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2025.06.12
中3 研究論文執筆向けた取り組み 前編
本校では探究学習の一環として、中学3年と高校2年で「研究論文」の執筆を行います。
今回は、中学3年生の論文執筆に向けた取り組みを2回に渡ってご紹介いたします。
中学3年生は、昨年度より論文執筆で最も重要な「テーマ決定」に向けての取り組みを行ってきました。
春休みには、各自が興味のあるテーマについて、問いの形式での「仮説文」の作成を行いました。
この日は、各クラスでこの仮説文の共有会を実施しました。
生徒たちは3〜4人のグループに分かれ、自分が作成した仮説文について、プレゼンテーションを行いました。
中にはオリジナルのスライドを作成し、自らの研究について熱く語る生徒もおり、発表後にはグループのメンバーから質問が飛び交うなど、どのクラスも共有会は大変な盛り上がりをみせました。
次回は、後編として、論文執筆に向けた各教科からのアドバイスの様子をお伝えいたします。
どうぞ、お楽しみに。
2025.06.11
高1 インターンシップの事前学習を行いました
本校では、各学年において、生徒たちの成長段階に応じたキャリア教育を実践しています。
自らの人生を設計していく力は、曖昧で不確実、不安定なこれからの時代を生き抜いていくための大切な力であると考えています。
高校1年では、毎年夏休みの期間を利用して、企業で職業体験を行うインターンシップに全員が参加します。
中学でのキャリア教育を経て、高校1年生となった生徒たちにとって、キャリア設計をしていく上で、かけがえのない経験となります。
そのインターンシップの事前学習が行われました。
中学生の頃の経験を振り返るワークや自分の性格や興味関心を級友たちと共有するワークを通して、他者が持つ視点を知ることができました。
インターン先の企業についても調査を行い、世の中には様々な企業があることや、社会は文系理系の垣根を超えて成り立っていることを生徒たちは実感することができたようです。
今回の事前学習は、キャリアや将来について考える第一歩となりました。
生徒たちが、インターンシップや夏休みの最終週で行う宿泊を伴うキャリア研修を経て、真剣に自身の将来について考えられるように、今後もキャリア教育に取り組んでいきます。
2025.06.10
書道部・写真部・文藝同好会の合同展示が行われました
本校では生徒の自治活動の大きな柱として、部活動・同好会活動が位置づけられています。
生徒たちは学業との両立を図りながら、活動に打ち込んでいます。
今回は文化部・文化系同好会から、書道部・写真部と文藝同好会の合同展示企画を紹介いたします。
普段より、身の周りにある何気ない風景の中にも物語を見出し、撮影を通じてそれを表現している写真部。
その写真部が撮影し、現像した写真に、書道部の生徒たちが毛筆で書いた「文字」を、文藝同好会の生徒たちが詩として表現した「ことば」を添えていきます。
公園に咲く紫陽花の様子を切り取った写真には、
「雫のフォルムに
当てられて、緑
鮮やかにひかる」
という詩が添えられていました。
映像とテクストが融合し、新たなジャンルの芸術として生み出された作品に、多くの生徒たちが足を止めて、真剣な眼差しで鑑賞をしていました。
生徒たちの意欲的な取り組みを今後もレポートしていきます。
2025.06.09
紫陽祭(合唱コンクール)が行われました
6月7日(土)、中学行事の「紫陽祭」が開催されました。
「紫陽祭」というタイトルには、小さい花が集まって大きな花をつくる紫陽花のように、ひとり一人が集まって大きな力を生み出したいという生徒たちの想いが込められています。
ひとり一人の歌声が重なり、素晴らしいハーモニーとなる合唱にふさわしい行事名です。
そして、今年のテーマは「繋ぐ」です。
このテーマには、クラスの仲間との繋がりを大切にし、皆で一体となれる紫陽祭にしたいという思いが込められています。
生徒たちは、「洗足学園が101年目を迎えるにあたって、新たな100年を踏み出す第一歩となる紫陽祭にしたい」という強い決意をもってこの日を迎えました。
これまで各クラスではグランプリを目指し、クラスで団結して練習を行い、当日に向けて努力を積み重ねてきました。
また、運営も実行委員長が中心となり、来場者の誘導、着座案内、司会進行、舞台裏進行等全てを生徒たちが行いました。
どのポジションにいる生徒たちも、全員が満面の笑顔で会場となる前田ホールで活躍をしていました。
各クラスの合唱は、単に声を合わせて歌うだけではなく、今自分たちの伝えたいことを歌声を通して表現していました。
中学1年生の初々しさ、中学2年生の向上心、中学3年生の情熱、どの学年、どのクラスの合唱にも特徴があり、それぞれのメッセージが伝わってくる歌声でした。
グランプリ、学年優秀賞、生徒賞に輝いたクラスも、惜しくも賞は逃したクラスも、「紫陽祭」への取り組みを通して、クラスの結束を強められたようでした。
そして、頼りになる高校生たちがいない中、見事に中学生だけでこの大舞台の運営を行った実行委員の生徒たちは、一回りも二回りも大きく成長していました。
生徒たちにとって挑戦の大切さを感じ、自立への大きな前進ができた1日となりました。
グランプリ 中学3年E組 自由曲「アイノカタチ」
中学3年優秀賞 中学3年B組 自由曲「Best Friend」
中学2年優秀賞 中学2年F組 自由曲「カイト」
中学1年優秀賞 中学1年B組 自由曲「ツバメ」
生徒賞 中学3年D組 自由曲「TOMORROW」
※生徒賞は、生徒による投票で選ばれる賞です。
2025.06.06
全学年対象の海外大学進学卒業生講演会が行われました
先日のNEWS&TOPICSでは、高校1年で行われた卒業生による海外大学説明会の様子を紹介いたしました。
本日は、本校の国際交流部門である「Gateway to the World」が主催し、中学1年から高校3年までの全学年の生徒・保護者を対象とした「海外大学進学卒業生講演会」をレポートいたします。
5月31日(土)、今春海外大学に合格し、秋より進学を予定している卒業生4名全員が舞台に登壇しました。
4名の卒業生の話を聴こうと、海外大学進学に興味のある生徒・保護者200名以上が会場の小講堂に集いました。
卒業生の進学予定大学は、Harvard University(アメリカ)、Brown University(アメリカ)、University College London(イギリス)、IE University(スペイン)と国・地域共に実に多彩です。
講演会は、Gateway to the Worldの責任者の中島春樹教諭によるファシリテートのもと、パネルディスカッション形式で進行しました。
自己紹介からスタートし、洗足学園での生活の振り返り、海外大学への志望の動機やプロセス、受験に向けた取り組み、自身の進学予定の大学の特徴、将来に向けた志など、その話は多岐に渡りました。
4名の話をメモを取りながら真剣な表情で聞いている生徒たちの姿が、大変印象的でした。
ディスカッション後の質疑応答では、参加者からの積極的な質問に、卒業生たちは丁寧に答えていました。
視野を広くし、あらゆる選択肢を持つことの大切さを卒業生は後輩たちに伝えてくれました。
限られた選択肢の中から選択を迫られるのではなく、幅広い選択肢から納得のいく生き方を選び取ることの大切さを学んだ時間となりました。
2025.06.05
中1 デジタルメディアとコミュニケーションの学習 後編
昨日に続いて、中学1年生たちが総合的な探究の時間で取り組んだ「デジタルメディアとコミュニケーションの学習」について紹介いたします。
後編の本日は、「コミュニケーションについて考える」学習をレポートいたします。
「ふわふわ言葉」「チクチク言葉」という表現を最近よく耳にします。
では、その感じ方は人によって同じでしょうか。
例えば、「真面目だね」「マイペースだね」「おとなしいね」という言葉は、聞く人や状況によってプラスにもマイナスにも捉えられます。
中1生たちは、具体的な言い方のロールプレイをしながら、「自分がされたくないことは相手にしない」だけではなく、「相手がどう思うか想像する」ことが大切だと確認していきました。
特にオンライン上では、このように相手を慮ることがより重要です。
「自分が送信したメッセージに相手の返事が直ぐに来ないこと」、「いつまでも応答が続いてしまうこと」など、何にストレスを感じるかは人によって異なります。
互いの違いを想像しながら、クラスメイトとだけではなく、多くの人とより良いコミュニケーションを取ることができるよう、中1生たちは学びを深めていました。
2025.06.04
中1 デジタルメディアとコミュニケーションの学習 前編
6月を迎え、中学1年生も次第に洗足学園での生活に慣れてきました。
これまで、休み時間などを利用して、担任との個人面談も実施されました。
学習習慣から友人関係に至るまで、担任と様々な話題でコミュニケーションをとっています。
その中で、度々話題に上るのが、「デジタルメディアとの向き合い方」です。
中学校に入ると、授業や家庭学習だけでなく、行事や委員会活動についての連絡も、オンラインで行うことがあります。
格段に活用頻度が増えるため、惰性で学習用デバイスに触れ続ける時間も生まれてしまうかもしれません。
先月の総合的な探究の時間の授業では、2週間に渡って、デジタルメディアとの上手な付き合い方や、コミュニケーションについてのワークショップを行いました。
普段の生活で、「自分はどんなタイミングでデジタルメディアに触れるだろうか?」「それはどんな用途で?」「自分の望んだ使い方だろうか?」などについて内省し、クラスメイトとディスカッションを行うことで、自分なりのルールやけじめについて考えていきました。
明日は、後編として「コミュニケーション」について考える取り組みを紹介いたします。
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