校長挨拶

校長 宮阪元子

Motoko Miyasaka

 私はこのたび、洗足学園中学高等学校の校長に就任いたしました。

 大正12年、関東大震災のわずか2ヶ月後、洗足学園は、女性の「自立」を支える教育の必要性を感じた前田若尾先生が、自宅の2階を教室に開放した私塾として始まりました。翌大正13年に自宅の敷地内に新たに校舎を建て、女学校を設立したのです。その後戦争で校舎は全焼しましたが、ここ溝の口に校舎を移転し、若尾先生の意志を継いだ前田豊子先生はこの地で学園を幼稚園から大学までの総合学園とし、今では大学院まで合わせますと約4800名が集う学園となりました。洗足学園の歴史はまさに「挑戦」の連続でした。

 洗足学園の建学の精神は、生徒が自主的に挑戦・参加する活動に表れています。「かわさき国際友好使節」としてクロアチアで行われたユースサミットに参加し日本文化を紹介した中学2年生、フィリピンの貧困地区に寄付するために集めた歯ブラシを持参し、ボランティア活動を行った高校1年生など、学外活動へのチャレンジは250を超えました。また、学内では、国内から25校、300名以上の方々に参加していただいた模擬国連をはじめ、東日本大震災チャリティーコンサートなど生徒が自ら企画し実行する活動が増えています。「慈愛に満ちた心情(謙愛の徳)を養い、気品高く実行力が富む有為な人物を育成する」という創立者の強い思いで設立された本校は、「自立」「挑戦」「奉仕」の精神の下、絶えず変化する社会の要請に応えるべく学校教育に邁進しております。

 校長就任にあたりましては、創立者の思い、そして良き伝統を継承しつつ、学校が更なる飛躍を遂げるため、誠心誠意、力を尽くして参りたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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