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2023.08.22
イギリス語学研修レポート 1週目
本校では、海外研修を単に英語力の向上を目指すだけでなく、英語を実践的に使用することで、新しい世界へ飛び出すチャンスとさせたいと考えています。
アメリカ語学研修は昨夏から再開をいたしましたが、いよいよイギリス語学研修が本年度から再開することになりました。
今年度は7月30日(日)より16日間の日程で実施いたしました。
本日は、イギリス語学研修1週目の様子をレポートいたします。
研修場所は、ロンドンから電車で1時間半ほどに位置する大学都市、ケンブリッジです。
本研修では、アジアやヨーロッパ各国から集まった生徒とともに語学学校に通います。
研修前に英語力によるレベル分けのテストを受験し、beginner、lower intermediate、upper intermediateの3クラスに割り振られます。
生徒たちは寮に宿泊しており、空き時間は公園や共有スペースで他の参加者たちと交流できるのも魅力の1つです。
午後は街散策や大学訪問、パンティング(川下り)など、複数ある活動の中から希望するものを選択できます。
1週目のアクティビティとして実施されたパンティングでは、有名なため息橋の下をくぐるなど、ケンブリッジならではの体験ができました。
休日はケンブリッジ観光に加え、車で1時間ほどの所にあるピーターバラまで足を伸ばしました。
ピーターバラでは、イングランド国教会の大聖堂であるピーターバラ大聖堂を訪れました。
その荘厳な佇まいとスケールの大きさに、生徒たちは感動していました。
イングランドの歴史を体感できた1日となりました。
2023.08.04
高校2年生の取り組み 後編~進路への取り組み
昨日の「高校2年生の取り組み前編」に続き、本日は後編として、高2生たちが臨んだ進路に向けての取り組みをお伝えいたします。
高校2年では、ホームルームの時間を活用し、自分の意見を客観的に論述する力の育成に取り組んでいます。
昨日お伝えした研究論文の執筆も、論述力の向上には欠かせない取り組みですが、今回は進路に向けての取り組みの一環として行った志望理由書の執筆についてレポートいたします。
自己の進路実現のため、向上心を持って学びを継続していくには、なぜ進学したいのかという熱意が欠かせません。
高校2年は、部活動や生徒会活動で中心となるリーダー学年である一方、進路実現の上では目標を定めていく重要な時期となる学年です。
ただ漠然と希望する進学先に憧れを持つだけではなく、なぜそこにこだわりたいのかを客観的に見つめるため、生徒たちはこの夏、志望理由書の執筆という課題に取り組みます。
志望理由書を書き上げるには、将来専門的に学びたいと考える学問を明確にすることはもちろん、そのような関心を抱くきっかけを振り返り、未来と過去をつなぐ思考を経て、現在の志望を見つめ直すことが必要です。
また、その学問を学ぶ社会的な意義について考えることを通じ、机上の学問を実社会の問題へと繋げていく視点を獲得していかなければなりません。
1学期終業式の後、生徒たちは将来学びたい学問や、これまでの自分を振り返った「自分史」のキーワード、関心を持っている社会問題など、様々なテーマについて意見交換を行いました。
友人たちの関心や生き方の軸に触れることを通じて、自己を改めて見つめることができます。
長い夏休み中も様々な場面で活躍し、その経験を通じて更に将来に向けての展望を具体的にしてくれることでしょう。
洗足学園では、生徒の幸福な自己実現に向け、各学年で成長の段階に合わせた様々な進路への導きを行っています。
NEWS&TOPICSは、8月7日から8月20日まで夏休みをいただきます。
次回の更新は8月21日を予定しております。
どうぞお楽しみに!
2023.08.03
高校2年生の取り組み 前編~研究論文中間報告会
本校の高校2年は、実質的な学園のリーダー学年であると同時に、これまでの学園での学びの総仕上げを行う学年でもあります。
これまでNEWS&TOPICSでは、リーダーとして活躍をみせる高校2生たちの活動をレポートしてきました。
今回は角度を変え、2回に渡って、学びの総仕上げに向けた高2生たちの取り組みと、進路・進学に向け着々と取り組む姿をお伝えして参ります。
前編の本日は、探究活動のまとめに向けた取り組みについて、ご紹介いたします。
本校では、中学3年と高校2年で、探究活動の集大成として研究論文を執筆します。
高校2年では、高校1年の探究の時間の経験を活かしつつ、高次の研究・論文を目指します。
生徒たちが挑んでいるのは単なる調べ学習ではなく、先行研究を調査しながら、そこで明らかになっていない新しい課題を見出し、仮説を立て、検証を行う、より深い探究学習です。
実社会の中に見出した、「答えがまだ明らかになっていない問い」を、教科や学問の枠はもちろん、「高校生にはここまでしか分からない」というような既成概念を超えて、総合的・横断的に考えることを目的としています。
中学3年次のテーマをさらに深く探究する生徒がいる一方、自己の進路と関連付けた新しいテーマを設定して研究を進める生徒もいます。
また、4月に一旦決めたテーマも、研究を進めていくうちに更に具体的になり、個々の生徒の関心が反映された独創的なテーマへと深まってきました。
中間報告会では、生徒たちが4~6人程度のグループに分かれ、1学期中の研究の進捗と、夏休みに進める研究の計画について報告し合いました。
この中間報告会は、高2進路委員が中心となり、お互いの研究により良い刺激を受け合えるような会を、と計画したものです。
進路委員の意図した、「その実験方法はどうやって決めたの?」「研究を進めるにあたって課題になっているのはどんなところ?」といった質問が活発に飛び交う会となりました。
友人が関心を持っている問いを知ることを通して、実社会に向ける新しい眼差しを獲得しようとする生徒たちの姿は、世界に向けて問うことから学びが始まるということに立ち返らせてくれるものでした。
2023.08.02
彩羽祭に向けた実行委員の頑張り
7月28日(金)、彩羽祭実行委員会のトップである委員長のK.Hさんが宮阪校長先生を訪ね、準備の進捗状況の報告や実施に向けた取り組みを語りました。
本校では生徒自治活動の重要な柱として彩羽祭を位置づけ、来場者の入場形態の設定から当日の展示・公演・飲食プログラムの管理・進行、広報活動及び公式ホームページの制作、校内の装飾に至るまで全てを生徒たちが取り仕切り、実行します。
既に1学期より彩羽祭に向けた準備は着々と進んでおり、来月の本番に向けて枠組みとその内容が整いました。
実行委員長のKさんは、新型コロナウィルス感染症が感染症法上の5類となって初となる彩羽祭を安全に行えるよう、来場者の入場に関して、設定した枠や入校の仕組みについて校長先生に説明を行いました。
また、今年の特別企画として「洗足のリアル」と題した企画公演について、「『学びのある文化祭』にしたいという思いからこの企画を立案しました」と語りました。
その他にも、当日のスケジュールや段取りに関して、校長先生と詳細な打ち合わせを行いました。
Kさんの表情を輝かせて語る姿が、大変印象的でした。
校長先生からは、「彩羽祭は生徒の皆さん自身が創っていくものです。頑張ってください!」とエールが送られました。
生徒たちは自治活動を通して、自らの頭で考え、困難な状況があってもそれを乗り越える精神力と知恵の生かし方を学んでいます。
この経験が、きっと生徒たちの人生の糧になるはずです。
これからも彩羽祭実行委員の生徒たちの頑張りを応援していきます。
2023.07.31
アメリカ研修1週目の様子をお伝えいたします
本校では、夏休みまたは春休みに希望者を対象とした海外語学研修を実施しています。
単に英語力の向上を目指すだけでなく、英語を実践的に使用することで、新しい世界へ飛び出すチャンスとさせたいと考えています。
昨夏より再開したアメリカでの夏期語学研修を、本年度も7月16日(日)より3週間の日程で実施しております。
本日は、夏期アメリカ語学研修1週目の様子をレポートいたします。
アメリカ・ロサンゼルスでの研修では、週4日間の英語の授業に加え、ホストファミリーとのファミリーデイなど、アクティビティが数多く予定されています。
研修初日、26名の生徒たちはホームステイ先のホストファミリーと合流し、2日目よりカリフォルニア州トーランスにあるEl Camino Collegeでの英語の授業を受講しました。
ネイティブの先生によるコミュニカティブな授業に、最初は緊張で口数の少なかった生徒たちもどんどん発言が増え、楽しく英語を学んでいました。
生徒たちは、洗足学園の日々の英語学習が生きていることを実感したようです。
午後はトーランスを周るSouth Bay Tourに参加し、ウェイフェアーズチャペル、レドンド・ビーチ、そして現地のスーパーに立ち寄りました。
スーパーのレジでの支払いに挑戦するなど、アメリカの文化を肌で感じる貴重な体験になりました。
各日午前中の授業の後、午後はアクティビティーとして様々な活動にチャレンジしました。
3日目に行われた地元のユースグループとの交流会では、アイスブレークとしての自己紹介の後、現地の生徒たちとバスケットボールや卓球のゲームを一緒に楽しみました。
英語をコミュニケーションの道具として活用していく中で、心の交流も生まれていくことを生徒たちは実感していました。
また、休日のプログラムも充実しています。
ユニバーサルスタジオハリウッド訪問、レドンドビーチでの海水浴、大谷選手の所属するロサンゼルス・エンゼルスの野球観戦。
どれも生徒たちにとって、かけがえのない思い出になったようです。
次回は2週目の様子を第2弾としてお届けする予定です。
2023.07.26
7月にアトリウムに展示された作品を紹介いたします
洗足学園では、感性を伸ばすことは学校教育における重要な要素である考えています。
校内にはアトリウムの奥村信之作「ミネルヴァ像」やSKYLIGHT READING ROOMのスタニスラフ・リベンスキー作「Taking-off」(邦名「離陸」)、Minerva Cafeの濱田庄司作の陶器をはじめとした一流の芸術作品が置かれています。
恵まれた環境の中で生徒たちは音楽と共に美術や書道といった芸術の授業にも励み、素晴らしい作品を制作しています。
本校の高校1年芸術の授業は選択制になっており、生徒たちは「音楽」「美術」「書道」から1科目を選択し履修します。
7月は「選択美術」を履修している高1生たちが制作した「人物」をテーマとした鉛筆デッサンが展示されました。
写真を見ながら精細に描かれた作品は、細部にわたり緻密かつ躍動的に描かれています。
そのクオリティーの高さは見事としか言いようがありません。
生徒たちは感性を磨くと同時に、表現のための技法の習得を通じて、分析的な観察力・表現力・思考力を学んでいます。
WEB上ではありますが、生徒たちの力作をご鑑賞ください。
2023.07.25
中国遼寧省と神奈川県高校生オンライン文化交流会に参加しました
7月13日(木)、神奈川県経済貿易事務所が主催し、中国遼寧省政府・神奈川県・神奈川県私立中学高等学校協会が共催する「中国遼寧省と神奈川県高校生オンライン文化交流会」 に本校の生徒が参加しました。
このオンライン交流会は、次代を担う中学生・高校生の異文化理解の深化と相互の交流の活性化を図ることを目的として、友好提携を結ぶ神奈川県と遼寧省の中学生・高校生が、オンラインで文化交流を行うイベントです。
交流会では、使用言語は英語を基本としてテーマを設定し、オンラインで話し合いが行われます。
生徒たちはSKYLIGHT READING ROOMのミーティングスペースに集い、このイベントに臨みました。
この日の交流相手は、中国遼寧省瀋陽市の瀋陽市第四中学の生徒たちです。
コーディネーターのファシリテートのもと、お互いの学校紹介から始まり、日中相互のカルチャーをテーマとして交流が行われました。
国の垣根を越え、同世代としてお互いを尊重し、理解し合うことの大切さを生徒たちは実感していました。
今後も、本校では国際交流活動を通して、生徒たちの視野を広げていきたいと考えています。
2023.07.20
1学期を振り返って~中3修学旅行に向けた取り組み
本校では、中学3年次と高校2年次に修学旅行を実施しています。
中学3年生たちは九州の地を、高校2年生たちは関西の地を訪れます。
NEWS&TOPICSではこれまで、高校2年生たちの修学旅行への取り組みに関してレポートして参りましたが、中学3年生たちも負けてはいません。
本日は1学期を振り返り、中学3年生たちの修学旅行に向けての取り組みをお伝えいたします。
中学3年の修学旅行では多くの学びの目的がありますが、その大きな柱の一つに平和学習があります。
過去を知り、現在を見つめ、未来を考えることは、生徒たちにとって欠かすことのできない学びです。
修学旅行の実施は10月ですが、平和学習への取り組みは1学期よりスタートしています。
5月には、修学旅行実行委員の生徒たちが修学旅行に対する思いや抱負を発表しました。
本校では、生徒の自治活動を大事にしており、修学旅行に関しても実行委員会で様々なアイデアが出されます。
各委員からは、皆で楽しい思い出をつくりたいという熱い思いを聞くことができました。
修学旅行先の長崎での平和学習に関して、核兵器廃絶などの課題を自分事として考えたいと訴える委員もいました。
実行委員の生徒はこれから何度も議論を重ね、教員とも打ち合わせを行って当日を迎えます。
平和の大切さを学び、その平和をつないでいくためには何が必要なのか、事前学習で学びを深めている生徒たちの姿勢からは、修学旅行をただの旅行で終わらせるのではなく、自分の成長の糧にしていこうという強い意思が感じられました。
最終的に生徒たちはどのような修学旅行を作り上げるのか、これからの更なる準備や実際の旅の様子は、こちらのNEWS&TOPICSで紹介していく予定です。
2023.07.19
STEAM教育×探究授業の実践を紹介いたします
STEAM教育とは、近年注目されている教育手法の1つです。
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の5つの分野の学習に、創造性教育を加え、分野横断的な学びを行っていきます。
これにより、知る(探究)と創る(創造)のサイクルを生み出し、生徒の成長を促していきます。
7月14日(金)、高校1年では、このSTEAM教育に探究授業を掛け合わせ、グローバル社会を見据えた視点を取り入れるべく、授業は全て英語で行うという取り組みを行いました。
具体的には、ネイティブの教員による実験のデモンストレーション、生徒たちの実験への取り組み、発表の為のグループワークショップ、英語を用いた研究成果の発表を行いました。
実験のパートでは、液体の種類による浸透率の違いの検証実験など複数用意された実験に、それぞれの班に分かれて取り組みました。
生徒たちは、英語の授業で学んでいる英語と実験の際に使われる実践的な英語との違いに、はじめは戸惑っている様子でした。
しかし、徐々にコミュニケーションの道具としての英語に適応し、グループ内で意思疎通を図りながら先生の指示を理解し、互いに協力して実験や考察を行っていきました。
また、発表資料のスライドも全て英語で作成し、プレゼンテーションも生徒全員が英語を用いて発表しました。
普段の授業での学びを基に、得た知識を横断的に活用し取り組んだ実験・ワークショップを経験することで、生徒たちの好奇心と探究心、創造力が更に広がりました。
また、コミュニケーションの道具としての英語の重要性を、生徒たちは実感できたようでした。
洗足学園では今後も時代の先を行く教育を積極的に行って参ります。
2023.07.13
医学部進学希望者向けガイダンスを行いました
6月24日(土)の放課後、医学部への進学を目指す生徒たちに、本校の卒業生が来校し、ガイダンスを実施しました。
講師として来校いただいたのは、医学部へ進学後、現在は麻酔科医として活躍されている卒業生のSさんです。
医学部での6年間の学びの様子は、高校生ではなかなかイメージしづらいものですが、実際の学びの内容や、病院での実習の様子、国家試験に向けた勉強方法など、医学部での経験を生かした具体的な話がありました。
また、実際に医師として勤務経験から、国家試験合格後の「研修医」としての勤務内容や、専門科の選び方、現在の勤務スケジュールなど、医師という仕事を具体的にイメージできる話に、漠然とした「医師」のイメージが鮮明になっていきました。
生徒たちは、Sさんの話を目を輝かせながら聴き入っていました。
質疑応答では、医師としてのキャリアとライフステージについての質問が多く出ました。
女性医師としてのキャリアを考えるにあたって、生徒たちには関心の深いテーマであったようです。
終了後、生徒たちの感想には「将来について不安なことも多かったが、具体的なイメージができたことで医学部への思いが強くなりました」「具体的な生活の様子がわかったことで、自分自身のキャリアをイメージできました」などの声がありました。
卒業生が社会で活躍されている様子を見て、自分の将来について改めて考え、「幸福な自己実現」へ向けて決意を新たにする機会となったようです。
2023.07.11
ジャージー島研修に出発しました
誰もが国際社会への対応を求められるこれからの時代、生徒たちが国際人としての資質を養っていけるよう、本校では学内での教育はもとより、数多くの語学研修や留学の機会を設けております。
本校では本年度より従来の語学研修に加え、新たに「ジャージー島研修」を実施することになりました。
この研修は、ドーバー海峡に位置するイギリス領ジャージー島にある「JERSEY COLLEGE」において世界30か国から女子中高生が集い行われる「Female Leadership研修」に参加するプログラムとなりますが、「Female Leadership研修」への日本人の参加は本校の生徒たちが初となります。
異なる国籍の参加者数名で1チームを編成し、協力しながらビジネスプランを作成し競い合う内容やチームごとに社会問題等の解決策を考えていく内容がプログラムに盛り込まれています。
今夏は本校より8名の生徒が参加を希望し、昨日7月10日(月)に羽田空港より出発しました。
空港に集合した生徒たちは、元気いっぱいの笑顔で、これからの2週間のプログラムへの期待に、胸を膨ませている様子でした。
7月12日より本格的にスタートするプログラムでは、チームビルディングから始まり、各日に「Thinking Big(夢を大きく持つ)」「What’s Really Needed(本当に必要なもの)」「Team Challenge(チームでの挑戦)」「Targeting the Need(ニーズをターゲットにする)」「Where’s the Money(資金調達と財務報告のトレーニング)」などのテーマに基づいたワークショップと発表が行われます。
生徒たちは、このチャンスを掴み、研修で大きく成長して帰ってきてくれることでしょう。
本校では今後も、従来の語学研修・留学プログラムに留まることなく、新たな取り組みを積極的に行っていきます。
2023.07.06
リーダー学年の生徒たちに向けた卒業生の講演
本校では、多くの委員会や部活動といった組織の運営のリーダーを、高校2年の生徒たちが担っています。
下級生の様子に目を配り、目標から逆算してスケジュールを組む。
組織のリーダーとして全体を見渡す立場だからこそ、高2生たちは様々な壁に直面することが多くあります。
先日、高校2年では、「リーダーの悩み解決講演会」と題し、卒業生を招いて講演会を行いました。
この講演会は、同級生から「より良いリーダーたるためにはどうしたらよいか」という声が多く聞かれることに気がついた生徒会の生徒たちが、自ら企画して実現したものです。
卒業してから間もない卒業生からは、洗足時代にリーダーとしてどのようなことを心がけていたかを、既に社会人として活躍する卒業生からは、企業内外の人々とどのように協働しているかなどの貴重な話を聞くことができました。
終了後、生徒たちからは、「集団として同じ目標を共有することは、とても重要なことだと気がついた」「目標を共有したり、仕事を割り振ったりするために、もっと同輩・後輩と積極的なコミュニケーションをとろうと思った」などの感想が寄せられました。
また、「リーダーが抱えている悩みを知ったことで、もっと力になれるよう声をかけようと思った」「リーダーを支える側になったとき、心掛けたほうがよいことが見えてきて、とても勉強になった」といった感想もありました。
この講演会を機に、リーダーを務める生徒も、リーダーを支える生徒も、より一層結びつきを強めて活動に励んでくれることを期待します。
洗足学園では、卒業生がロールモデルとして生徒と関わる機会を大切にしています。
同じ学び舎で学び、社会で活躍する先輩たちの姿に、「自分もこんな風に」と憧れ、努力する生徒が数多くいるのも洗足学園の特徴です。
2023.07.05
洗足学園のインターンシップ活動について紹介いたします
先週のNEWS&TOPICSの「高1 キャリア講演会」記事内で、本校では今夏、高校1年において生徒たちがインターンシップ活動に参加することを紹介いたしました。
本日はそのインターシップ活動に向けた取り組みをレポートいたします。
高校1年では6月の総合的な探究の時間において、夏期インターン活動の説明を行いました。
夏期インターン活動とは、キャリアプログラムの一環として、企業のもとに赴き、職業体験を行うという試みです。
普段の学校生活では得られない体験をし、2学期以降本格化する進路に関する選択に活かしていくことを目的にしています。
今年度は、金融、証券、商社、メーカー、コンサルタント、IT、研究職、開発職、法律事務所、シンクタンク、宇宙開発機関などの企業の協力を得て、多種多様なインターン先を用意することができました。
生徒たちは、インターン先の一覧表を食い入るように見つめ、目を輝かせながら教員の説明を書き留めていました。
興味関心のある企業を選ぶか、濃密なプログラムを用意している企業を選ぶか、また自分自身にとっても意外性のある企業を選ぶか。
真剣に考えている生徒たちの姿に、頼もしさを感じました。
自分のキャリアを見据えて、様々な経験を積むひと夏にしてほしいと思います。
2023.07.04
高2 修学旅行に向けた取り組み
本校では、中学3年次と高校2年次に修学旅行を実施しています。
10月に中学3年生たちは九州の地を、高校2年生たちは関西の地を訪れます。
本日は、秋の修学旅行に向け、着々と準備を進めている高校2年生たちの様子を紹介いたします。
本年度の高校2年修学旅行では、班別に自由に行程を設定する自由研修に加え、修学旅行委員の生徒たちが企画した5つのコースから1つを選択して行う、コース別研修を行います。
この日は、コース別研修の各コースについての生徒たちのプレゼンテーションが行われました。
5つのコースはそれぞれ、京都の伝統工芸や食文化に関する体験学習を行います。
それぞれのコースを企画した委員自ら、各コースで体験する内容や見学する施設の詳細の説明に熱弁をふるいました。
すべてのコースの説明が、「修学旅行でしかできない、とっておきの体験」の魅力をよく伝えており、その面白さはもちろんのこと、体験から何を学べるかについてよく知ることができるプレゼンテーションとなっていました。
「このコースを選んで後悔はさせません!」「最高の思い出を形に残すならこのコースしかありません!」とアピールする各修学旅行委員の発表に、どのコースの希望を提出するか、生徒たちは本当に悩ましかったようです。
修学旅行委員の生徒たちは、提出された希望を踏まえ、更に打ち合わせを重ねていきます。
より良い修学旅行を創りあげるべく、試行錯誤を重ねる生徒たちの努力は、確実に具体的な形を結びつつあります。
2023.06.30
Stanford e-Japan Program優秀賞に選ばれた生徒の活躍
本校では、独自の教育の大きな柱の一つとして学外交流活動を掲げています。
本日は「Stanford e-Japan Program」を受講し、最終論文審査において優秀賞に選ばれた高校3年F.Rさんの活躍を紹介いたします。
「Stanford e-Japan Program」は、米国スタンフォード大学の国際異文化教育プログラム(SPICE)が、2015年から日本の高校生を対象に英語で実施している日米相互文化理解のためのオンライン講座です。
書類選考と面接に合格した高校生30名程が参加し、様々な分野の教授や専門家などによるライブ講義を受講します。
アメリカの教育・宗教、日米関係、第二次世界大戦、二国の文化比較、未来の日米関係などについて学び、クラスメイトとのディスカッションや課題に取り組んでいきます。
Fさんは、かつてイタリアに在住していた際に通学していたアメリカンスクールにて、異文化が混在してる環境で学んでいました。
この中で、ダイバーシティーの重要性を学んだFさん。
ダイバーシティーについて更に深く学び、この考え方を広く紹介していきたいという思いから、本プログラムへの参加を決意しました。
昨年9月から今年2月までの「Stanford e-Japan Program」での学びを経て、最終論文では「男女の格差」に関するエッセイを執筆し、提出しました。
Fさんの論文は高く評価され、優秀賞に選ばれました。
8月には授賞式に出席するため、スタンフォード大学に赴くFさん。
「将来は国連で働きたい」と報告に訪れた校長室で力強く語ってくれました。
NEWS&TOPICSでは、今後も生徒たちの活躍をレポートしていきます。
2023.06.28
高1 キャリア講演会を行いました
6月22日(木)の総合的な探究の時間に、高校1年ではキャリア教育の一環として、起業家を招いての講演会を実施いたしました。
今回講演を行っていただいたのは、全国4000以上のクリニックにITサービスを提供している株式会社レイヤード 代表取締役社長 毛塚牧人氏です。
毛塚先生は、ご自身の歩みを具体的に話される中で、「起業する」という選択肢は特別なものではなくなってきていることを語られました。
これまでは、「起業する」という選択肢が視野になかったり、困難だという思い込みから敬遠したりしていた生徒も多くいたようです。
しかし、毛塚先生の親しくも明晰な語り口に、「もしかしたら私でも」「私ならどんな事業ができるだろう」といった積極的に「起業」について考える様子が見られました。
「起業」には多くの苦労が伴うことも講演の中で伝えられましたが、それ以上に生徒たちは、事業を通じて社会にコミットするという考え方に感銘を受けたようです。
質疑応答では、生徒たちの手が積極的に挙がり、起業に関する疑問を毛塚先生に投げかけていました。
高1生たちは夏休みに、実際に企業に赴くインターンシップ体験を行う予定です。
自らのキャリアについて考える機会も多い中で、今回の講演によってその視野は確実に広がったようです。
2023.06.27
洗足ならではの授業の紹介~中3 国語編
リテラシー能力、コンピテンシー能力を育み、自らの人生をデザインできる力を培う洗足学園の授業。
前回に続き今回は、中学3年の現代文の授業での取り組みをご紹介いたします。
中学3年では、長崎への修学旅行に向けて学年全体の取り組みとして平和学習を行っています。
その一環として、現代文の授業において、「平和」を扱った本を持ち寄り、ビブリオバトルをおこないました。
それぞれがお気に入りの一冊を持ち寄り、班に分かれて本の魅力をプレゼンテーションしていきます。
小説だけではなく、実際の戦争体験を扱った本など、様々なジャンルの本が集まりました。
発表方法も様々で、印象に残ったセリフを読み上げている生徒もおり、発表への質問が活発に飛び交う白熱したやり取りが行われていました。
班ごとのプレゼンテーション終了後、各班で勝ち残った生徒がクラス全員に向けて発表を行い、最優秀本を決定していきました。
今まで知らなかった本に触れたことが、生徒たちの次の読書体験に確実につながっていきます。
本校の授業には、PDCA(Plan,Do,Check,Action)サイクルがあります。
今回の授業でも、生徒たちからは「準備したことを伝えきれなかった、次回があるならもっとシミュレーションをしてから臨みたい」といった声もあがっていました。
活動を振り返ることで、生徒たちは授業を通してPDCAサイクルを実践していきます。
これからも洗足学園の進化する授業を紹介していきます。
2023.06.26
7月学校説明会追加募集のご案内
7月8日(土)に開催予定の「一般入試志望者対象学校説明会」は申込者多数の為、満席となっておりましたが、受入人数を増やし追加の予約を承ることといたしました。
各回25組、1日合計100組を追加で設け、6月28日(水)午前9時より受付を開始しております。
以下の詳細をご覧いただき申し込みいただければと思います。
(ご予約はmiraicompassよりお申込みいただけます。)
こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
本校にお越しいただき、洗足学園の教育をご理解いただければと思います。
一般入試志望者対象学校説明会
開催日
2023年7月8日(土)
開催時間
1回目 説明会: 9:00~ 9:45 校舎見学: 9:45~10:30
2回目 説明会:11:10~11:55 校舎見学:11:55~12:40
3回目 説明会:13:20~14:05 校舎見学:14:05~14:50
4回目 説明会:15:30~16:15 校舎見学:16:15~17:00
※1回目から4回目までの説明会の内容はすべて同じ内容となります。
定員 各回追加25組 1日合計100組
集合場所:洗足学園中学高等学校 大講堂
参加対象:本校の一般入試受験をお考えの受験生・保護者
説明会内容
・学校長ご挨拶・教育説明
・洗足学園の学力育成について
・在校生 学外交流活動の報告
・卒業生インタビュー
・2024年度一般入試について
※ご希望の方は校舎見学のご案内をいたします。
ご予約にあたって:
・より多くの受験生・保護者がご参加いただけるよう、当日の参加可能人数を1家庭最大2名とさせていただきます
・ご予約は1家庭1回のみとなります。複数回のご予約は承れません。
・6月授業見学会・帰国生入試志望者対象学校説明会にお申し込みの方も、ご予約は可能です。
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
・キャンセルをする場合は、miraicompassで手続きをお願いします。
学校説明会の申し込み方法
追加分予約受付開始
2023年6月28日(水)AM9:00
予約受付終了
一般説明会 2023年7月 8日(土)AM8:30
※先着順のため、残席がなくなった時点で予約を終了いたします。
お申込みに関して
1. miraicompassよりお申込みいただけます。こちらのページの最下段の「お申し込みはこちら」ボタンより専用サイトに接続してください。
2.受付完了後、学校説明会参加通知メールが届きます。当日はプリントアウトしたもの、もしくは携帯電話の画面を係の者にお見せください。
3.キャンセル待ちは承りません。
予約の変更に関して
・予約の変更はマイページより行ってください。
・参加日、参加回の変更は、予約状況によっては行うことができないこともございます。
キャンセルに関して
・キャンセルはmiraicompassで手続きをお願いします。
当日に関するご注意
・発熱や風邪の症状がある場合は、当日のご来校を見合わせてください。
・集合時間までに、中学高校校舎2階大講堂にお越しください。
・個別相談会はございません。校舎見学の際に担当者にご質問ください。
個人情報について
・お申し込み時にご入力いただいた個人情報につきましては、学校説明会への参加目的に限り使用いたします。
2023.06.23
洗足ならではの授業の紹介~中2 社会編
不確実・不安定なこれからの時代を生き抜いていく力を6年間のカリキュラムの中で育て上げるべく、本校では各教科が工夫を凝らした授業を実施しております。
本日は、中学2年で行われた社会の授業内のグループ活動の様子をレポートいたします。
社会(世界/W)の授業では、今学期、資本主義社会の主役とされる株式会社について学習する中で、経済の仕組みを学んできました。
また、世界の大きな流れの学習を続ける中、世界で起こった経済危機を調査し、財政破綻を経験したアイスランドがいかにして復興してきたのかについて学習を行いました。
今回は、今までの学習内容をふまえ、各グループで世界経済や経済危機をテーマとし、問いを決め、「クラゲチャート」を用い、根拠を示しながら各班3分間のプレゼンテーションを行いました。
それぞれが面白く思ったトピックを深め、「株価が上昇している中、不景気であるという認識があるのはどういうことか」、「次に恐慌が起きるのはいつか」などの問いを設定し、問いへの答えにつながる根拠を示しながら、生徒たちは自分たちなりの考えを提示していました。
準備時間は、1コマ65分という限られた時間ながら、グループ内での対話を通し、結論を導き出そうとする姿勢には、授業担当の教員も目をみはるものがありました。
生徒たちに深い思考を促し、これからの社会を生き抜いていく力を本校では育成していきます。
2023.06.21
俳句甲子園での生徒たちの健闘
第26回俳句甲子園全国高等学校俳句選手権大会に、高校1年生24名からなる4チームが参加しました。
俳句甲子園とは、5人1チームで俳句作品の点数と鑑賞の点数の合計で競う大会です。
俳句甲子園への参加は、洗足学園として初の挑戦となります。
生徒は、5月初旬から熱心に句作に取り組みました。
兼題は、「日永」「草餅」「ヒヤシンス」といずれも春の季語で、一部の生徒には馴染みがないものであったらしく、悪戦苦闘をしていました。
しかし、試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ句が出来上がっていき、自分の手を離れて一つの小宇宙が完成すると、大きな達成感を覚えたようです。
中間考査後からは俳句の鑑賞の練習にも取り組み、自主的に朝の時間に集まり、チームの俳句の良い点・悪い点に関して徹底的に議論する姿が見られました。
数か月前までは俳句の初歩すらも知らなかった生徒たちが、俳句の細部にまで切り込み、精緻に鑑賞する姿は、崇高なものが感じられました。
本番の6月11日(日)、生徒たちは、東京大会の会場である羽田空港第1ターミナルビルに赴きました。
東京大会は2会場に分かれ、各会場の優勝チームが全国大会への切符を手にします。
生徒たちは、最初こそ緊張した面持ちではありましたが、両会場のチームとも日頃の成果を十分に発揮し、初出場とは思えないほど闊達な質疑応答と鑑賞を見せてくれました。
彼女たちのみずみずしい俳句作品は、審査員から好評をいただき、本人たちは驚きながらも嬉しそうな表情を見せていました。
結果としては両会場のチームとも1勝2敗となり、残念ながら全国大会へ出場することは叶いませんでしたが、同好の士が切磋琢磨する環境から、多くのものを得たようです。
「来年度の俳句甲子園も出場し、全国大会を目指したいです。」と語る生徒たちは、学校に戻り早速、宮阪校長先生に学校公認団体立ち上げの申請を行いました。
生徒たちの今後の活躍から目が離せません。