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2024.07.10
中2 ディベートへの取り組み
本校では、生徒の論理的思考力を鍛えることを目的に、毎年中学2年の国語の授業でディベートに取り組んでいます。
本年度は以下の論題を扱いました。
論題
「日本は国政選挙においてインターネット投票を導入すべきである。是か非か」
ディベートでは、論題に対して自分の意に沿う立場を選ぶのではなく、肯定あるいは否定に無作為に振り分けられます。
自分の意見とは異なる立場の意見をあらゆる角度から想像し、論理的に組み立てていくことに、ディベートの面白さがあります。
生徒たちは、インターネット投票の持つセキュリティ上のリスクや投票率向上の可能性など、様々な検証を行い、主張を裏付ける公的なデータを収集していました。
この授業の集大成には、学年をあげてのクラス対抗トーナメントが用意されており、この日はその予選であるクラス内対抗戦を行いました。
授業内で行った準備の成果を十分に発揮し、各チームが力を尽くしていました。
ここでの結果をもとに、クラス対抗トーナメントに向けて、各クラスが論述に磨きをかけていきます。
生徒たちの今後の益々の活躍が楽しみです。
2024.07.08
7月学校説明会が行われました
7月6日(土)、6月に開催された帰国生入試志望対象学校説明会に続き、一般入試志望の受験生・保護者を対象とした学校説明会が校内で行われました。
当日は4回に渡って説明会が行われ、2,000名を超える受験生・保護者が来校されました。
説明会開会前には、本学園卒業生による弦楽四重奏が演奏されました。
予定していた曲に加え、アンコールの演奏も行われると、会場からは大きな拍手が湧きあがりました。
開会前に、洗足学園ならではの音楽に満ち溢れる雰囲気を感じていただきました。
開会後、洗足学園を代表して登壇した宮阪校長は、この日来場した児童たちに向け、暖かいエールを送っていました。
続いて登壇した教頭からは、時代を先取りする洗足学園の最新の取り組み・教育内容を説明いたしました。
説明の中で、事前に収録した在校生のインタビュー動画も放映され、洗足学園の教育を生徒たちがどのように糧として成長したかが伝わる内容となっていました。
続いて今春卒業した卒業生4名が集い、昨年度高校3年の学年主任を務めた永井敦史教諭のファシリテートのもと、パネルディスカッションが行われました。
洗足学園での学園生活を振り返り、熱中して取り組んだ「部活動」や学校の外に出て自らの力を試した「他流試合」、学びの柱となった「授業」や「行事」などについて語られました。
また、それぞれの進路に関しても、卒業生たちの個性あふれる語り口で紹介されました。
パネルディスカッションが終わると、会場は割れんばかりの大きな拍手に包まれました。
来場した児童たちや保護者に、卒業生の話を通して、洗足学園での生活がダイレクトに伝わったようでした。
2025年度の一般入試の説明が担当者から行われた後、施設見学がツアー形式で行われました。
この日は教員に加え、卒業生や在校生の保護者が施設見学の案内役を務め、それぞれの視点で生徒たちの生活の様子を、施設の説明の中で紹介していました。
今後も本校では学校説明会を通して、洗足学園での学びと生活を実感できる情報提供を行って参ります。
2024.07.04
アメリカからの留学生の洗足生活
本校では、自らの希望する将来に向けて、様々な挑戦の機会を設けております。
アメリカ、イギリスをはじめとした世界各国での生活を経験し、語学力を高める豊富な留学や語学研修プログラムもその機会の一つです。
また、海外からの留学生を迎え、学園生活を通して国際交流を行う機会もあります。
今回は、6月24日(月)~29日(土)まで、アメリカ合衆国ウィスコンシン州出身のEloise Zabowski(エリーゼ ザボウスキー)さんが、留学生として洗足生と学園生活を過ごした様子をレポートいたします。
公益財団法人YFU日本国際交流財団を通じて来日したエリーゼさんは、この1週間、高校2年生と共に授業を受けました。
また、中学3年生と華道や茶道を体験し、日本文化を学びました。
高校2年の学年集会などにも一緒に参加し、クラスの垣根を越えて多くの友人とかけがえのない時間を過ごしました。
この期間には、海外留学から帰着したばかりの高校生が数名いたため、彼女たちがエリーゼさんの良きカンバセーションパートナーになってくれました。
期末考査1週間前という期間ではありましたが、エリーゼさんに丁寧に優しく接する多くの生徒たちの姿から、本校の建学の精神である「謙愛」の心が根付いていることが感じられました。
最終日には、クラスメイトから思い出のアルバムを受け取り、学年の生徒たちから別れを惜しまれながら、エリーゼさんは洗足を後にしました。
この交流を通して、広く世界に目を向け、異なる文化・価値観を学び認め合うことの大切さと思いやりの精神の尊さを生徒たちは学びました。
今後も、本校では国際交流活動を推し進めて参ります。
2024.07.03
中1 白樺湖ホームルーム研修に向けた取り組み 後編
昨日より特集をしております中学1年の夏の宿泊研修である「白樺湖ホームルーム研修」。
本日は、この宿泊研修に向けた活動の第1弾として、生徒たちの発信による事前学習の様子を紹介いたします。
中1生徒実行委員たちは、校舎内に配信スタジオを設けて、そのスタジオから「Google Meet」を使用して、中1全クラス教室へ配信を行いました。
その内容は、実行委員より、行き先である白樺湖の自然・文化・産業などについての説明を行い、その説明をもとに、「Kahoot!」(カフート)にて作成したクイズ形式のゲームを実施するというものです。
楽しく教室で配信を通じて学んだ生徒たちの一方で、終了後のスタジオ内で配信を行った実行委員の生徒たちからは、「もっとこうすれば良かった」「あの時はこう対応した方が、さらに盛り上がったのではないか」という反省の声が聞こえてきました。
洗足学園の教育の特徴であるPDCAサイクルが、早くも中1生たちに根付いているようです。
ホームルーム研修までの準備期間も当日も、たくさんの「挑戦」と「成功」・「失敗」をし、その経験を学びとしてくれるはずです。
今後も生徒たちの成長をレポートしていきます。
2024.07.02
中1 白樺湖ホームルーム研修に向けた取り組み 前編
中学1年では、例年、夏期行事として宿泊を伴うホームルーム研修を実施しており、今年度は7月23日(火)~25日(木)の2泊3日の行程を予定しています。
信州の豊かな自然の中での共同生活を通じ、相互の信頼を深め、協調の精神を学びます。
アウトドアクッキングやハイキング、キャンプファイヤーなどの体験から、大地の恵みへの感謝の気持ちと自然を守り次の世代へ引き継ぐ精神が培われます。
本校における教育方針の3つの柱「自立」「挑戦」「奉仕」に基づき、研修内でのイベント等の企画・運営は、生徒たちの「実行委員」によって進められています。
今年度は「中1生徒を楽しませたい」という16名の生徒が立候補してくれました。
この日、これまでの取り組みの報告と「しおり」への寄稿の依頼を行いに校長室を訪れた実行委員長のM.Aさんは、研修のテーマに関して次のように説明してくれました。
「白樺湖ホームルーム研修のテーマを『絆』としました。洗足生として初めての集団での宿泊研修に臨むにあたって、この2泊3日のプログラムを通して、みんなの絆を深めていきたいと思います。」
宮阪校長先生より、入学からの3か月間の洗足生活についての感想を尋ねられると、Mさんは「考えることが主体となった宿題が楽しいです」と笑顔で答えていました。
学業に行事に充実した日々を過ごしていることが、大変良く伝わってきました。
明日のNEWS&TOPICSは、白樺湖ホームルーム研修に向けた中学1年生たちの活動の一端をご紹介いたします。
どうぞ、お楽しみに!
2024.06.28
俳句研究会 俳句甲子園での奮戦の様子を紹介いたします
昨日に引き続き、「俳句甲子園 地方大会横浜会場」で奮戦した俳句研究会の生徒たちの様子をレポートいたします。
洗足学園Aチームの初戦の相手は、昨年度全国大会3位の強豪校でした。
Aチームは高校2年生主体のチームです。
昨年の大会からの1年間で培った実力を発揮し、大いに健闘いたしましたが、僅差での惜敗となりました。
自分の句を、また相手チームの句さえも、丁寧に深く鑑賞しようとする態度は、会場の中でも随一でした。
旗の本数では惜しくも及びませんでしたが、彼女たちの俳句に取り組む姿勢の真摯さには胸を打たれるものがありました。
今後の投句審査での全国大会選出を期待します。
Bチームは快挙を成し遂げました。
無敗でリーグを勝ち抜き、見事に全国大会出場の切符を掴み取りました。
Bチームは、昨年度も出場経験を持つ高校2年生と、2ヶ月前に俳句を始めたばかりの高校1年生の混成のチームです。
練習では、高校2年生が高校1年生を丁寧にリードし、高校1年生も気概を持って取り組み、終始和気藹々とした雰囲気の中、楽しげに取り組んでいたのが印象的でした。
Bチームは、8月に愛媛県松山市で開催される全国大会への出場が決まりました。
今後の一層の成長と活躍を期待したいです。
閉会式では、高校2年生のF.Rさんの俳句〈花薊アンネの歳を追ひ越して〉が横浜会場の最優秀句として表彰されました。
また、同じく高校2年生のM.Aさんの〈豆腐屋のお釣りが濡れてゐる長閑〉、A.Nさんの〈仮病つかへよ長閑に名画座へ行かう〉も最優秀句候補として挙げられました。
生徒にとって同好の士と切磋琢磨でき、審査員から丁寧な講評をいただいたことは、得難い経験となったようです。
笑顔の生徒も、悔し涙を流す生徒もいましたが、どちらも真剣に打ち込まねば見られない表情です。
報告に訪れた校長室での話しぶりから、生徒たちにとって忘れがたい、価値のある経験ができた1日となったことが大変良く伝わってきました。
2024.06.27
俳句甲子園地方大会優勝の快挙 全国大会出場へ
2024年6月15日(土)、第27回俳句甲子園全国高等学校俳句選手権地方大会(横浜会場)に俳句研究会が参加しました。
俳句甲子園とは、5人1チームで俳句作品の点数と鑑賞の点数の合計で競う大会です。
洗足学園俳句研究会からは2チームが出場し、見事洗足学園Bチームが横浜大会第2会場で優勝し、全国大会への切符を手にしました。
昨年度は初出場の高校1年生のみで構成されるチームでしたが、今年は昨年度出場した高校1年生が経験を積んで高校2年生となり、更に新たに3名の高校1年生を迎えることができました。
より多様性に富み、厚みのあるチームで挑むことが出来ました。
今大会の兼題は、「日永」「蝌蚪」「花薊」です。
生徒たちは悪戦苦闘しつつも、秀句を求めて粘り強く作句に励んできました。
大会当日に至るまで、俳句研究会の生徒たちは自主的に朝や放課後の時間に集まり、チームの俳句の良い点・悪い点に関して徹底的に議論する姿が見られました。
同輩同士で切磋琢磨し、先輩が後輩を導いていく中で、めきめきと力をつけていく様には目を見張りました。
明日のNEWS&TOPICSでは、当日の2チームの奮戦の様子と横浜会場大会の閉会式の模様をレポートいたします。
どうぞ、お楽しみに!
2024.06.26
校内に七夕の飾りつけが行われました
洗足学園は「季節を感じられる学校」です。
春には学園に植えられた桜が見事に咲き誇り、新入生の入学をお祝いします。
5月には、正門をくぐり正面にある銀色に輝く「シルバーマウンテン」前に並べられた鯉幟が、爽やかな風を受けてたなびきます。
クリスマスシーズンや雛祭りの季節には、Minerva Cafeがクリスマスツリーや雛飾りで彩られます。
7月は七夕です。
来月の七夕に向けて、校舎2階の吹き抜けスペースのアトリウムに、生徒たちの願いが書かれた短冊を結びつけた笹が飾りつけられました。
短冊に書かれた願いには、中学1年生から高校3年生までの生徒たちのそれぞれの思いが込められていました。
「世界が平和でありますように」
「みんなが前向きに将来に向けて踏み出せますように」
「未来の自分が笑顔でありますように」
「彩羽祭装飾部門最優秀賞をとる!」
「家族全員が健康で幸せに暮らせますように」
「頑張った分だけ 良いことが返ってきてくれますように」
生徒たちの願いがどれも実現しますように。
そして、その願いが実現できるよう学校として全力でサポートしていきたいと思います。
2024.06.21
彩羽祭リーフレット・キャラクターデザインが決定しました
本校では生徒自治活動の重要な柱として彩羽祭(文化祭)を位置づけ、テーマの選定から催しの企画・立案、実行委員会の組織づくり、当日の運営に至るまで全てを生徒たちが取り仕切り、実行します。
進化し続ける彩羽祭を目指し、全ての内容を見直し、再構築するため、実行委員を中心に着々と準備を進めています。
本年度の彩羽祭のテーマは「百様玲瓏」(ひゃくようれいろう)です。
実行委員の生徒たちは、「生徒一人ひとりがそれぞれ様々な輝きを放ってもらいたい。そして、その一人ひとりの異なる個性あふれる力を引き出したい。」という思いを込めて「百様玲瓏」というテーマを決定しました。
このテーマのもと、参加団体は9月の本番に向けて準備を進めています。
この日校長室に、彩羽祭実行委員会装飾部門の役員が訪れました。
先日生徒たちの投票によって選ばれたリーフレット表紙部門最優秀賞の作品、キャラクターデザイン部門最優秀賞の作品を宮阪校長先生に報告・贈呈するためです。
リーフレットの表紙に選ばれた作品は、今年のテーマである「百様玲瓏」を体現した個性溢れるもので、100周年を迎える洗足学園のイメージカラーである緑を宝石のエメラルドで表現した秀逸な作品です。
キャラクターデザイン部門最優秀賞に選ばれた作品は、缶バッジにプリントされることを考慮し、ミニマルながらも誰もが親しみを覚える、愛らしい作品です。
惜しくも賞には届かなかった作品も含めて、生徒たちの彩羽祭にかける思いが、作品からひしひしと伝わってきました。
是非、生徒たちの力作をWEB上でご鑑賞ください。
2024.06.19
生徒会中央委員会が開催されました
生徒会中央委員会が、6月3日(木)放課後に行われました。
生徒会中央委員会は生徒会による自治活動の要となる会であり、生徒会長を筆頭に生徒会役員、生徒会会計監査、各専門委員会委員長、部・同好会の部長・会計、体育祭・彩羽祭(文化祭)実行委員長、各クラスのHR代議員、各クラスのHR計画委員が出席しました。
はじめに挨拶に立った生徒会長のNさんは、生徒会役員たちの取り組みについて説明を行いました。
続いて登壇した各専門委員会の委員長、文化部・運動部の総部長からは、各団体の活動報告が行われました。
どの専門委員会・部活動も、より良い学園生活実現のために積極的に活動していることをクラスや団体に伝えるために、参加した生徒たちがメモを取りながら聴いている姿が大変印象的でした。
当日の運営や進行は、高校2年生の生徒会役員を中心に全て行われ、まさしく自治活動の中枢としての役割を実感できる会となりました。
参加した中学1年生のHR代議員、HR計画委員たちは先輩たちの見事な動きに憧れの気持ちを抱いたようでした。
体育祭・紫陽祭を経験し更に本格化していく生徒たちの活躍が、今から楽しみです。
2024.06.17
高1 探究学習への取り組みを紹介いたします
6月8日(金)、高校1年では探究学習の一環として、「遠くまっすぐ飛ぶ紙飛行機選手権」が行われました。
ルールは至って簡単であり、A4の紙1枚を自由に折って紙飛行機を作り、最も遠く飛ばした班が優勝というものです。
この企画はシンプルな目的であるがゆえに、大変に奥深く、取り組みがいのあるものとなりました。
生徒たちは、紙飛行機を飛ばしては相談し修正を行い、また飛ばしては相談し修正を行いと、試行錯誤を繰り返しながら、最長距離を目指しオリジナルの紙飛行機を制作していました。
和気あいあいとした様子が、大変印象的でした。
充分な制作時間を経た後、組別の予選、そして決勝戦が行われました。
結果は、11メートルという記録を残したグループが、見事優勝に輝きました。
生徒のみならず、教員や教育実習生も参加し、大変な盛り上がりをみせました。
紙飛行機をいかに遠くに飛ばすかということに知恵をしぼり、班員と共同して試行錯誤を重ねる中で、課題設定能力や課題解決能力が養われた時間となりました。
2024.06.13
中3 キャリア学習 保護者へのインタビューの取り組み
中学・高校の6年間は、自己の学問的な関心を見出すとともに、生涯に渡ってどのように社会に貢献していくか、自己のキャリアを見定めるための大切な時期でもあります。
洗足学園では、生徒の発達段階に応じて様々なキャリア教育に関する取り組みを行っています。
今回は中学3年の取り組みを紹介いたします。
生徒たちにとって、最も近くで日々の生活を支えてくれる応援者は、何と言っても保護者です。
当たり前のように近くにいるからこそ、あまり尋ねる機会のない、保護者の人生の歩みについて、生徒たちがインタビューを行いました。
保護者が専攻した学問について、どうしてそれを選んだのか。
大学の学びと職業につながりはあるか。
なぜ今の職業を選んだのか。やりがいはどんなことか。
中高生のときにやっておけば良かったことは何か。
インタビューして分かったことを教室で共有し合う生徒たちの表情には、これまで知らなかった保護者の一面を垣間見た嬉しさと、誇らしさがにじみ出ていました。
「お父さんが色んな国の人と共に働いているなんて知らなかった、すごいよね」
「お母さんが部下の育成にやりがいを感じているなんて、想像がつかなかった。憧れるなあ」
中学生となり、改めて口にする機会は少なくなった保護者への感謝と尊敬の念は、打ち解けた同級生同士の会話の中では言葉にしやすいようです。
現在は社会の変化もめまぐるしく、生徒たちの前に広がるキャリアの選択肢も無数です。
生徒たちは、自己の人生の指針をどのように定め、道を切り拓いていくかを決めあぐね、迷う日がこれからもきっとあることでしょう。
そんなとき、誰よりも近くで応援してくれる保護者にも、かつては迷いの日々があったことや、それを乗り越えて人生を進んでいることに、生徒たちはきっと何より励まされたことと思います。
洗足学園では、これからも生徒たちが幸福な自己実現に向けて常に歩み続けられるよう、様々な取り組みを実践していきます。
2024.06.12
中2 卒業生講演会の様子を紹介いたします
中学2年ではこの日、本校卒業生で JICA(独立行政法人 国際協力機構) に入構した田中真理子さんにご講演いただきました。
田中さんの講話は、JICA の役割や世界の現状、日本との関わりなど多岐に渡り、朝食のメニューや普段着用している衣類など、生徒たちの身近にあるものを例に挙げつつ、国際協力の必要性を話してくださいました。
特にご自身が派遣されたブータンでの活動体験は、生徒の興味を強く引き付けていました。
生徒たちからは、
「ODA(政府開発援助)は単に先進国が途上国を助けるだけではなく、支援する側の国にもメリットがあると知ることができました。」
「支援する側の国に寄り添う姿勢が、素敵だと思いました。」
といった感想が寄せられました。
自分たちには何ができるのか。
現在や将来に思いを馳せながら耳を傾ける生徒の姿が、大変印象的でした。
2024.06.07
高2 哲学対話への取り組み
洗足学園独自の取り組みである「哲学対話」。
これまで中学1年生、2年生の取り組みを紹介して参りましたが、今回は学園のリーダー学年である高校2年生の取り組みを紹介いたします。
今回のテーマは「幸福な自己実現とは」です。
進路選択へ向けて、高校2年では「幸福な自己実現×進路」「幸福な自己実現×志望」をテーマに1年間の探究学習を進めています。
今回はその導入として、哲学者の池田晶子氏の著書『幸福に死ぬための哲学』を活用し、「幸福な自己実現とはどのような状態なのか?」について対話を通して考えを深めました。
池田氏の著書にあるテーマの内、「幸福」「自分」「科学と情報」「言葉」の4つのキーワードを取り上げました。
生徒たちはキーワードごとのグループに分かれて著書内のエッセイを読み、それに対しての自らの思いや考えを自由に語り合っていきます。
対話が終了した後には、全員がエッセイの中で最も印象に残ったワードを選び、短冊に書いて自分の1年間の意志表明としてまとめました。
今年度、高校2年では学年目標を「組む」としています。
洗足学園に入学して以来学習してきたことや経験してきたことを組み合わせ、自分の興味関心を広げ深めるための探究学習を、これからも実施していく予定です。
2024.06.06
高1 キャリアプログラムのご紹介
本日のNEWS&TOPICSでは、高校1年で取り組むキャリアプログラムの一端をご紹介いたします。
今回のキャリアプログラムは、実際に企業の第一線で働いていらっしゃる保護者を講師としてお招きし、具体的にその職種がどのようなものであるのか、どのような価値を社会に提供しているのか、その職種の働きがいや働き方がどのようなものであるかなど、リアルな声を伺うプログラムです。
27名もの保護者にご参加いただき、物流関係、建築関係、医療関係、IT関係、交通インフラ関係、エンタメ関係、官公庁など、多種多様な職種について学ぶ機会となりました。
また、自分の強みや転職、リーダシップ、女性のキャリアなどをキーワードとしたワークショップも実施されました。
生徒たちは、レクチャーやディスカッションを通じて、多くの学びを得たようです。
「想像よりも大変そうだったが、それ以上にやりがいがある仕事なのだと知った」「これまでぼんやりと思い描くに留まっていた仕事像が、くっきりとした輪郭を持った」といった感想を生徒たちは述べていました。
自身のキャリアを思い描く、大いなる助けとなったようです。
進学のその先に続いていくキャリアを構想する力を、生徒たちには養ってほしいと考えています。
今後も継続的にキャリア教育を実施し、サポートしていく予定です。
2024.06.05
高3 洗足生活ラスト1年の取り組み~後編
昨日に引き続き、洗足生活最後の1年を迎えた高校3年の生徒たちの取り組みをレポートいたします。
この日は、風紀委員会主催の対話を行いました。
今回のテーマは、『応援される人になるには』というもので、高3になって初めてクラスで行う対話の機会でした。
アイスブレイクから始まり、話し合うテーマは、「高校2年生の振り返り」「自分が応援されて嬉しかったこと」「どういう人だと応援したいと思うか」の3つで、どのテーマも多くの意見が飛び交いました。
生徒たちからの感想には、「今回の対話で、どんな人が応援される人であり、応援される人となることが意外と難しい、ということを再確認することができました。応援されることが当たり前ではないということを忘れずに今後を過ごしていきたいです。」や、「応援される人の特徴はみんなで話していても共通している部分が多かったので驚いた。一人だったら心が折れてできないことも、他の人からの応援があれば最後までできることがたくさんあるなと感じた。」などの意見がありました。
特に、自身の今までの活動を振り返り、今後自分がどうやって行動していきたいかを深く考察している感想が多く見受けられました。
日常会話ではなかなか取り上げないような話題について、クラスメイトと意見を交換し、学びあい、刺激し合う良い機会となりました。
この1年間を通じて、より多くの学びや考えをお互いに共有できるようになることができればと思います。
2024.06.04
高3 洗足生活ラスト1年の取り組み~前編
いよいよ洗足学園6年間の生活の集大成となる最後の1年を迎えた高校3年生。
この日は、大講堂にて学年集会が開かれ、各委員会より委員長からの挨拶・今後の活動についての紹介に加えて、1学期学級委員が企画した常識・日常クイズが行われました。
高3の委員会は、受験生だからと活動をおざなりにすることなく、洗足の教育理念である「自立・挑戦・奉仕」の「奉仕」により一層焦点を当てて洗足生活最後の一年を締めくくるべく、力を注ぎます。
「どんな企画・活動をすればみんなの力になれるだろう」と生徒自身で考え、各委員会で話し合い、集会では現時点での決定事項を共有しました。
また、常識・日常クイズでは、エレベーター内での上座の位置などの社会的マナーから、ベートーヴェンの肖像画についての雑学まで幅広いトピックでの出題がされ、大変な盛り上がりをみせました。
集会を終えて、生徒たちからは「それぞれの係が集まって目標を確認し合ったおかげで、例年よりも責任感や協働意識が高まっているように感じた。自分の係の仕事も責任を持って取り組もうと思った。」「高校3年生になっても決められた範囲で全力で物事に取り組み、楽しめる私達の学年が好きだと思った。」「それぞれの団体がみんなに楽しんでもらえるような企画作りのために頑張っていて、1年間がとても楽しみになりました。」という声が寄せられました。
高3になって、生徒たちが主体性を持って企画を進める素敵なスタートとなりました。
2024.06.03
学校説明会(一般・帰国)の予約受付を開始いたしました
6月1日(土)午前9時より、7月6日(土)開催予定の「一般入試志望者対象学校説明会」及び6月19日(水)開催予定の「帰国生入試志望者対象学校説明会」の予約受付を開始いたしました
ご予約はmiraicompassよりお申込みいただけます。
こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
説明会にお越しいただき、洗足学園の教育をご理解いただければと思います。
一般入試志望者対象学校説明会
開催日
2024年7月6日(土)
開催時間
1回目 説明会: 9:00~ 9:45 校舎見学: 9:45~10:30
2回目 説明会:11:10~11:55 校舎見学:11:55~12:40
3回目 説明会:13:20~14:05 校舎見学:14:05~14:50
4回目 説明会:15:30~16:15 校舎見学:16:15~17:00
※1回目から4回目までの説明会の内容はすべて同じ内容となります。
定員 :各回400組800名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の一般入試受験をお考えの受験生・保護者
説明会内容
・学校長ご挨拶・教育説明
・洗足学園の学力育成について
・卒業生インタビュー
・2025年度一般入試について
※ご希望の方は校舎見学のご案内をいたします。
帰国入試志望者対象学校説明会
開催日
2024年6月19日(水)
開催時間
説明会: 10:00~11:15 授業・校舎見学:11:15~12:00
定員 300組900名
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の帰国生入試受験をお考えの受験生・保護者
説明会内容
・学校長ご挨拶・教育説明
・洗足学園の帰国生教育について
・卒業生スピーチ
・2025年度帰国生入試について
※ご希望の方は授業見学・校舎見学のご案内をいたします。
ご予約にあたって:
・より多くの受験生・保護者がご参加いただけるよう、当日の参加可能人数を一般説明会は1家庭最大2名、帰国説明会は1家庭最大3名とさせていただきます
・ご予約は1家庭1回のみとなります。複数回のご予約は承れません。(一般説明会と帰国説明会の重複予約は可能です)
・6月授業見学会にお申し込みの方も、ご予約は可能です。
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
・キャンセルをする場合は、miraicompassで手続きをお願いします。
学校説明会の申し込み方法
予約受付開始
2024年6月1日(土)AM9:00
予約受付終了
一般説明会 2024年7月 6日(土)AM8:30
帰国説明会 2024年6月19日(水)AM8:30
※先着順のため、残席がなくなった時点で予約を終了いたします。
お申込みに関して
1. miraicompassよりお申込みいただけます。こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
2.受付完了後、学校説明会参加通知メールが届きます。当日はプリントアウトしたもの、もしくは携帯電話の画面を係の者にお見せください。
3.キャンセル待ちは承りません。
予約の変更に関して
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
キャンセルに関して
・キャンセルはmiraicompassで手続きをお願いします。
当日に関するご注意
・集合時間までに、中学高校校舎2階大講堂にお越しください。
・個別相談会はございません。校舎見学の際に担当者にご質問ください。
個人情報について
・お申し込み時にご入力いただいた個人情報につきましては、学校説明会への参加目的に限り使用いたします。
2024.05.30
国立競技場で合唱部が国歌を斉唱しました
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5月29日(水)、本校合唱部の生徒29名が、国立競技場で開催されたサッカークラブ親善試合「スペイン レアル・ソシエダ × 東京ヴェルディ」戦に先立つオープニングセレモニーで、国歌の斉唱を行いました。
国立競技場を埋め尽くす4万人を超える観衆の中で、楽器の伴奏を伴わないア・カペラで生徒たちは国歌を歌いあげました。
競技場に響く彼女たちの美しい歌声に、観衆からは大きな拍手が湧きあがりました。
合唱部は、昨年開催された神奈川県合唱連盟主催「第26回かながわヴォーカルアンサンブルコンテスト」での銅賞受賞をはじめ、「NHK全国学校音楽コンクール 神奈川県コンクール」高校部門銅賞受賞など、活躍を続けています。
校内でも、定期的に開催されるアトリウムでの朝のミニコンサートや中学入学式での校歌の斉唱など、活発に活動を行っています。
合唱部の歌声は、ひたむきに続けてきた努力によって築き上げられてきたものです。
厳かな雰囲気の中でも自信を持って国歌を歌いあげた生徒たちに、大きな賞賛を送りたいと思います。
今後の合唱部の益々の活躍に期待いたします。
2024.05.29
中3 研究論文執筆に向けた第一歩
洗足学園では、中学高校の6年間を通じて探究学習に力を入れています。
探究学習とは、自己の興味関心に基づいて問いを立て、その正解がまだ明らかになっていない問いを追究していく学習のことです。
実社会は教科書よりも複雑に様々な事象が絡み合い、かつ絶えず変化し続けています。
そんな実社会の中に、自己の学問的関心との接点を見出して問いを立て、答えを追究していく力は、VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)の時代を生き抜いていくために、まさに必要な力だと言えるでしょう。
本校では探究学習の集大成として、中学3年と高校2年で研究論文を執筆します。
今回のNEWS&TOPICSでは、中学3年生の研究論文執筆に向けた最初の取り組みを紹介します。
探究学習の目標と、研究を進めていくための過程について説明を受けた生徒たちは、早速自分の研究テーマを模索するためのグループワークに取り組みました。
まず与えられたのは、過去に生徒たちが行った研究テーマの例です。
グループで面白そうなテーマを選び、そのテーマが日常の中のどのような感動や気づき、違和感から生じたものかを予想します。
日常生活の中には、実は研究テーマの種がたくさん転がっているのだと気づくことができたようです。
その後、生徒たちは自分が日常生活の中で感じたこと、気づいたことを模造紙に書き出し、そこからどのような問いが生まれるかを考えるワークを行いました。
次々に模造紙に貼られていく「!(感動)」と「?(疑問)」の付箋には、日常の些細に思われる事象も心に留めている、生徒たちの鋭敏で豊かな感性がうかがえました。
中学3年において探究学習における研究テーマを選ぶことは、将来にわたって追究していく自己の学問的関心を見出す最初の一歩でもあります。
これから15歳の研究者として研究を進めていく生徒たちの様子を、こちらのNEWS&TOPICSにてレポートして参りますので、お楽しみに。