそれに向けての過去と現在を語る2人の目はきらきらと輝いていました。
2人のディスカッションに会場からは大きな拍手が送られていました。
校務主任より2022年度入試に向けての説明の後、希望される方に校舎見学が行われました。
ツアー形式で行われた校舎見学では、案内の教員からその施設ならではのエピソードが語られ、またいくつかの施設の入り口には卒業生たちが立ち、その場所での在学中の思い出を話してくれました。
当日ご来校いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。
今回ご予約をいただけなかった皆様には、秋に校内での説明会を予定しております。
ご予約などの詳細は8月下旬にホームページ上でお知らせをする予定です。
是非本校のホームページをご覧いただければと思います。
2021.07.15
中1 夏休みの過ごし方をアドバイスを行いました
中学1年生にとっては洗足学園に入学後、初めての夏休みを迎えます。
夏休みは自らを律する「自律」を実践に移し、タイムマネージメントのスキルを身につける大切な時期です。
中学生として初めて迎える夏休みを有意義なものにできるように、この日は大講堂でアドバイスが行われました。
アドバイスとはいえ、先生から生徒たちに一方的な情報伝達をするのではなく、生徒たち自らが深く考えていくのが洗足流です。
先生の説明にあわせ、スクリーンには「自由に過ごせる40日間をプロデュースしよう」と表示されました。
生徒たちにとって理想の夏休みとはどのようなものなのかを、生徒たち自身が考えていきます。
自身が考えた夏休みの過ごし方をお隣の席のクラスメイトと交換し、感想を伝え合います。
相手の話を聴き、また自分の考えを伝えていく中で、視野が広がっていきます。
それを実感している中1生たちの表情は、実に生き生きとしていました。
生徒たちには自分ならではの目標を立てた上で、今しかできない夏の過ごし方を考え、実践してもらいたいと思います。
2021.07.14
中学3年 平和学習を行っています
本校では中学3年で修学旅行として九州の地を訪れます。
修学旅行においては多くの学びの目的がありますが、その大きな柱の一つに平和学習があります。
被爆地である長崎を訪れ、フィールドワークを行うと共に、フィールドワーク後に集合する長崎平和公園で「洗足平和式典」を行います。
「洗足平和式典」では、修学旅行に至るまでに事前学習で学んだ歴史、平和の意義、そして長崎の地でフィールドワークによって体験した内容を踏まえて、「平和宣言」を行います。
現在中学3年ではこの修学旅行に向けて、事前学習を行っています。
この日は大講堂に集まり、フィールドワークで訪れる地の歴史的背景を学びました。
具体的には、大講堂のスクリーンに映写される爆心地周辺に今でも残る浦上天主堂や山王神社二の鳥居などの建物の映像を見ながら、その解説を聞き、自ら歩く地にどのような過去があったのかを学んでいきます。
生徒たちは手元の地図と映像を交互に見ながら、真剣な表情で解説を聴いていました。
生徒たちは歴史を学び、今を見つめ、未来を描くことの大切さを事前学習から学んでいるようでした。
2021.07.12
海外大学情報コーナーを紹介いたします
本校ではあらゆる選択肢から自らの進路を選び取ることができるよう、全教科型のカリキュラムを導入しています。
幅広い学びを行うことで、自分らしい生き方を見出した時、ためらうことなくその道を進んでいくことができる力の育成を行っています。
進学に関しては、その選択肢の幅は国内の大学のみならず、海外の大学をも包含します。
毎年海外大学に進学する生徒がいることも、本校の大きな特徴と言えます。
本校では生徒を対象とした「『海外大学』という選択肢」というテーマでの卒業生講演会の実施や、保護者を対象にした「卒業生の保護者による海外大学受験説明会」を開催しております。
また、校舎1階のカフェテリア入り口付近に「海外大学情報コーナー」を設置しています。
円柱状の掲示板には、アメリカ、カナダ、オーストラリアをはじめとした世界各国の大学の情報が掲示されています。
「海外大学ではどのような学びが行われているのか」、「大学の敷地内にはどのような施設があるのか」など生徒たちが知りたい情報が一目でわかるようになっています。
立ち止まってある海外大学の情報を見ていた生徒に話を聴くと、この後教室に戻り自分のChromebookを使って更にその大学について調べたいと語ってくれました。
身近なところにある情報を、生徒たちはきっかけとして利用し、理解を深めながら自分の選択肢の幅を広げている様子がわかりました。
今後も生徒たちがいつでもチャンスを掴むことができるよう、幅広く情報を提供していきたいと思っています。
2021.07.08
図書館での生徒たちの過ごし方
1学期期末考査も残すところあと2日間となりました。
期末考査の日程は中学3年以上で5日間、中学1年・2年は4日間と長丁場ですが、生徒たちは最終日まで全力で努力を続けています。
この日校舎3階の図書館を訪れてみると、集中してテスト勉強に取り組む生徒たちの姿がありました。
図書館では現在、新型コロナウイルス感染予防のため、入館時に手の消毒を行った上で大きな机1卓につき1名で使用し、全員前を向いて着座しています。
生徒たちが向き合う壁面は全てガラス張りで、その窓からは中庭の緑を望むことができ、静寂な中にも明るく開放的なスペースで生徒たちは黙々と自習を行っていました。
本校の図書館は知の宝庫であるとともに、生徒たちにとって憩いの空間でもあります。
時には本に親しみ、時には自らと向き合い、時には勉学に打ち込む。
生徒たちは、洗足学園の図書館ならではの充実した時間を、思い思いに過ごしています。
2021.07.07
卒業生インタビュー 後編
昨日に引き続き、イェール大学を先日卒業した本校卒業生の篠宮芽衣さんのインタビューを掲載いたします。
後編の今回は、海外大学進学に向けた軌跡、イェール大学の魅力、大学での学び、今後の人生の展望についてのお話を紹介していきます。
篠宮さんは高校1年の時の自分をこう振り返ります。
「私は『この道に進んでいきたい』というこだわりがありませんでした。逆にいろいろなことに興味を次々と持ってしまう。実はそれが悩みの種でした。」
当初は日本の大学に進もうと思っていましたが、国内の大学は専門分化する学部学科制がほとんど。
ようやく芽が出始めた教養系の大学も、オープンキャンパスに実際に行ってみて、物足りなさを感じてしまいました。
やはり自分にはリベラルアーツ教育を受けられる海外大学が向いていると思ったそうです。
しかし、海外大学進学には高額な学費の問題があります。
ご両親は応援してくれましたが、過度な負担をかけたくないという気持ちがありました。
そこで、篠宮さんは国内の財団の給付型奨学金の取得にチャレンジをしました。
そして見事奨学金の給付を得ることができ、海外大学への道が拓けました。
進学先としてイェール大学の魅力は、総合大学でありながらリベラルアーツカレッジのような幅広い学びができるという点にあります。
また、圧倒的な教育リソースを誇り、広大なキャンパスで世界の頭脳ともいえる優秀な先生から質の高い教育を受けることができるのも、イェール大学ならではです。
早期出願で合格を勝ち取った篠宮さんは、いよいよ2017年9月からイェール大学で学ぶことになりました。
イェール大学での学びで印象的であったことを尋ねると、篠宮さんは大学での授業の話もさることながら、まずは寮での生活の話をしてくれました。
バックグラウンドが異なる多彩な同世代と生活を共にすることで、人生にとってかけがえのない時間を過ごすことができたそうです。
ルームメイトとは、差別についての話、価値観についての話、宗教についての話など様々なジャンルについて自然に意見を交換し、日々議論をしていた篠宮さん。
「オープンマインドで様々な価値観を受け入れる大切さを学びました」と語ってくれました。
篠宮さんは大学での学びとして「臨床心理」を選びましたが、大学入学後は実は「天文学」を学んでいました。
「フィールドワークベースの授業もたくさんありました。私は毎週天文台に通って望遠鏡に触れていました。」と話してくれました。
その天文学の学びの中で、心理学に出会いました。
そして、心理学を学んでいる中で、もっと自分の実生活にリンクするような「手触り感」を感じたくなったことから「臨床心理」を専攻としたそうです。
イェール大学を卒業した今、篠宮さんはビジネスの世界に飛び込み、金融関係の会社へ就職します。
「心理学を学んでいる中で、学問が実社会にどう活きるかに興味がわきました。経済を動かしているのは人の心。心理学を学んだからこそ、ビジネスの世界に進んでいきたいと思いました。」
篠宮さんは自分にとって何が一番ワクワクできるかを常に考えています。
最後に篠宮さんはこう語ってくれました。
「今の私があるのは、様々な人との出会いがあればこそです。
洗足は自分の背中を押してくれる先生やクラスメイトがいました。
これからも、人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。
そして、自分が後輩たちのロールモデルになり、かっこいい先輩であり続けられたらと思います。」
2021.07.06
卒業生インタビュー 前編
本校では、大学での学びを経て、いかに幸福な自己実現を果たし得たかを重要な視点とし、その土台となる中学高校の6年間一貫教育を行っております。
このような考え方に基づき、卒業後のフォローとケアに力を注ぎ、卒業生にとって長い人生の様々な分岐点で、いつでも立ち戻れるマザーポートスクールとしての学校でありたいと思っています。
今回は、昨日本校を訪れてくれた2017年3月卒業の篠宮芽衣さんのインタビューを掲載いたします。
本日はその前編となります。
篠宮さんは先日、アメリカ合衆国東海岸の名門校が名を連ねるIvy Leagueの一角であるイェール大学を卒業しました。
インタビューでは洗足在学中に熱心に取り組んだことや海外大学を目指したきっかけ、イェール大学の魅力、大学での学び、今後の人生について幅広くお話を聴くことができました。
前編では海外大を目指すきっかけとなったエピソードや中高時代の洗足学園での学び・挑戦のお話を紹介していきます。
篠宮さんが進路に関して朧気ながらも意識をし始めたのは中学3年生の時。
特に海外大学進学への興味を持つきっかけになったのは、洗足の帰国生の先輩がハーバード大学に進学したことでした。
国内の大学の細分化された学びの体系に違和感を感じていた篠宮さんは、あらゆる分野を幅広く学ぶことができる海外のリベラルアーツ教育に関心がありました。
しかし、海外大のハードルの高さに悩んでいました。
そんな時、先輩のハーバード大学進学は自身に大きな勇気を与えてくれたそうです。
その後篠宮さんは授業はもちろんのこと、学内外の活動に積極的に取り組み、視野を広げ、経験を積んでいきます。
学内では模擬国連同好会を率い、他校の生徒たちを洗足に招き、ジャパンメトロポリタン模擬国連大会の主宰を務めました。
学外では「液体ミルクプロジェクト」の活動に参加しました。
当時、日本では乳児に与える液体ミルクの販売は認められていませんでした。
しかし、災害時、火や水が使えない環境では粉ミルクを赤ちゃんに飲ませる術がありません。
そのような状況の中、ある1人のお母さんが立ち上がり、国に液体ミルクの販売を認めてもらいたい、企業に製造を行ってもらいたいという活動を始めました。
篠宮さんがこの活動に心を打たれ参加した時には、まだ数名しか参加者がいなかった活動でしたが、その後東京都知事の支援も受け、活動の輪が広がり、ついには2017年に法改正がされ、企業も液体ミルクの生産・販売を行うようになりました。
この経験を通して、篠宮さんは自分と社会のつながりを強く意識するようになっていきました。
次回の後編では、海外大進学に向けた取り組み、イェール大学の魅力、大学での学び、今後の人生の展望について紹介していきます。
2021.06.30
高1 現代社会(政経)の授業で模擬裁判を行いました
本日は高校1年現代社会(政経)の授業で行われた模擬裁判の様子をご紹介いたします。
現代社会(政経)の授業では三権の一翼を担う司法に関して、単に制度を理解するだけではなく、体験により自ら思考することでより深い理解を得ることができるよう授業を行っています。
今回の授業では、強盗致傷事件の模擬裁判員裁判を行いました。
生徒自ら裁判長、検察官、弁護人、被告人、証人を演じ、演者の生徒以外は全員裁判員をつとめ、事件の判決を行いました。
生徒たちは争点を慎重に吟味した上で、自らがどのようにこの事件を捉え、判決を下すかを真剣に考えていました。
授業の後半では、有罪・無罪それぞれの判決を下した生徒たちがその考え及び根拠を発表し、全員で意見を共有しました。
授業の担当者である社会科主任の香川教諭は、「裁判の争点をどのように捉えるか」や「裁判における推定無罪の原則」といった判決を下す際の重要な要素を、生徒たちに丁寧にアドバイスしていました。
今回の授業を通して、生徒たちは司法が担う大切な役割、そして自ら思考することでこれに積極的に関わる重要性を学ぶことができました。
2021.06.29
季節を感じられる行事の準備中です
洗足学園は「季節を感じられる学校」です。
春には学園に植えられた桜が見事に咲き誇り、新入生の入学をお祝いします。
5月には、正門をくぐり正面にある銀色に輝く「シルバーマウンテン」前に並べられた鯉幟が、爽やかな風を受けてたなびきます。
クリスマスシーズンには、ライトアップとイルミネーションで学園が華やかに彩られます。
現在、校舎内では季節を感じられるある行事に向けて準備を行っています。
校舎2階の吹き抜けスペースのアトリウムや大講堂と図書館の間の廊下、そして図書館前には、何やらクラスごとの目印がつけられています。
また、教室前では生徒たちが何かに飾りつけを行っていました。
さて、本校では何の行事の準備を行っているのでしょうか。
夏を感じさせるこの行事の様子は、後日NEWS&TOPICSで紹介していきます。
どうぞ、お楽しみに!
2021.06.28
高2生が工夫を凝らした朝の挨拶を行っています
心を込めた「挨拶」はコミュニケーションの基本であり、これほど清々しく気持ちの良いものはありません。
学園の実質的なリーダー学年である高校2年生たちが、朝、正面玄関に立ち、登校してくる生徒たちに毎日気持ちの良い挨拶を行っています。
この習慣は洗足学園の伝統になっており、代々高校2年生が挨拶を行っていますが、今年の高校2年生は元気よく素晴らしい1日のスタートを切ってもらいたいとの思いから、ある工夫を行いました。
それは手作りで「おはようございます!」と書いたパネルを制作し、これを掲げながら挨拶を行うことです。
気持ちの良い挨拶には、元気で大きな声での挨拶が欠かせません。
しかし、新型コロナウイルス感染予防の点から大きな声を出すことは控えねばなりません。
そこで高2生たちは手書きのパネルを制作し、大きな声は出さずともこれを掲げて気持ちの良い挨拶を行うことにしました。
コロナ禍により私たちの生活には様々な制約が課されています。
しかし、高2生たちが見せてくれたように工夫を行うことによって、これまでよりも生き生きとした生活は実現できます。
学園のリーダーとして高校2年生たちの工夫を凝らした取り組みが、すべての生徒たちを導いてくれています。
2021.06.24
バンクオブアメリカ証券副社長林礼子氏の講演を行いました
本日5時間目に高校1年ではMinerva Seminars講演会として、BofA証券株式会社(バンク・オブ・アメリカ証券株式会社)取締役副社長 林礼子氏を講師としてお招きし(以下林先生)、ご講演をいただきました。
本校では、「答えのない時代」を生きる生徒たちに、自分の人生をデザインできる力を身に着け、自分らしい生き方ができるように教育を行っています。
今回ご講演をいただいた林先生は、外資系金融機関でキャリアを積み重ね、2019年から現職であるBofA証券株式会社取締役副社長に就任されています。
講演のテーマは「今後の社会と女性の職業観」です。
林先生は中学高校時代・大学時代のエピソードから金融機関での経験に至るまで、ご自身の歩みを振り返られて、生徒たちに自らの生き様を語られました。
金融の力を使って環境問題や格差の問題といった世界的な課題を解決したいという林先生の志を生徒たちは真剣な表情で受け止めていました。
林先生はお話の中で、生徒たちに多くのメッセージを送ってくださいました。
「自分自身に力をつけることが大切。自分の足で立つことの爽やかさを感じてもらいたい。」
「やっていて楽しいことを行ってもらいたい。」
「自分が好きなことを貫くと共に、誰かが喜ぶことをすることが人生を豊かにする。」
「友人を大切にし、いつでも相談することで、道が開かれる。」
林先生の言葉の一つ一つを生徒たちは胸に刻んでいる様子でした。
講演の後に行われた質疑応答では、生徒たちから積極的な質問が飛び出しました。
「お仕事をしていて印象的なエピソードを教えてください。」
「中学の頃から貧困問題に取り組みたいという志を持っていらっしゃったとのことですが、今のお仕事で貧困問題に取り組んでいることがあればお教えください。」
生徒たちの質問に林先生は一つ一つ丁寧に答えてくださいました。
本校では生徒たちに様々な出会いの場や挑戦の機会を設けています。
今回の林先生との出会いで、生徒たちは自分の人生を新たな視点で見つめるきっかけを得たようでした。
2021.06.23
中3公民3分間プレゼンテーションをご紹介します
昨年度高校1年現代社会の授業で行われた生徒による3分間プレゼンテーションが、本年度は中学3年の公民の授業でも行われています。
1授業に1名の生徒が発表を行いますが、われこそはと名乗りを上げた生徒から順に発表を行っていきます。
プレゼンテーションのテーマは「自分が好きなもの、興味があるもの」です。
「公民」の授業では広く社会の仕組みを捉え、私たちが生きていく世界を学ぶ授業です。
生徒たちが興味あるテーマを自由に設定し、調査を行うことは広く世界を知ることにつながります。
生徒たちは調査後その内容をもとにパワーポイントを作成し、3分間のプレゼンテーション内容をまとめていきます。
今年初回の3分間プレゼンテーションに自ら名乗りをあげた中学3年生のTさんは、「擬音語」をテーマにプレゼンテーションを行いました。
Tさんの発表では、生徒たちにとって身近な存在である漫画作品などにも「擬音語」が用いられていることやその効果について分析が行われていました。
3分間という短い時間ながらも、擬音語の役割と魅力を的確に伝えていました。
発表する側の生徒も聴く側の生徒も、生き生きとした表情がとても印象的でした。
Tさんは、中学1年の時にブックトークで初めて人前で話した際は頭が真っ白になったことを振り返って話してくれました。
「しかし、今回のプレゼンでは落ち着いて話すことができました。そして、クラスメイトのリアクションに本当に助けられました。」と語ってくれました。
生徒たちはプレゼンテーションの意義をしっかり理解した上で授業に臨んでいることが大変よく伝わってきました。
2021.06.18
中1 書写の作品が展示されました
本校では中学の3年間、国語の授業時間内に「書写」の授業を実施しています。
本日は中学1年の書写の授業と授業内で生徒たちが書き上げた作品がアトリウム及びミネルヴァカフェ内のデジタルディスプレイに展示された様子をレポートします。
洗足学園に入学後はじめて臨んだ書写の授業に、中1生たちは墨汁で服を汚さないようエプロン姿で書道室へ向かいました。
中学1年では「楷書」を学んでいきます。
書道室では用意してきた書道セットを広げ、先生のお手本に沿って書き順を確認しながら、半紙に大きく「栄光」「友情」の文字を書いていきました。
生徒たちの毛筆での堂々たる文字は、素晴らしい作品と言えます。
授業初日に書いた「栄光」「友情」の作品に加え、折り鶴を制作しその翼に小筆で「たいせつなもの」を書いた作品がアトリウムに展示されました。
折り鶴には「未来」「友」「心」「絆」「志」といった自分自身の「たいせつ」に思うものが、心を込めた文字で書かれていました。
また、折り鶴の作品はミネルヴァカフェ内のデジタルディスプレイにも展示されています。
WEB上ではございますが、生徒たちの力作をどうぞご覧ください。
2021.06.17
卒業生によるパネルディスカッションが行われました
本校では卒業生にOG補習やMinerva Seminarsでの講座、講演のご協力をいただいています。
今回は先日高校1年で行われました「卒業生によるパネルディスカッション」を紹介いたします。
今回パネルディスカッションに参加してくれた卒業生は、現在本校で教育実習生として実習中の卒業生4名です。
4名はそれぞれの中学高校時代を振り返り、その経験を高1生たちに伝えてくれました。
授業や家庭学習をはじめとした学習面から部活動や文化祭・体育祭といった自治活動に至るまで6年間の経験談、現在の進路選択に行きつくまでの過程の話、そして大学での学びに洗足での学びがどうつながっているかの話は、高1生たちにとって大変参考になる内容でした。
自分の生き方を考え、進路に真剣に向かい合っている高1生たちにとって、先輩たちの歩みを聴くことは心強いエールとなりました。
洗足学園は、卒業生の母校であり母港であり続けます。
そして、その卒業生たちの力を是非在校生のために生かしてもらいたいと思っています。
2021.06.16
ディベート大会「新緑杯」で高1チームが優勝しました
6月13日(日)にオンラインにて開催された第10回 高校生英語パーラメンタリーディベート連盟新緑杯(HPDU Spring Greenery Competition 2021)で、本校高校1年生のチームが優勝しました。
「新緑杯」は一般社団法人日本高校生パーラメンタリーディベート連盟が主催する即興ディベートの大会で、3人1組でチームを作り参加をします。
3人の中に初めてパーラメンタリーディベート連盟が主催する大会に参加する新人ディベーターが1名以上含まれることが条件となります。
即興ディベートを通して高校生の総合的英語運用能力を伸ばし、様々な社会問題に興味関心を持つ態度を養うとともに、経験者が新人ディベーターを育成する機会とすることを目的とした大会です。
全国46チームが参加したこの大会で、本校高校1年生のOさん、Sさん、Kさんのチームは高校2年生や高校3年生が入ったチームに4勝し、見事優勝を果たしました。
また、OさんはBest Rookie Debater賞を受賞しました。
3名は今回の大会に向けてディベート同好会で練習を重ね、またオンラインで大学などが主催する練習試合に参加し経験を積んで臨みました。
Oさんは、英語を話すことが好きで、ディベートを通じて自分の考えを英語で主張したいとの思いをきっかけに、中学1年の頃からディベート同好会に参加しました。
今回の大会でチームが優勝し、個人でもBest Rookie Debater賞に選ばれたことに、大変嬉しかったと語ってくれました。
Sさんは、はじめはディベートを積極的にやりたいわけではありませんでしたが、Oさんと一緒に活動し、様々な大会に出場しているうちにディベートの楽しさに気づきました。
いつかは新緑杯に出場したいと思っていたのですが、今回初出場で優勝し驚いていると話してくれました。
Kさんは、中学1年の時に見学したディベート大会の優勝チームに憧れ、いつかあのような活躍をしたいと思い、ディベート同好会に入りました。
今回自らが優勝し、憧れの一つが現実になったことに、大変感動していると語ってくれました。
3人の活躍に心から賛辞を贈りたいと思います。
優勝おめでとう!
2021.06.15
YouTubeチャンネル「ホンネで中学受験」で本校が紹介されました
人気YouTubeチャンネル「ホンネで中学受験」内の企画「ホンネで中学訪問」で本校が紹介されました。
「ホンネで中学受験」はチャンネル登録数1万7千件以上の大人気YouTubeチャンネルで、現役大学生のユウシンさんと同級生のヒロクマさんが手掛ける、中学受験に特化したWEBメディアです。
中学受験の成功を目指す全ての方々に向けて、「ホンネ」の情報提供を行っていらっしゃいます。
今回はユウシンさんが洗足学園の校舎や授業の様子を紹介する前編と、ユウシンさんと宮阪校長、卒業生の対談が収録されている後編の2本に分けて公開されています。
本校の教育をありのままに、まさしく「ホンネ」で紹介していただいております。
取材中、ユウシンさんをはじめスタッフの皆さん全員が真摯な気持ちで中学受験に向き合い、視聴する受験生や保護者の方々に情報を届けていこうという姿に、宮阪校長をはじめ今回の収録に携わった教職員が皆心打たれました。
ユウシンさんのYouTubeチャンネルの動画、そして本校の訪問・対談動画を是非ご覧いただければと思います。
「ホンネで中学受験」YouTube公式サイトはこちらから
洗足学園紹介前編「校舎・授業紹介編」は以下のバナーからどうぞ
洗足学園紹介後編「校長先生・卒業生対談編」は以下のバナーからどうぞ