Basic Policy

教育方針

5

学力育成目標とシステム

Scholastic Development & System

1
俯瞰して捉えられる力、
知識を柔軟に活用できる力の養成を

 国際化の進展に伴い産業構造の変化が継続的に進んでいく今、人材に対するニーズも変わりつつあります。変革の進む社会状況の中で人材に求められている資質は、幅広い教養を土台とした柔軟な知恵と発想力です。複雑に絡み合う現象を俯瞰して眺め、問題点の中核を的確に捉え、蓄えた知識を柔軟に活用しながら解決策を見出していく、冷静で柔軟な思考力が求められてきています。洗足が育てようとしているのは、まさにそのようなしなやかで創造性に富んだ知力で、それが女性の更なる可能性を拓く鍵になるものと考えています。
 このような活性化された知力は、欧米の一流大学への入学と入学後の学びにおいて特に必要とされているもので、東京大学等の難関大学・学部合格の要因分析の中でも、海外と共通する明らかな力として確認されてきています。
 ここで私たちの考える「知」の構造を簡単に説明すると、それは三層からなるピラミッドとして描き出すことができます。まずその第一層は「知の質と量」。どれだけ幅広い教養や情報を身につけたか、どれだけ深い理解のもとに積み上げてきたかによって、ピラミッドの大きさと強さが決まってくることになります。その土台の上に「知の連鎖・統合」という第二の層が構成されることになります。これは、身につけた知識と教養を目的に応じて繋ぎ合わせていく思考という力を表しています。最後の第三層は「知の創造」となります。身につけた知識と教養と思考する力によって、新たな価値を生み出していく力を表しています。つまり私たちは、この「知力」を創り上げていくために学力育成を行っているわけです。

2
文・理に跨る広い知識の養成と、
知の「習得」と「活用・発揮」を
同時並行的、多面的に実現していくことにより、
柔軟で深い知力を養成していきます

 このような知力は、分野という枠組みに拘泥しない幅広い学習によって培われていきます。同時に、知識を発揮・活用する訓練によって熟成されていきます。洗足では、入学者の能力上昇に伴い、これまで段階的に行ってきた知の「習得」と「活用・発揮」を、同時並行的に進めていくことを試みています。
 具体的には、まず一つ目に、幅広い教養のための6年間の5教科必修体制をさらに推し進め、高校3年までの数学必修体制を導入していること。二つ目には、各教科の授業を教科の枠を超えた思索と討議、発言の機会に変えていくことです。
 さらに、現在「他流試合」と称して取り入れている模擬国連や次世代リーダー養成塾等の学外交流活動を、全員の体験となるようさらに普遍化していくことにより、「知の創造」までを自然に行える柔軟で深い「知力」を養成していきたいと考えています。

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