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2020.11.25

理科・社会の教科融合授業を行っています

本校では主体的・対話的で深い学びを行えるよう、授業で様々な取り組みを行っております
その一つが教科融合授業の実践です。
社会に横たわる事象や問題を教科・科目という垣根を越え、複数の教科を融合し複眼的な視点で見つめていきます。
今回は、中学2年で行っている「理科第2分野(生物・地学)」と「社会」の教科融合授業の様子をご紹介いたします。

教室では「水俣病」を取り上げ、理科の教員と社会の教員がティームティーチングの形式で融合授業を行っていました。
理科ではこれまでの授業で、公害が起こる仕組みを食物連鎖とそれに伴う生物濃縮の体験学習によって理解する取り組みを行ってきました。
一方、社会では、足尾銅山を例に公害が起こってしまう社会的背景やその繋がりを理解する授業を行ってきました。
この日は、「証言 水俣病」(栗原彬氏著、岩波新書)から抜粋した漁師で自身も水俣病を発病した緒方正人氏の手記「魂のゆくえ」を読み、緒方氏の思いを追っていくところから授業がスタートしました。
授業を担当した理科の中田先生と社会の飯田先生からの問いかけに、生徒たちが真剣な面持ちで答えている姿が大変印象的でした。

授業後半ではワークシートを使い、グループで話し合う時間が設けられました。
自分の意見を記入したワークシートに、メンバーからの意見を聞いて生まれた新たな考えを付箋に書いて貼っていきます。
他者の意見を聞き、自分の意見の幅を広げていく様子が次々貼られていく付箋からよくわかりました。

この教科融合授業において、生徒たちは理科の授業で学んだ「科学的根拠」に社会の授業で学んだ「社会との繋がりや背景」を加え、双方を理解した上で自らの意思を決定していきます。
「自らの意思決定が次の時代の社会や生態系を作り出していくという『責任』へと繋げていきたい」と本校で理科教育の責任者を務める理科主任の高島順子先生は語ります。

本校ではこれからも積極的にこれまで異なる分野とされてきた学びを融合し、複眼的な視点から事象を深く捉え、自らの意見を幅広く持てるよう授業を行っていきます。

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