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2021.10.15

中学講話を行いました

2学期中間考査最終日の本日、考査終了後に中学講話が行われました。
この日は霊南坂教会から主任牧師である後宮敬爾先生にお越しいただきました。
新型コロナウイルス感染予防として、中学1年生は大講堂で、中学2年生と3年生は教室で大講堂の講話のライブ中継を聴講することといたしました。

本校では宗教教育は行っておりませんが、年に1度創立者である前田若尾先生とゆかり深い霊南坂教会より牧師先生にお越しいただき、宗教のお話ではない講話をしていただいております。
本日の講話の主題は「他者とは隣人(となりびと)」です。

冒頭に「正義中毒という言葉を知っていますか?」と後宮先生は生徒たちに言葉を投げかけられました。
自分に正義があるかどうかより、相手を言い負かすことで感じる快感に支配されてしまっている状態を示す言葉であるということを、後宮先生はわかりやすく説明されていました。
この「正義中毒」がいじめの原因になってしまうこと、またSNSがその手段にもなり得ることに警鐘を鳴らされていました。
他者と傷つけあって生きることの虚しさを、生徒たちは後宮先生のお話から感じ取っていました。

「皆さんはどんな人間になりたいですか?」と語りかけた後宮先生。
「皆さんには『優れた人間』になってほしい。『優れる』の『優』は『優しい』の『優』です。」と言葉を続けられました。
人の憂いを自分の憂いにできること、人の痛みを自分の痛みにできること、そのような「優しい心」をもった人こそ、「優れた人」であることを後宮先生は述べられました。

後宮先生は、アフガニスタンでテロの犠牲になりお亡くなりになった医者の「中村哲さん」のお話をされました。
中村さんは33年間アフガニスタンの人々の生活を良くしていくため、力を尽くしました。
その中村さんがテロによりお亡くなりになったあと、そのご遺体と対面された中村さんのお嬢さんは、父が殺されたアフガニスタンの地をアフガニスタンの人々を恨み、憎むのではなく、父が生涯をかけたアフガニスタンに感謝する言葉を述べられました。

後宮先生は「自分を大切に思うように、他者を大切に思うことが、あなたを『優しく』します。他者とともに悩むことができる人になってください。」と語り講話を締めくくられました。
生徒たちはこの講話を通して、他者との関係を改めて見つめなおすことができました。
そして「他者を尊重し、他者を思いやる」ということの尊さを学びました。

今日の講話を通して、明日からの生活をより実りの多いものにしてほしいと思います。

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