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2022.06.28

高2生が国際哲学オリンピックに出場しました

2022国際哲学オリンピック選考会においてグランプリに輝いた高校2年T.Nさんが、「2022国際哲学オリンピック」に出場しました。

「国際哲学オリンピック」は、1993年に東ヨーロッパを中心とした各国の高校・大学の哲学教師が協力して始めた、高校生の哲学エッセイコンテストです。
国際哲学協会連盟の後援、ユネスコの協賛を受け、毎年5月に参加国を会場として開催されます。
本年度は、5月26日から29日の日程で、ポルトガルで開催されました。

初日の開会式を経て、翌日からプログラムがスタートしました。
エッセイライティングでは、4つの課題文が与えられ、4時間という時間をかけてエッセイを執筆しました。
Tさんは、「集団的責任がどのように問われるか」についての文章を読んだ上で解釈し、自分なりの問いを立て、論を組み立てて「社会」と「個人」との関係を論じました。
世界より集った精鋭たちを前に焦る気持ちもありましたが、現代の問題例を冷静に分析し、それに疑問を投げかけながら、試行錯誤を繰り返し、エッセイを作成していきました。

2日目の午後と3日目の午前には、世界的な哲学者であるA. C. グレイリング氏、スティーヴン・ロー氏による「Identity & Person」をテーマにした講演会に参加しました。
講演の中では「機械は考えることができるようになるのか?」といった論題に、参加者から質問が相次ぎ、活発なやり取りが行われました。

今回の「国際哲学オリンピック」に参加して、エッセイライティングや講演会といったプログラムから得られたことも多くありましたが、世界からの参加者との交流で得られた学びが、自分にとってかけがえのないものであったとTさんは語ります。
お互いを認め合う姿勢を学び、日本の常識が世界からどのように見られているのかを理解し、日本人としてのアイデンティティーを自覚した上で世界市民としての考え方を得られたTさん。
これからも「哲学対話」を大切にしていきたいと力強く述べてくれました。

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